2019 April

平成31年4月23日

Apr 22. 2019 かごしまんまだより

【野菜や果物は旬が進むにつれて大きさも味も変化していきます】
4月に入ってから、キャベツや大根がズッシリ重くギュっと固くなってきました。これは旬の中期~終期のサインです。産地を限定すると、野菜や果物は旬によって形状も味も少しずつ変化するのがわかります。

実は牛乳や卵も季節によって変わっていってるんです。
牛さんや鶏さんも私たちと同じ生き物なので、真夏には食欲が減退し水を多く飲みます。
そして真冬には食欲が増進し、脂肪をため込んで太ります。その結果、味も品質も夏と冬では違ってくるのです。
ただし、春夏秋冬と進むにつれてゆっくり変化するのでわかりにくいです。賞味期限の関係で真夏の味と真冬の味を比較することも叶いません。でも一度違いを確かめてみたいですね~

野菜も果物も牛乳も卵も、みんな日本の四季を生き抜く生き物。どうぞ変化も理解して楽しんでくださいネ。

【GWの発送とご注文締め切りにつきまして】
4月27日~5月6日迄ゴールデンウィーク休業致します。この関係で、5月最初の発送日は8日(水)となります。
また、5月10日(金)発送の締切は5月2日(木)となります。ご注意ください。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成31年4月19日

Apr 19. 2019 かごしまんまだより

【韓国の水産物禁輸、WTOが容認 日本が逆転敗訴】
世界貿易機関(WTO)の上級委員会は11日、2011年の東日本大震災に伴う原発事故を受けて福島県などの水産物輸入を規制している韓国の措置を不当とした一審判断を取り消し、韓国による輸入規制を認める判断を下しました。2011年の東日本大震災による東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所の事故後、韓国は放射能汚染の懸念があるとして被災県を含む8県産の水産物輸入を規制。日本政府はこの措置を不服として2015年5月、WTO紛争解決手続きによる協議を韓国に要請したが解決に至らず、同年8月にWTOに紛争処理小委員会(パネル)の設置を要請し、昨年、小委員会は韓国の禁輸措置を不当と判断し、韓国に是正を求めていました。

このニュースに関してTV等は、韓国や中国や台湾などのアジアや一部の国だけが、福島原発事故による放射能汚染の恐れによる東日本の食材の輸入規制をしているかのように報道しています。しかしじっくりと調べていくと、これらの国だけでなく多くの諸外国や地域が規制措置をしていることがわかります。
農林水産省のHPの検索窓に「東京電力」というキーワードを入れると
【東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う諸外国・地域の輸入規制への対応】
http://www.maff.go.jp/j/export/e_info/hukushima_kakukokukensa.html
というページが出てきます。
そこに (3) 輸入停止措置を講じている国・地域(PDF:238KB)
http://www.maff.go.jp/j/export/e_info/pdf/teishi.pdf
というページがありますが、これはざっくりとしたことしか書いてありません。
読者に『輸入停止措置アジアの地域だけだな、とんだ風評被害だ』と思わせる感じです。
しかしその下の (4) 諸外国・地域の規制措置一覧(PDF:581KB)
http://www.maff.go.jp/j/export/e_info/pdf/kisei_all_190329.pdf
を開いて読むと、真実が見えてきます。
ぜひ、そのページの資料に目を通してください。なんと、アメリカの輸入停止措置がたっくさん!
牛久沼(茨城県)や成田(千葉県)の美味しいウナギは、アメリカには輸出できません。
タケノコ・シイタケやイノシシ・シカの肉は栃木・千葉産も輸出できません。野生のキノコ類は静岡県産までダメです。そういうものを私達国民は国や自治体から「ジビエ料理を食べよう!」と推進されてモリモリ食べています。
アメリカの輸入停止措置には物申すことが出来ないのに、日本はお隣の韓国を猛烈に批判しています。
そして自国民には「食べて応援」を推奨・・・おかしくないですか?

ニュースでは、「安倍晋三首相は28日、オタワで記者会見し、『WTO加盟国からも判断の妥当性を問題視する声が上がっている』と批判した。会見後、首相に同行している西村康稔官房副長官は記者団に、先にジュネーブで開かれたWTO会合で米国が日本の立場への支持を表明したと明らかにした。」と報道されています。
しかしその米国こそが輸入停止措置をしているのであります。
笑い話でしょうか、これは・・・。

TVや新聞から与えられた情報だけ鵜呑みにせず、自分から調べたり自分で考えたりしないと、
私たちは為政者の都合のいいようにどんどん流されていってしまいます。

これからも、いっぱい調べていっぱい考えていきましょう!

