平成29年1月17日20日

Jan 16. 2017 かごしまんまだより

【野菜セットが冬らしく重く充実してまいりました】
いやあ、ここ数日は本当に寒いですね。鹿児島でも朝は氷点下で霜が降りています。でも台風16号と天候不順そして暖冬の影響でずーっと不作・高騰が続いていた鹿児島野菜が、やっとここ数日グッと気温が下がったのでググーンと育ってくれて、野菜セットに今季初の白菜をお入れすることができました。
暖冬は私たち人間には過ごしやすいですが、冬野菜には大打撃だったのでホッと一息です。しかし嬉しい悲鳴!冬野菜の時期は、段ボール箱に詰めるのが大変!野菜が大きくて重いので梱包泣かせです。
「白菜め、この野郎ぅ・・・」とちょっぴり思いながら奮闘して詰めていってます。
寒いこの時期はあったかい鍋で白菜や大根やニンジンやネギをハフハフしながら食べたくなりますね。これは私達の本能が旬の野菜の栄養で身体を温めて体調を整えて免疫力を高めたいと欲しているからです。自然の力は本当に不思議で、冬野菜は身体を温めるものが多いです。また冬は風邪になりやすい時期ですが、風邪に効く金柑やミカンなどの柑橘類が収穫期なのも、自然の偉大さと不思議を感じますね。
スーパーには季節や産地を問わず色々な野菜が並び、現代人の私達は旬を忘れてメニューを決めてから野菜を選んでしまいがちです。今は旬ではない野菜も時期をずらして栽培して収穫できるようになりましたが、それは農薬のおかげです。旬をずらした野菜は気温や虫や細菌に弱くて農薬を多く使用しないと綺麗な野菜にはならず売り物になりません。例えば白菜やキャベツは暖かい時期に作ると虫が元気よく食べますし日光と暖かい気温のため葉が黄色く焼けたり溶けやすくなったりします。適切な時期でないので野菜も疲労するのか栄養価も低いことが多いです。『旬の野菜が身体に良い』には実に多くの理由があるのです。
そして本来の自然な野菜の食べ方は、『旬の野菜を食べ続けること』です。でも既に『野菜の旬』も知らない人が多い現代。実はこのことが現代人の抵抗力が弱く病気が増えている原因の一つではないかと推測しています。それは、旬の野菜セットを食べ続けているお客さんから「医者に行く回数が激減した」という声が多いからです。私も母子でそう実感しています。以前はぜんそくや皮膚疾患や風邪などでお医者さんにしょっちゅう行っていました。しかし年々私も子供達もお医者さんに行く回数が減ってきています。
冬野菜は身体を温め、春野菜は老廃物を排出するデトックス効果が高く、夏野菜は身体を冷やしてくれたりミネラルや水分補給をしてくれたりゴーヤ等の苦みの中に夏バテ防止成分があります。秋は芋などのでんぷん質が多い野菜で冬に向かってエネルギーを蓄えます。旬の野菜はその季節の人間の体調を整える役割をしてくれているのですよね。自然の力って本当に凄いな、と日々実感します。
かごしまんまの野菜は無農薬・減農薬栽培が多く、硝酸態窒素を低くする(化学肥料不使用が多い)栽培をしているので、より身体に安全でエグミや苦みも少なく身体の調子を整えてくれます。そして多くの野菜がかごしまんま周辺の栽培なので、超新鮮で野菜の力や栄養がスゴイままお届けできるのです。これからも自然の神様に感謝しながら旬の身体が喜ぶ野菜をお届けしてまいります。
『旬の野菜からメニューを決める食生活』をどうぞ楽しんでいってくださいネ。
かごしまんまでの買い物が楽しく、届いた野菜や食材はいつもワクワクするようなものであり続けるように。
おうちごはんが幸せなものになるように。冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。
どうぞ同じ空の下、今年も明るく前向きに一緒に色々な防御を頑張ってまいりましょう。

Edit by 山下 理江