2017 September

平成29年9月29日

Sep 28. 2017 かごしまんまだより

【運動会の秋ですね】
もう終わりだろう、もう終わりだろうと毎週言われていたゴーヤとオクラがとうとう終わりました。台風の影響と端境期で野菜の種類も数も少なく、全体的に野菜が高値傾向にあり、野菜セットの中身が苦戦しています・・・・。
キャベツや大根や人参などの秋冬野菜が早く出てこないかな~、と恋しくなりますね。
鹿児島は24日が運動会のところが多かったのですが、雨でトレーナーを着ても寒いくらいでした。
こちらの運動会は、お昼に仕出し弁当を頼む人が多いです。仕出し屋さんがお昼前に各学校まで配達に来て、予約していた保護者が受け取る、そんな光景がたくさん見られます。赤いウインナーや唐揚げ、鮭の塩焼きや煮物やフライドポテトなどバラエティに富んだおかずとおにぎりがたくさん入った仕出し弁当です。添加物や産地はもちろんどなたも気にしていません。運動会は仕出し弁当を頼んで親戚や親しい友人みんなで囲んでワイワイ食べるスタイルが多いです。そういう土地柄ですから、私のような考え方の人は変人としか見られていません。色々な場面で悲しい思いをするのが嫌で、普段から親戚づきあいはあいさつ程度に努め、ママ友もあえてつくらないようにしています。かごしまんまの野菜や食材をおすそ分けするときだけは、(この人も食の安全に関心を持ってほしいな)という願いを込めながら「これは減農薬・無添加で美味しくて安心なんですよ」と一言添えながらお渡ししています。
運動会では各自治会のテントがあって、そこで観戦したりお弁当を食べたりすることができるのですが、地域の人とのジュースやお菓子・おかず交換なども自然発生します。それらをお断りするわけにもいかないので我が家は毎年個人テントを張って、我が家だけで観戦し、かごしまんま食材たっぷりのおババお手製弁当を食べます。
ご近所さん同士、親戚同士、お友達同士がとても仲が良いこの土地柄で、最初はそういうのをちょっと子供たちがかわいそうに思ったりもしましたが、慣れると子供も大人もむしろ精神的に解放されているのを感じます。
ごはんを食べ終わったらまたお友達と仲よく遊べばいい、と子供たちも思っていてくれているようです。
『みんなと一緒』『みんな仲良く』という観念からちょっと頑張って離れてみると、モヤモヤや息苦しさから解放されるような、そんな気がします。反対に、『みんなとちょっと違う人』を尊重する、ということも常に子供たちに教えていきたいなと思います。『みんなと同じじゃなくていいんだよ』と常にメッセージしていければな、と思います。
日本では所得における税金等の占める割合が年々どんどん上がっています。これから世界でも類を見ない少子高齢化社会に突入するので、ますます税金や年金や健康保険が上がっていくことでしょう。癌など生活習慣病が年々増加傾向にあるのにかかわらず、可処分所得が減る一方では、ますます放射能や添加物や農薬を気にかけられる人がいなくなっていくことでしょう。
さらに日本人の気質として、自分がしていないこと・していることを他人にも同調圧力で強要する傾向があります。『あなた気にしすぎよ。みんな気にしていないわよ』はその典型例だと思います。「みんな○○よ」は呪いの言葉です(笑)。
『私は私、あなたはあなた。お互いの考えを尊重しよう』になぜならないのでしょう。
日本は息苦しいですね・・・。そんなことをボーッと考えてしまった雨の運動会でした。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年9月22日

Sep 21. 2017 かごしまんまだより

【台風の被害はそれほどありませんでした】
皆さん、台風のご心配をお寄せくださり本当にありがとうございます。きゅうりやオクラなどの露地栽培ものがかなりダメージを受けましたが、鹿屋市周辺はそれほど被害がないようでした。井之上さんのヘチマ棚も今回は無事で、ようやく花を咲かせ始めたようです。

