【千葉出張報告その2 市場調査】
3月7日の仕事終了後そのまま成田行きの飛行機に乗り、8日は幕張メッセで行われたFOODEX JAPAN 2017国際食品・飲料展に行ってきました。9日は千葉のスーパーめぐりをしました。千葉では西のどんなものが売られているのか。もしくはどんなものがないのか。市場調査です。千葉市、佐倉市、四街道市などの代表的なスーパーへ行きました。久しぶりに見た千葉のスーパーは意外に西のものがけっこうありました。例えば熊本産トマト、きんかんやたんかん・デコポンは宮崎県産、佐賀県産や福岡産のイチゴ、西日本産の小松菜や水菜、鹿児島県産のさつま芋などです。鹿児島県産のグリーンピースやスナップエンドウは、こちら鹿児島よりも豊富でした(笑)。推測するに、これは夏秋に鹿児島からオクラを納入する分が冬春はスナップエンドウに代替しているのでしょう。もやしなどの足が早い野菜や大根や白菜・キャベツなどの大型野菜は地元産のものが多かったように思えます。
九州産原料の食材もけっこうありました。しかしお店が普通の(?)人の感覚なので、せっかく主原料が西日本原料を使っていても、その他原料の産地が不明だったり製造地が西日本ではなかったりしているものも多かったです。例えば「佐賀県産もち米100%使用の切り餅」であっても、製造工場が西日本ではなかったりします。実は西日本では丸餅が主流で、切り餅ができる機械は西日本になかったりするので、メーカー所在地が西日本であっても製造工場所在地は違うことがあります。またせっかく九州産小麦粉を使っていても乳製品が「国産」なホットケーキ粉や、「九州産白菜のキムチ」の白菜以外の原料産地が不明だったり、同じく鹿児島黒豚餃子の野菜が「国産」だったり・・・。お店の人がもっと「ホ」だったらいいのになあ、と思いました。
少ないですが九州産の乳製品や大豆商品が店頭にあったり高千穂牧場ヨーグルトドリンクや高千穂コーヒーがコンビニにあったりと、嬉しいこともありました。
全体的な印象は、けっこう九州産があるなあ、ということ。たしかに九州産の無塩せきウインナー・ハム・ベーコンはなかったけれど、野菜やその他は西日本産のものがありました。それでもかごしまんまのお客さんがかごしまんまで野菜や食材を買い続けてくれる理由は何だろう?とふと思ってしまうくらい西日本産は多くありました。なかなか答えは出ませんでしたので、かごしまんまを立ち上げようと思った頃を思い返してみました。6年前の今頃、私も千葉に住んでいて311以降は、スーパーをはしごしたり、生協系の宅配のカタログから商品を探す時間が長くなりがちだったりでとても苦痛な毎日を過ごしていました。周囲はみんななんにも気にしていなくて話せる人がいなくて孤独でした。買い物に行くたびに「自分だけ何やっているんだろう」と涙が出ました。
それで、同じ思いを抱えている人が安心して楽しく買い物ができるような店を立ち上げようと思いました。
ああ、それももう5年以上も前のことなんだな・・・としばし当時に記憶がタイムスリップしてしまいました。
設立した当初は不安だらけでしたが、多くの人から応援され、かごしまんまを続けることができています。本当に本当にありがたいことです。感謝感謝です。
みなさんがかごしまんまを利用してくださっている理由は何でしょうか?すみません、もしよろしければ、ご注文時のメッセージやメールなどで教えてくださいますでしょうか。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。