【沖縄県民投票と辺野古基地について思う】
24日に行われた辺野古の新基地建設の是非を問う沖縄県民投票は、移設に反対する票が賛成票を圧倒的に上回りました。昨年9月の県知事選で移設反対を掲げ、当選した玉城デニー氏の得票数約39万6千票も越えました。
しかしながら安倍首相は「真摯に受け止める」と言いながら工事を中断することすらしていません。
米国務省当局も辺野古の推進姿勢を崩していません。
しかも辺野古基地一帯はかなりの軟弱地盤で、支持層までなんと90mもの深さがあり、杭が7万6699本も必要であることがわかりました。90mまで杭を打ち込める作業船は国内に存在しないばかりか、世界でも深さ90mまで地盤改良した実績はないとのことです。また、仮にこの量の杭打ちを1年で終わらせるとしたら1日に210本も打つ計算になります。これだけ大量の杭打ちをするためだけにどれほど巨額の設備投資をしなければいけないのでしょうか。それらは全て国民の税金なのです。
しかもこの杭の主な材質は砂。90mの砂でできた杭は剛性を高めるので、基地の地盤沈下には耐えられるかもしれませんが、鉄鋼と違って粘性がないため、巨大地震による横揺れにどこまで耐えられるのか『世界でも実績がないために』不明なままです。杭打ちしても埋立地の液状化の危険性は0にはなりません。杭打ちしたところが耐えるだけです。軟弱地盤に建設しようということ自体が無理な話なのです。
『未来のことは後回し』なこの計画は、原発計画と同じ構造で、すでに破たんが明らかですね。
また、多くの国民が懸念しているようにサンゴやジュゴンなどが生息する世界でも有数な自然を破壊する行為でもあります・・・。
県民投票の結果や国の対応は、誰もが予想していたことでしたが、現実のものとなると残念で仕方がないですね。そもそも県民投票は5市長の反対で全権実施すら危ぶまれていました。『投票』という市民の権利を奪う行為は許せません。そして民意を示しても権力側は改めない現実・・・。
今回の投票率は52.48%にとどまったそうです。これはちょっと残念でしたね・・・。
投票に対し、非常に印象深いツイートがありました。「反対でも賛成でもいいんだよ。でもさ、県民投票に行きなよ。そして「賛成に○」って書くんだよ!自分の思ったことを書くこと。それがすごい大事なことなんだよ!」
関心の低さは権力側に好都合となり、国民が知らない間にどんどん重要なことが強硬手段で決められていきます。
私たち国民は、何度も何度も民意を示していくことが非常に重要です。
『投票』はそのための最重要な手段であり、かつ国民の権利でもあります。
失望を繰り返しても諦めず、声を上げ、選挙のたびに『投票』へ行きましょう。
【3月22日(金)は発送がお休みです】
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今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。