【違う世界に生きている②】
安倍総理が解散を検討しているとのこと。「仕事人内閣」といいながら1ヶ月もしないうちに仕事放棄とは、国民を馬鹿にするにもほどがありますね。森友・加計学園などの説明責任を一切果たさないまま、籠池夫妻だけ逮捕。選挙戦に都合が悪い人物を次々と消していっているのではないか、そんな疑念もよぎってしまいます。
TVしかみない大多数の人々。きっと見えるものも考えることも違う世界に生きているのでしょう。
これからどんどん少子高齢化が進み、2024年には人口の一番多い団塊世代(1947年~1949年生まれ)が75歳の高齢者になり、国民の6人に1人が75歳以上、3人に1人が65歳以上の時代へ突入します。毎年の死亡者数は150万人を超え、出生数の2倍になると予想されています。これは人類史上、経験したことのない「超・高齢化社会」の出現であります(『未来の年表』(講談社現代新書・河合雅司著より)。高齢者を若い世代が支える年金制度が破たんするのは明らかです。それどころか、低年金・無年金者の生活保障や高齢者住宅・高齢者医療・介護費用・・・納税人口が激減していく中でどうやりくりしていくのでしょうか。
出生率が下がるということは、労働力人口も下がるということです。人材不足で仕事が有り余る時代。キツイ・キタナイ・キケンの3K仕事は担い手がいなくなります。農業もその一つ。後継者不足で食料自給率は下がり、首都圏などの人口が多いところへ供給される野菜や畜産物は、人材不足を補うためにますます薬剤漬になっていき、輸入物が増えるでしょう。安全な農産物を大量生産・供給するのは無理な話です。
水道もすでに赤信号です。原則として各自治体が水道を運営していますが、利用者が減る一方で更新費用がかさみ、収支の悪化が目立ち始めています。日本政策銀行の「水道事業の将来予測と経営改革」(2017年)によれば、管路の年間更新率は2014年時点で0.76%にすぎず、全てを更新するのに約130年かかり、耐震化も含めれば今後の維持・更新のための投資額は膨大になるといいます。給水人口は2010年をピークに減少に転じており、節水型家電の普及で1人あたりの水使用量も減っています。このため、ほとんどの水道事業者が水道料金の値上げをしない限り、毎年収入が減っていく構造です。しかも全国の水道事業者の有利子負債は2014年度末で7兆9000億円と料金収入の約3倍にまで膨らんでいます。経常利益を確保するなら2021年度から毎年2%の値上げをしていき、2046年度には2014年度比でなんと60%以上の値上げになるという試算も出ています(『未来の年表』より)。このままでは赤字が膨らむばかりで設備の耐用年数を越えても使わざるを得なくなってしまう水道の水は、安心安全ではなくなって「かろうじて飲める」程度になってしまうことでしょう。水道だけではなく道路、ダム、公的設備の全てが耐用年数を超えても原発のように使用し続けざるを得ない現実がもう始まっています。
高齢者が増え、労働力人口が激減し、税収が少なくなっていく日本の未来をきちんと見据えてくれる人に1票を投じていかなければ、私たちの日本は沈没していくことでしょう。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年9月15日

Sep 14. 2017 かごしまんまだより

【違う世界に生きている】
先日、北朝鮮からのミサイル発射により各地でJアラートが作動したり避難訓練が行われたりしました。でもツイッターなどのSNSからの情報によりますと、日本の上空を飛んだといっても成層圏を越えた宇宙ステーションよりはるか上だったとのこと。Jアラートは果たして必要だったのでしょうか。しかも事前に国連や政府はミサイル発射を知っていたとか。なぜそれをJアラートよりも前に私たち国民に発表しなかったのでしょう?しかもJアラートが鳴ってなにか行動や生活に変化があったのでしょうか?全国のお店も会社も学校も平常運転でした。そもそも北朝鮮のミサイル発射は今までもずーっとやってきたことです。
変わってきたのは日本の雰囲気。アメリカと北朝鮮がいつ戦争を始めるかわからない。日本も・・・という戦前の雰囲気が少しずつ少しずつ形成されていっています。憲法改正、強行採決、公文書破棄・・・政治の世界で起こっていることの多くが第二次世界大戦前の政治と酷似しています。
でも周囲を見渡せば皆なんとなく自民党寄りでそんな危機感をだーれも持っていません。「ミサイル飛んで怖いわね~」という井戸端会議が聞こえても、宇宙ステーションより上を通過していただなんて誰も知りません。
食材に関しても同じです。
「産地が・・・農薬が・・・添加物が・・・」と人に話すと笑われます。「そんなとこまでこだわるの」と。
理由を話せば話すほど「変な人」扱いです。「みんな食べているし、国の基準値内なんでしょ」と言われます。メーカーさんや生産者さんに商品の原料を聞くときも「そこまで聞くの?」「そこまで載せるの?」と嫌がられることもしばしば。添加物が入ってない商品の成分が分離したり固まったりしてお客さんからメーカーさんに直接クレームが行った時には、メーカーさんから連絡が来て、添加物が入っている商品のほうを勧められたり取引自体の停止をにおわされたりすることもありました。
これはもう、同じ国、同じ環境、同じ時間に生きていても、『違う世界に生きている』のだと思います。見えているもの、感じているもの、得ている情報、考えていること・・・全てがまるで違う世界に生きているのです。
国や公的な団体が出す数値データを見ればはっきりわかるのに、TVの情報だけで調べないまま「皆も○○しているから大丈夫」と同調圧力の自己暗示をかけているように思えます。
戦後の死因別データの推移や出生数や出生率や介護保険料や健康保険や税金や年金や電気料金などの推移・・・どれを見ても「どうしてこんな国になっちゃったんだろう」としか思えない数値なのに大多数の人々は無関心。何一つ解決策のない原発は再稼動して輸出して責任は全て私たちの税金で負う。違う世界に生きているのです。
こんな日本で生き抜くには、自衛しかないと思っています。食べ物、飲み物、病気にならない工夫、老後、戦争や原発事故が再びおきたときにどう行動するか・・・。TVやラジオや新聞からは、国やスポンサーに都合いいことしか情報が得られません。SNSだけではなくきちんと公的データや海外のデータや情報も自分から拾いに行かないといけないと思います。
2011年の3月。枝野官房長官の「ただちに健康に被害を及ぼさない」「メルトダウンしていない」という発言を鵜呑みにして、親子で雨の中ピアノレッスンに行った日のことを今もずっと後悔しています。まだ千葉に住んでいて、関東にプルームが来た3月15日でした。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成29年9月8日

