2019年9月3日

Sep 3. 2019 かごしまんまだより

【洗濯や掃除は化学だ】
子供の給食着のアイロンがけもやたらに辛い。色々な家の洗剤や柔軟剤などの香りが鼻にツーンとしてどうにも身体に合わない。でもせっけん洗濯は匂いもすすぎも悪く、衣類やタオルがどんどん黄ばんでいく・・・。
しかし『汚れと洗浄剤の関係は化学だ』とわかってからは、洗濯や掃除や歯磨きがとっても面白くなったんです。
ポイントは『汚れを酸性とアルカリ性に分類し、反対のもので中和する!』これにつきます。
酸性の汚れ・・・油汚れ、皮脂、お口の中
アルカリ性の汚れ・・・水垢汚れ、トイレのアンモニア臭
まずこれを頭に叩き込みます。次に
アルカリ性洗浄剤・・・セスキ(アルカリウォッシュ)、過炭酸ナトリウム(漂白剤)、重曹
酸性洗浄剤・・・クエン酸
これも頭に叩き込みます。そして肝心なことは、
『酸性の汚れにはアルカリ性洗浄剤を投入、アルカリ性の汚れには酸性の洗浄剤を投入する!』
一番うまくいかないのは洗濯。これは、洗濯物の汚れには酸性・アルカリ性の両方があるのに、1種類の洗剤で1回にすませてしまうから。成功させるには、2種類の洗浄剤を使って2回洗濯することがポイントなのです。
まずアルカリ性洗浄剤(セスキと過炭酸ナトリウムをミックスさせるのがベスト)で洗濯機を1回まわす。
次に酸性洗浄剤(クエン酸)で再度洗濯を1回。それぞれすすぎは1回でOK。ただし脱水までかけておきます。
こうすることでまず1回目のセスキで皮脂やタンパク質や血液汚れを落とし、漂白剤(過炭酸ナトリウム)で衣類の黄ばみを抑えられます。2回目のクエン酸でアンモニア臭や水垢を落とすので嫌な臭いが消えます。
酸性の汚れを落としてから、次にアルカリ性の汚れを落とすのです。我が家では就寝前に1回アルカリウォッシュと過炭酸ナトリウムで洗濯しておき、次の日の起床後にクエン酸投入してもう1回洗濯機をまわします
簡単で便利な化学合成洗剤には、化学物質過敏症やアトピーなどの皮膚トラブルの原因となる強い化学合成物質(化学合成の香料、化学合成の界面活性剤や漂白剤や蛍光発色剤など)がたくさん含まれています。
そりゃそうです、1回の洗濯で酸性・アルカリ性両方の汚れをやっつけようと無茶しているんですから。
ナチュラルクリーニングは化学合成洗剤よりもひと手間はかかりますが、私たち自身の健康にとても良く、そんなに水道代や電気代は上がらず環境にもエコ。しかも洗浄剤の種類がとてもシンプルで家中の掃除に使えます。
換気扇やコンロ周りの油汚れにはセスキ水。食洗機は過炭酸ナトリウムと重曹。水垢やトイレ臭にはクエン酸。
お口の中が酸性に傾くと虫歯になると言われています。重曹はアルカリ性。重曹をコップの水に溶かして歯を磨いてお口をすすぐだけで、お口の中が中性に傾き、虫歯予防になります。歯磨き粉はいりません(市販の歯磨き粉には、界面活性剤や人口甘味料やフッ素やマイクロプラスチックも含まれています)。
我が家はナチュラルクリーニング生活で、鼻がツーンとすることも、皮膚のトラブルも虫歯もなくなりました。
特に子供たちは、生まれてからずっと重曹での歯磨きのみで虫歯になったことがありません。私も重曹磨きにしてからは虫歯がなくなりました。汚れと洗浄は化学ですね。ナチュラルクリーニング生活、本当にオススメです。
かごしまんまの生活雑貨コーナーにもありますのでぜひぜひ(宣伝すみません!)
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江