平成28年9月23日

Sep 22. 2016 かごしまんまだより

【台風の爪あと】
いやあ今回の台風16号はすごかったです。雨戸を閉めて寝たのですが、停電になって雨戸に何か大きなものが何度もたたきつけられている音がしてとても怖くて眠れなかったです。朝起きて外に出るとそこらじゅうにトタン屋根や大きなものが落ちていて、ガラスが割れた車や倒木、切れた電線など悲惨な光景が広がっていました。
井之上養豚さんのゴーヤ棚は総崩れし、ぐるめ畑さんやサンフィールズさんの畑やビニールハウスは全滅状態。吉田自然農園さんの野菜も全滅し、山道は土砂崩れで車両通行不能になり、1.5kmの道を吉田さんが徒歩で汗びっしょりになって野菜を担いでかごしまんま号に載せました。
朝になっても新村畜産さんとかごしまんまの地域の停電が復旧せず、プレハブ冷蔵庫が動かないので、野菜や食材の品質との戦いが始まりました。停電から復旧が早かったぐるめ畑さんのプレハブ冷蔵庫に間借りすることができ、かごしまんまの食材は全て移せました。停電は21日に日付が変わっても続き、かごしまんまの地域はようやく夜中に復旧し、発送作業にギリギリ間にあいました。しかし新村畜産さんの地域がまだ停電中で、冷蔵庫も真空機も使えないので、本当に残念で悔しいですが新村畜産の肉類の納入は断念することになりました。
せっかくご注文して楽しみにされていたところ、用意できないものが多くて本当にすみません。
【冷凍食品企画中】(再掲です)
以前から「お弁当に使える冷凍食品を商品化して欲しい」という声を頂いておりましたが、この秋冬に冷凍設備をつくれることが決定しました。冷凍食品の商品化を大検討中の今日この頃です。
そこでなかなか悩ましい壁にぶち当たっております。それは、商品化するには主に以下の2通りがあります。
①【市販品】もともとある市販品の中から主原料が九州産である冷凍食品をピックアップし商品化する
長所・・・既に商品化して大量生産しているので安価である
短所・・・原材料全てが九州産ではなく、添加物や遺伝子組み換え由来材料も多く入りモヤモヤ感がある
②【PB商品】冷凍食品メーカーにかごしまんまオリジナル商品(PB商品)を企画製造してもらって商品化する
長所・・・原料のほとんどを安心材料で揃えられ、添加物等を極力避けることができる
短所・・・PB商品なので原価が高い・生産ロット数の定めがあるため在庫を多く抱えねばならない
このどちらを主力商品化していくべきものか非常に悩んでいます。
大きな悩みは、①の方が安くて簡単に商品化できるが原材料欄を見るとモヤッと感があること。②だと安心だが日常食材としては価格が高すぎるのではないか、ということ。
また、宅配便で配送する際には冷蔵品と冷凍品は保管温度帯が違うので、箱を分けて別々に送料がかかります。
ですから冷凍食材を販売スタートするには豊富な商品ラインナップを揃えておかないと、お客さんが送料かけて買えません。みんなのお弁当作りを楽にしたい、というモチベーションを掲げての冷凍食品プロジェクトですが、なかなか悩んでおります。
みなさんは①と②、どちらが欲しいですか?もしくは①と②両方を商品化した方がいいでしょうか?
よろしければご注文時のご要望欄等にメッセージを頂ければ幸いです。ご意見やアイデアをお待ちしております。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江