【5月14日熊本大地震支援活動報告】
益城町で重機を扱うベテランボランティアさんが集合する『木山サテライト』関係者の方から連絡がありました。「安価な土嚢(どのう)袋で瓦礫を入れたり屋根のブルーシートをとめたりしていたのだが、2週間を過ぎて破れてきてしまった。これからもっと日差しや雨が強くなる時期なので『UVブラック土嚢袋』という耐久性の高い土嚢袋が至急数百枚必要とされています」
さっそくUVブラック土嚢袋を800枚注文し木山サテライトへ発送しました。
支援活動していて実感するのは、日々刻々と被災地のニーズは変化する、ということです。一般的に言われている「水、紙皿、コップ、紙おむつ・・・」等は既に被災地の公的機関に山ほどのストックがあって吐ききれない状況です。ベテランボランティアさんのお話によると「今後は仮設住宅の建設やその入居が始まるので、その時に新たなニーズが出てくる」とのことです。さすがです。まだまだ長期的な支援をしていこうと思います。
【巨大噴火というトークイベントに行きました】
早川由紀夫センセ、小山真人センセ、伊藤英之センセ、井村隆介センセという、火山学大好きファンにはたまらない豪華トークイベントに行ってきました。巨大噴火とは、阿蘇カルデラのように直径数十kmもの大きなお皿のような穴ができる壊滅的な噴火のことです。普通の噴火と違って、もし九州で巨大噴火が起これば九州の大半の人が死亡し、日本中に数mから数十cm降灰し、最悪北半球の気候や環境に影響を及ぼすと言われています。このような巨大噴火は地球全体の頻度としては1万年から3万年に1度程度といわれています。この頻度は日本で交通事故で死亡する確率(交通事故死は1万人から3万人に1人)と同等とのこと。この数字が低いか高いかは各自の主観によるとは思いますが、カルデラのデパートである九州でカルデラ噴火が起これば鹿児島県民・宮崎県民は迷わず全員即死亡です。「家族もろとも全員死亡だから川内原発のことなんてどうでもいいんじゃないの?死んだあとだし。」と早川センセは仰ってました(笑)が、「そうなる前にやはり私達鹿児島県人としては川内原発はなんとしても止めたいですね」と井村センセは仰ってました。
また、「巨大噴火ではなくとも普通の噴火レベルでも火砕流は気をつけなくてはいけない。浅間山の過去の噴火を見てみるとみな軽く1時間で12km離れた土地を火砕流が飲み込んでいる。12kmというと桜島から対岸の鹿児島市内まで軽く到達する。火砕流は海の上が好きだから沈むのではなく海の上を猛スピードで走ってくるから鹿児島市内も対岸の火事ではいられない。とにかく山が噴火したら火砕流から必死になって即逃げること。でも鹿児島市が出しているハザードマップは鹿児島市にまで火砕流が到達することを念頭に入れていない。」とも。
情報はやはり受け身で取るだけでなく自分から能動的に調べて取りに行かないといけないな、と強く思いました。そんな鹿児島ではもうすぐ知事選。反原発運動の中心人物も立候補です。またがんばらねば、ですね。
【6月から水曜発送の廃止、新ホームページ・新システムに変更になります】
注文しやすく、追加変更しやすく、わかりやすいシステムに6月に移行予定です。新システムに移行する際、パスワードの設定し直しなどお願いすると思います。また業務効率化の見直しにより、6月から水曜日発送は基本的に廃止になります。どうぞよろしくお願いします。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。