Sep 7. 2017 かごしまんまだより

【冷凍餃子・焼売について】
冷凍送料のご負担があるにもかかわらず多くのご注文を頂き、ありがたい思いでいっぱいです。無添加ゆえ賞味期限が製造から90日※と短いものなので売れ残りが出る覚悟もありましたが、おかげさまで1回目製造分は完売いたしました(※冷凍なので賞味期限を超えても十分美味しく召し上がれます)。
原材料の野菜類の調達が九州産では難しくなってまいりましたので、現時点での在庫がなくなったらしばらくお休みします。またキャベツやタマネギやニンニクの旬になったら製造再開します。無添加で産地限定ゆえ、皆さんにはご不自由をおかけしますがどうぞよろしくお願いします。
そうそう!塩もかごしまんまのベトナム天然塩になりましたので、さらに美味しくなっちゃいました♪
焼売の8個入りバージョンも商品化しました。30個入りよりグッとお求めやすいのでぜひお試しください。

【酒類の取り扱い開始により、ご注文時の年齢確認が必要になります】
みりんと料理酒の両方の役割をもってくれる調味料『黒酒』の販売がいよいよ始まりました。
黒酒は鹿児島の地酒で、全国的にも珍しい灰持酒(あくもちざけ)です。
お酒なので料理酒やお正月のお屠蘇としても使えますし、みりんのように甘さやテリも出してくれます。その上、普通のお酒のように火入れ(加熱殺菌のこと)をしていませんので酵素が生きていて、生魚や生肉にかけておくと肉質をとても柔らかくし旨みを引き出してくれます。さらに自然醸造による天然アミノ酸(うま味成分のこと)が、なんと本みりんの約2倍もの量を含んでいますので、黒酒を使っただけで料理がとっても美味しく変身するのです。料理がとっても楽しくなりますよ~。お試し用サイズもございますのでぜひ使ってみてくださいネ。
これにより弊社は酒類を取り扱うことになりますので、今後はご注文時に年齢確認が必要になりますことをご了承くださいませ。

重要【送料改定のお知らせ】
この9月から佐川急便さんが、そして10月からはヤマト運輸さんが送料値上げをしました。
お客さんになるべく送料のご負担がかからないように色々と検討しました結果、誠に申し訳ございませんが、10月発送分より、野菜セットの内容を10品種にしたりモヤシを1品入れさせて頂いたりすることで当分の間は商品や送料の値上げをしないように頑張ります。しかしながら佐川急便さんの送料がかなりの値上がりのため、11月からは配送会社をヤマト運輸さんのみとさせて頂くことになりました。
つきましては誠に不本意ではございますが、11月発送分からは15kgの倍数で送料を加算させていただきます(例:15kg以上30kg迄のご注文は2箱分の送料を申し受けます)。大量ご注文の方には大変心苦しい限りでございます。しかし15kg以上ではヤマト運輸さんの2箱と佐川急便さん1箱分の送料がほぼ同じ金額になってしまうのです。それほど佐川急便さんの値上がりはすごいものでした。本当に本当にすみません。。。。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。

Edit by 山下 理江