【GWの発送とご注文締め切りにつきまして】
4月27日~5月6日迄ゴールデンウィーク休業致します。この関係で、5月最初の発送日は8日(水)となります。
また、5月10日(金)発送の締切は5月2日(木)となります。ご注意ください。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成31年4月9日

Apr 9. 2019 かごしまんまだより

【西洋医学は自然の神様とのいたちごっこ】
『ゾフルーザで耐性ウイルスが出たことを受け、日本感染症学会は使用基準を作る。耐性ウイルスが広がると、ゾフルーザが使えなくなるおそれがあるためだ。
国立感染症研究所によると、全国約500の医療機関で無作為に選んだ患者などのウイルスを調べたところ、3月18日時点で解析を終えた113人のうち、今季ゾフルーザ(インフルエンザの新治療薬)をのんだA香港型の患者30人中22人に耐性ウイルスが見つかった。
またゾフルーザをのんでいない83人のうち3人からも検出された。人から人にうつった可能性がある。』
(朝日新聞 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190404-00000050-asahi-sociより)

『2017年には、抗インフルエンザ薬のタミフルが世界保健機関(WHO)の「必須医薬品」リストで「保健システムに最低限必要な薬」から「補足的な薬」に格下げされています。タミフルは2009年にリスト入りしましたが、その後、大人で症状のある期間を約1日短縮するだけで、入院や合併症を減らす効果はないとの研究が発表されるなど、以前考えられていたよりも効果は限定的との報告が出たため格下げになったといいます。』
(日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG09HAE_Z00C17A7CR8000/ より)

インフルエンザにかかると、学校や会社からすぐ『医者に行って診断書を』と言われます。タミフルの消費量も日本が世界一。しかしヨーロッパやアメリカなどでは、自宅で安静に寝て治すよう指導されています。
日本だけがインフルエンザの予防接種や新薬にこぞって群がる状況は少し異常な感があります。年々予防接種率も上がって新薬も出ているのに、近年インフルエンザの流行期が夏から始まったり春になっても終わらなかったり耐性菌がどんどん出ているのは、なんだか自然の神様とのいたちごっこをしているように思うのです。
西洋医学の薬の多くは、人間が人工的につくった化学的な成分でできています。幼児や子供が飲みやすくするための甘味成分も、実は砂糖ではなく人工甘味料。人工的な成分や人工甘味料は、もともと自然界には存在しません。西洋医学の薬は即効性がありますが、自然界に存在しない成分を身体が消化吸収することは生物学的にみてとても負担がかかることです。また、39℃や40℃の高熱時に無理して外出して、しかも病気の人が多い病院にわざわざ行くのも体にとって非常に負担なことです。
痙攣や異常行動、妊婦や乳幼児・高齢者には十分注意が必要ですが、インフルエンザは安静にしていれば自然治癒で治せる病気です。
耐性菌の出現は、自然の神様からのメッセージのような気がしてなりません。

【GWの発送とご注文締め切りにつきまして】
4月27日~5月6日迄ゴールデンウィーク休業致します。この関係で、5月最初の発送日は8日(水)となります。
また、5月10日(金)発送の締切は5月2日(木)となります。ご注意ください。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

平成31年4月2日

Apr 1. 2019 かごしまんまだより

【乳製品が4月から値上げ】
ここ数年ガソリン代が急上昇しました。ヤマト運輸も佐川急便もゆうパックも配送料金が大幅に値上がりしました。最低賃金も年々上がっています。原油価格の上昇に伴って各種包材も値上がりしました。
畜産業の生産者は慢性的な飼料代高騰に苦しみ続け、安価な輸入飼料(ほとんど遺伝子組み換え作物である)に頼らざるを得ない状況です。体力的にも経済的にも厳しい畜産業の生産者は、高齢化と後継者不足でどんどん廃業していってます。
とくに乳牛の生産者の経営状況は厳しく、経費の大半を占める飼料が高騰しているのにもかかわらずメーカーからの生乳の買取価格が決められているので、多くの生産者が廃業に追い込まれています。
こうした背景により、全国各地の生産者団体と各乳製品メーカーが生乳取引価格の引き上げに合意していき、前述の燃料費や物流費の上昇もあり、乳製品全体的な値上げとなりました。
乳業の生産者さんのことを思うと仕方ないことではありますが、介護保険もどんどん上がって実質年金受給額は減っていますし、健康保険料や各種税金も少しずつ上がって私たちの可処分所得は減る一方・・・。東日本大震災後は復興税もできましたね。電気料金にもいつのまにか再エネ賦課金や燃料費調整額なるものが。人口が激減しているのに民間企業の手に渡りつつある水道料金もこれから上がらないわけがありません・・・。
新しい年号に『安』の字が使われなかったことに少しホッとしましたが、10月には消費税が10%になります。このままではじわりじわりと多くの人が生活に苦しむ国になりつつある日本。正常な状態の国へ本気で戻す気がある人や党を政治家に選挙のたびに選ばないと本当に取り返しがつかなくなりそうです。
話が主題から脱線気味になってしまいましたが、4月から乳製品が値上がりして本当に申し訳なく思います。
牛乳が入る野菜セットの価格は据え置きいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

【GWの発送とご注文締め切りにつきまして】
4月27日~5月6日迄ゴールデンウィーク休業致します。
この関係で、5月最初の発送日は8日(水)となります。
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今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江