【旬の野菜はなによりも偉大なお薬である】
16日と20日の野菜セットには白菜が入って、嬉しかったですね~!!こういうサプライズがあるのも野菜セットの良さですね。我が家も鍋物や味噌汁を堪能しました。豚しゃぶもしましたよ~。寒い時期に食べる白菜と春菊はなんであんなにも美味しいのでしょうか。
でもまたしばらくセットに白菜が入る見込みはなさそうです。今年は白菜が大不作で、鹿児島の市場も白菜が不足し超高騰が続いています。上村農園さんに感謝ですね。
野菜セットって、私も最初は不便だな~と感じていました。ずーっと同じ野菜が続きますし、自分の買いたい野菜が入っているわけではないですし、届くまでメニューも決められないですし。
でも、スーパーや生協で欲しい野菜を選んで買っていた頃よりあきらかに家族全員で体調がよくなっているのです。年々、お医者さんにお世話になる回数が減少しています。びっくりしました。最初の頃は「鹿児島へ移住したからかな?」なんて思ったりしましたが、311前もよくお医者さんに行っていましたので、放射能だけの原因で体調がこんなにも変わるとは思えなくて、添加物かな?農薬量かな?調味料かな?と色々ずっと考えていました。
私の場合は311前から農薬や添加物などにも気を付けた食生活をしていたのですが、野菜は生協や宅配やスーパーで自分の好みや作りたいメニューに合わせて買っていました。でも311後、九州産西日本産の野菜しか食べないようになると、野菜には旬があって、産地を限定すると欲しい野菜が1年中ずっとあるわけではないことに気づきました。
かごしまんまを立ち上げて野菜について勉強していくうちに、旬の野菜ほど栄養価が高く、旬の野菜ほど私たち生物が季節ごとに必要な栄養素が豊富であることがわかってきました。
自然って、本当に本当に偉大です。人間も自然界の一部。旬の野菜を食べ続けることが身体機能の調節になるのは、当たり前と言えば当たり前ですね。
貯蔵技術や流通が発達し、地球の裏側の青果すら年中食べられることのほうが不自然なことなのでしょう。
野菜セットを買い続けるお客さんからも「最初は不便だったけどなんだか体調をあまり崩さなくなってきた」というような報告をしばしば頂くようになりました。
ずーっと同じ野菜が食卓に続く。この不便さが私たちの健康にとっていかに重要なことか!
医者いらずになる近道、というよりも、旬の野菜そのものが【薬】なのではないかと推測しています。
サプリでもない、貯蔵野菜でも冷凍野菜でもない、旬の新鮮な野菜こそが私たちの健康を守る最高の薬です。
さあ今週もモリモリ食べましょう!この時期はやっぱり春菊。春になる前の身体のデトックス作用を促進してくれます。
・・・本当は、311さえなければ地産野菜が断然いいのですけどね。近所の新鮮なほど、野菜の生命エネルギーも栄養素も高く美味しいからです。原発事故は本当に残念で悔しいですね。ご近所さんや実家からの家庭菜園のおすそ分けを頂いても悲しい気持ちでいっぱいになりながら誰かにあげたり捨てなければならなかったり、なんて残酷な事故なのだろうと憤りを感じます。311さえなければできていたこと。でも311があって気づけたこと。いつも心は複雑です。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から心から願っています。