平成26年5月13日(火)

May 13. 2014 かごしまんまだより

【鼻血論争】
人気漫画の、原発事故により鼻血が多発している、という表現で日本中に論争が起きています。政府官邸からも被曝が原因で鼻血が多発しているとは考えられない、というツイートされるほどです。
2011年夏の私の周囲の事実を申し上げますと、私はその頃千葉県印西市に住んでいました。上の子(現在8歳)は副鼻腔炎でよく鼻血を出す子で、現在も鼻血をたまに出します。でもその年が一番頻度が多かったです。下の子(現在4歳)はその年に鼻血を2回くらい出しました。後にも先にも下の子が鼻血を出したのはそれだけです。
そして、印西市のあるスイミングスクールではお母さん方が「うちの子、鼻血をよく出すのよ、しかもものすごい量なの!」「えっ?うちもーっ。なんか鼻血多いわよね、暑いのかしら、今年は」という会話を聞いたことがあります。そのお母さんたちは笑って話していました。放射能を気にしている様子はありませんでした。
自由であるはずの一出版物の表現に、政府や自治体が反応することは異常なことであると思います。仮に誤った表現だったとしても、いくらでもそういう表現は他にたくさんあるはずなのにこの件だけこんなにも国や自治体が反応することが、異常であると思うのです。

【九州産・鹿児島県産という表記が増えてきたこと】
丸美屋さんの国産納豆の左側に「九州産大豆100%使用」という表記がされるようになったのをはじめ、野菜や商品に「九州産」や「鹿児島県産」という表記が増えてきました。今はそれがブランドである、ということに九州鹿児島の生産者やメーカーの多くがようやく気づき始めつつあります。国民の多くが原発事故や放射能に関心が無いように、九州の生産者やメーカーも関心がなく、「国産」ということがブランドであると思っているところが現在も多いです。しかし私達がメーカーにお問い合わせをしたり、要望を伝えたりすることによって少しづつ変わってきたのだと思います。嬉しいですね。
先日も携帯が鳴り、「山下さん、パッケージに印刷しようと思うのだけれど、九州産、鹿児島県産、鹿児島、の3つの中でどれがいいかな?」と、とある会社の社長に聞かれました。私は「迷わず、鹿児島県産、です!」とお答えしました。社長は「そう!ありがとう!」と嬉しそうでした。私もすごく嬉しくなりました。かごしまんまをやってきてよかったな、と本当に思いました。

【6月から週3回発送に・送料と運送会社は現時点では未定】
鹿児島の夏の暑さは過酷で、ほとんどの露地栽培の葉物野菜が暑さで育たず収穫できません。かごしまんまの対策としましては、夏期の葉物不足には旭信興産さんにご協力を仰ぎ、リーフレタス・フリフリリーフ・エレガンスリーフのいずれかを野菜セットに毎回入れるようにします。
また、野菜全体の供給量も夏期は減る為、各回の受注量を減らし、より質の良い野菜セットをご提供できるよう、現在の火曜日金曜日発送を、6月からは火曜日水曜日金曜日発送にします。
詳しくはHPのカレンダーをご参照ください。
4月からの消費税増税に伴い、ヤマト運輸をはじめ運送会社各社で大幅な値上がりがありました。お客様にできるだけご負担がないよう、現在も鋭意検討中です。当初はヤマト運輸の値上げに伴い、ゆうパックに変更する方向で検討しておりましたが、鹿屋集配センターにはかごしまんまの段ボール全てを収納できる大型冷蔵庫がないことがわかり、チャーター便で鹿児島の拠点まで運ばねばいけないことがわかりました。チャーター便を使うとかなり金額が上がるので現在はゆうパックは断念しなければならない状況です。
また、段ボールの大きさを工夫したりすることも検討し、なんとか値上げしないでできる方法がないか模索中です。どうぞこれからもよろしくお願いします。

Edit by 山下 理江