【旬の収穫物は神様からのギフトです】
先週は全国的に降雪でびっくりしました。菜の花がちらほら咲いているここ鹿屋市も雪がちらつきました。
とっても寒かったですね。みなさん体調、崩したりしていませんでしょうか。
母なる地球がつくりあげた大自然の恵みは本当によくできていて、この時期は喉に良いと言われる金柑や、体を温めて免疫機能を上げる新しょうがの収穫期です。旬に収穫される野菜や果物は、その季節の人間の身体が欲しがる栄養や成分が含まれるものが多いのは本当にスゴイ事です。神様からのギフトですね。
というわけで、今週のオマケは金柑です。この金柑は皮ごとまるかじりできます。皮まるごと食べて口の中で種とヘタだけ取ってください。爽やかな香りと甘さと酸味が、風邪やインフルエンザを吹き飛ばしてくれます。また、金柑は金運をもたらすとして昔からおせち料理にも使われる縁起物です。ぜひ受験のお供としてお弁当のデザートに持たせてあげてください。合格します!!笑。金柑の収穫期は来週いっぱいくらいで終了なのでご注文はまた来年のおたのしみとして、どうぞ旬の味を楽しんでくださいネ。
野菜セットに入っている新しょうがも、この時期の体調維持や免疫力UPに大活躍の野菜です。すりおろしてあったかい飲み物や汁物に混ぜると本当にポッカポカ。身体を芯から温めますよ。農薬使用は鹿児島県慣行栽培比8割減(つまりほとんど使用していません。8割減の場合、だいたいが植え付け時に1回程度です)です。どうぞ皮ごと召し上がって下さい。
先日、小さな新ジャガで福島の郷土料理『芋かんぷら』を作って食べました。これは皮ごと揚げ焼きして甘い味噌に絡めて食べるのですが、皮の美味しさったら!絶品でした。人間の舌は、欲しい栄養を「美味しい!」と知覚します。根菜類の皮って実は栄養や旨味のかたまりです。普段は皮をピーラーで剥いてしまうところですが、減農薬のものはよく洗ってぜひ皮ごと食べてみてください。美味しいなあ!って思いますよ~。かごしまんまの野菜セットの野菜はほとんどが減農薬・無農薬栽培です。ぜひ皮ごとまるごと召し上がって下さい。
ほとんどの皆さんは、かごしまんまのご利用は放射能防御がきっかけだと思います。実は私自身もかごしまんまを立ち上げたのは放射能防御です。しかし鹿児島に来て旬の野菜しか食べなくなり、色々な本を読んだり生産者さんから知識を教えてもらったりしてからは、人間の真の健康維持に必要なのは、放射能防御だけでなく『なるべく自然の状態で生きること』だと実感するようになりました。ここ数年の病気の増加や体調不良の増加は放射能だけに結び付けている方が多いですね(逆に放射能の影響を全く無視する方の考えも賛同できません)。しかしながら戦後爆発的に増加傾向にある癌やアレルギーや免疫疾患系の増加は放射能だけでは説明できないような気がするのです。このお話は来週のまんまだよりで詳しく掘り下げますが、簡単に言いますと『昔の自然な生活に戻る』ことが健康を取り戻す鍵のような気がするのです。例えば食生活では『旬そしてなるべく減農薬の野菜を丸ごと食べ続ける』ことです。戦後は公衆衛生の向上や過剰な除菌殺菌のおかげで人間の腸内に必要な常在菌まで激減しました。旬に関係なく大都会の需要を満たすため、タネから農薬漬けのキレイな野菜が多くなり、なんでも皮をむいて食べるようになりました。でも旬の野菜をまるごと食べるとなんだか身体が喜ぶのを感じるのはなぜだろう?と調べてみると、旬の野菜の栄養や成分が、その季節の人間の身体に必要な成分と一致することが多いのです。旬ではない大量生産の野菜や果物は農薬が多用されることが多いです。それを食べ続けるより不自由さを感じながらも旬の減・無農薬野菜を食べ続ける方が医者いらずになっていくのは自明の理です。
平成29年2月17日
Edit by 山下 理江