【サプリやドリンクよりも旬の新鮮な野菜や果物が一番!】
巷には様々なサプリがあふれています。
個人的な意見ですが、栄養はドリンクやサプリから取るよりも、自然の収穫物から摂った方がいいと思います。
なぜなら食材の栄養は鮮度が良いほど高く、加熱したり加工したりすると失われる傾向にあるからです(干したり発酵させたりすることで旨みや栄養が上がる一部例外もあり)。
例えば、ネギやミョウガや生姜などの栄養分は揮発性が高いので食べる直前に切った方が美味しく感じます。
ゴマも擦った直後が一番香り高く、時間の経過とともに香りも香りの元である成分も消えていきます。
サプリにすると凝縮して手軽で効率よい栄養が取れるように思いますが、実は揮発性成分(香りの主体)や加熱や加工に弱い栄養素はほとんど失われているのです。
戦前の日本のがんの罹患率は、欧米諸国に比べて3分の1程度でした。しかし戦後の日本は乳がんをはじめ急激に癌の罹患率が増加し、今やアメリカや英国に並んで追い越す勢いです。インターネットで[がん 各国 罹患率]というキーワードを画像検索すると、グラフがたくさん出てきます。
原因は何だろう?といつも考えています。
戦後から大きく変わったのは、肉や牛乳・乳製品、食品添加物、化学調味料、遺伝子組み換え、農薬、化学肥料、洗剤や香料などの化学合成物、核実験や原発による放射能、冷蔵庫や電子レンジ等の家電の出現でしょうか。
そしてサプリやドリンクなどから手軽に栄養を摂取するようになり、外食が増え、野菜摂取量が激減したこと。
種子の改良と農薬やGM作物と冷蔵庫の出現、それと便利になった物流で、自分で作った旬の野菜を大量にずっと食べ続けることがなくなり、スーパーで旬に関係なく好きな野菜を選んで食べるスタイルに変化しました。
日本人の昔ながらの食生活の中心は旬の野菜と旬の魚です。
海洋の放射能汚染の危険性はありますが、魚は肉類よりも人間本来の胃腸に合った食材です。
なぜなら歯の形状からわかるからです。例えば肉食である猫やライオン、トラなどの犬歯は鋭くとがっています。肉を裂くのに適しているから。草食である牛や馬や羊の歯は、臼歯が発達しています。草をすりつぶすのに適しているから。人間の歯は、犬歯も臼歯も突出して発達しておらず、色々な食材をバランスよく臼歯中心にものを噛むように発達しています。つまり人間の本来は肉食中心ではなく、野菜や魚や果実中心の雑食なのです。
戦前の日本人は歯の形状にあった食生活をずっとしてきました。
昔は冷蔵庫も物流もなかったので、旬の地元野菜だけを摂取し続ける食生活でした。
戦後、日本人は急激に欧米諸国のような肉食・乳製品中心になっていき、そしてサプリが登場します。
しかし乳製品や肉類やサプリを摂らなくても、野菜の中でもカルシウムが多い野菜はたくさんあります。
調べてみますとゴマや切干大根が特に多いようです。あれ?これは日本人の昔からの食材ですね!
ゴマや切干大根にはマグネシウムもたくさん含まれるので、カルシウムが骨に沈着する働きを助ける役割もあります。ゴマには揮発性がある栄養(香りの主体)がたくさん入っているので、面倒でも毎回食べる直前にすりゴマなどにする方が消化も良く、サプリよりもずっと高い栄養と食物繊維が期待できますヨ。
何度でも言います、夏バテにはサプリよりも、ゴーヤ・シソ・オクラ等の夏野菜に解決成分が含まれています!
【ナスが今季初で野菜セットに入りました】
なぜか今年はナスやピーマンやキュウリの収穫量が悪くて、どの野菜も小さくて高値なのが特徴です。
あまりの猛暑のせいか、ピーマンは小さいままで大きくなりません。ナスはなかなか結実してくれません。
毎年この時期は野菜セットにはピーマンが大袋で入ったりナスやキュウリやゴーヤが3本入ったりするのですが、今年はどの野菜も「なりが悪い」(→収穫量が少ない)です。特にナスが不作でした。
ナスの生産者さんに聞いても「セットに入れられる量が確保できない」と断られ続けましたので、市場仕入れの地元野菜担当さんにリクエストし続けて、今週やっとナスが野菜セットに入りました~!
数日前から少し気温が下がったせいかもしれませんね。自然はとても正直です。秋もすぐそこですかね。
小さくてキズやシミだらけの野菜が多いですが、自然のリズムと共生している減農薬野菜の特徴としてご理解頂ければ幸いです。