【リーフ類の中心部の変色】
フリフリリーフをいつも買ってくださるお客さんからこんなお問い合わせがありました。
『フリフリリーフに関してお聞きいたします。先週土曜日に着いたものが表面は何ともないのですが一部中が中心に向かって茶色く傷んでいます。今までも1~2度ありました。傷んだ所は全体から見るとそう大きくはなく、そこを取って食べることはできますがお弁当にも使っているので気になります。以前はこのような事はなく、季節的な症状なのでしょうか?』 送ってくださった写真を見たところ、葉の一部が茶色く傷んでいるように見えます。
リーフ類は発送前日の午後に生産者さんの植物工場まで取りに行って、収穫したてのものを受け取ってすぐにかごしまんまの冷蔵庫で予冷保存しています。お客さん宅へもクール便で発送しており、同梱した他の野菜や食材は問題なかったとのこと、傷みの原因がわかりません。生産者さんに聞いて、わかりました。
原因はカルシウム不足でした。リーフ類は、植物工場での完全管理下の水耕栽培なので、カルシウム分が不足しがちになるそうで、それを栄養液で管理しているのですが、水耕栽培の生物なので吸収が悪いときがたまにあって、変色もリーフの中心部に出るので、外部から見て発見できないまま消費者に渡ってしまうことがあり大変申し訳ないです、そのようなことがあれば、遠慮なく報告くだされば、次回発送時に代替品をご用意するとのことでした。
【『生でも食べられる農薬不使用・鹿児島県産蒟蒻芋のこんにゃく』の糸ひき現象】
このこんにゃくをご注文されたお客さんからこんなお問い合わせがありました。
『いつもお世話になっております。今回届けていただいた、こんにゃく2丁入りですが、開封して触ってみましたら、たくさん糸が引いていました。期限は26日までになっていますが、食べない方がよろしいでしょうか?
今回初めて購入したので、教えていただけると助かります。届いてすぐに冷蔵庫に入れたのですが、もしかしたら輸送中に温度が上がって傷んでしまったのかもしれません。一応確認させていただきたかったので、ご返信いただけましたら有り難いです。よろしくお願いいたします。』
この生産者さんの生産物は、つくりたてを発送日の当日にかごしまんまに持ってきてくれます。
そしてやはりこれもお客さん宅へクール便で発送しており、同梱した他の野菜や食材は問題なかったとのこと、糸を引く原因がわかりません。てっきり傷んだのかと思いましたが、念のため生産者さんに聞いてみました。
するとなんと、これは傷んでいないとのこと! 原因は、芋の特徴によるものでした。
こんにゃくは保管温度が少しでも高くなると、里芋と同じように糸を引く特徴があるとのことです。ほとんどのこんにゃく生産者さんは群馬県産の蒟蒻芋の粉を仕入れてこんにゃくを作りますが、この生産者さんは、数年かけて蒟蒻芋から栽培してそれを加工してこんにゃくを作っているので昔ながらの本物の濃いこんにゃくを作っています。ですからこういう現象も熟知していて、「冷蔵庫の中に入れていても、ドアの開け閉めで庫内の温度が上がってそういう現象になりえます。お店の開放型冷蔵庫に入れておいても、夏はよく糸を引いてしまいます。糸を引いていても問題なく食べられますが、心配でしたら、軽く水洗いしてから茹でたり炒めたり火を入れて食べてくださいネ」とのこと。
リーフ類の件もこんにゃくの件も、販売者としてもとても勉強になりました。実は私は、こんにゃくが糸を引いていたら傷んでいるのかと思って捨ててしまっていました。肉類のネト(糸を引くこと・腐敗現象)とは違うのですね。
皆さん、どうぞこれからも商品について疑問や変なところがあればかごしまんまにお問い合わせください。
できれば写真を数枚添付してくださると、よりいっそう原因と対策を考えやすくなります。よろしくお願いします。