2019 November

2019年11月26日

Nov 26. 2019 かごしまんまだより

【おかき・キャベツ・豆苗等に販売個数制限がある理由】
野菜セットに、葉っぱ付きニンジンも登場しましたネ!
大根もキャベツもニンジンも葉物も体積が大きいので、限られた段ボール内にどうやったら全てのご注文商品が入るのか、さあ大変!・・・梱包泣かせの季節に突入です。
「なぜおかきは1種類につき2袋までしか買えないのですか?もっとたくさん注文したいです」
「キャベツをもっと買いたいです」というご要望ご意見をよく頂きます。
ごめんなさいケチケチしているんじゃないんです!段ボール1箱に入らなくて困っちゃうからなんです(涙)!
特にこの秋冬シーズンは本当にヤバいんです!多くの皆さんは野菜セットをご注文されます。セットのキャベツも大根もニンジンも秋冬はどんどん大きくなってモフモフしていきます。
例えば、ダブル野菜セットにキャベツ1個と食パン2つのご注文で既に危険水域に達します。
野菜・牛乳・卵・食パンセットにヨーグルト・調味料数点・醤油おかき2袋とサラダおかき2袋のご注文でも、段ボールの蓋が閉まるか冷や汗もの。
お肉類お魚類はだいたい平べったくて薄い商品ばかりなのでどんなに個数が多くても15kg制限の範囲内であれば段ボール1箱に入りきるのですが、キャベツや豆苗やおかき類は注文個数が多いと段ボール1箱に入りきらない事件が続出するんです(涙)。
通販という販売形態上、代金引換以外は、発送日には既にご入金や決済が済んでます。
→なのに段ボール1箱に入りきらない→2箱にすると送料加算されお客さんに負担をかけてしまうのは避けたい
→お客さんに連絡をしてご了承を頂き、商品を数点キャンセルして返金手続きをする
→しかし連絡が取れないお客さんもいる~!→困った・・・(撃沈)
という事態になってしまうことが度々ありました。
ちなみに、一番大きなかごしまんま段ボール(細長い120サイズ・クール便の上限サイズです)にキャベツだけ入れると10玉くらいしか入りません。15玉くらい入りそうですが、そうするとクール便の重量制限15kgを超えてしまいます。(常温便なら25kgまで1箱発送が可能ですが、葉物野菜は鮮度と温度管理が命。常温便では品質低下の可能性があるので、かごしまんまではクール便で送ります。)
おかきだけですと18~20袋です。重量は軽いのですが空気もパンパンに入っていて体積が大きいのであまり入りません。キャベツだけ・おかきだけの大量注文なら、他社HPのほうが送料が安くて早くて便利です。
そういう理由で、おかきやキャベツや豆苗などには1回のご注文に個数制限を設けています。
なお、リーフレタスなどの葉物類が入らない時は、袋の上部に少し切り込みを入れて空気を抜いて梱包します。
納豆・豆腐・もっちりあげの大豆3兄弟も悩ましいですね。納豆・豆腐は3個セットなので高さもあります。
「あともう少しで段ボールの蓋が閉まるのになあ」という時には、納豆や豆腐をバラバラにしたい衝動に駆られます(笑)。
送料と梱包は、パズルです。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2019年11月19日

Nov 19. 2019 かごしまんまだより

【風邪ひいちゃいました】
先週末からひどい風邪をひいてしまいました。
動くと酷い頭痛と悪寒がしてたまらず、今日は会社を休んじゃいました。
悪寒と関節痛と頭痛がしている割には微熱で高熱にならない、変な風邪(インフルエンザ?)です。
原因は、急激な気温の急降下。鹿児島は、秋と春がとても短くて毎年びっくりします。
10月下旬まで昼間はシャツ1枚で過ごしていたのが、11月に入って急に朝晩の気温が冷蔵庫のようになります。
「秋ってのがないのかよ、おい!」って怒りたくなるほどの急降下です。
身体が気温差についていけませんでした(涙)。
こんな鹿児島では、トレンチコートやマウンテンパーカーの出番が一切ありません。
あまりに急に夏から冬になるので、鹿児島の紅葉は全然見られず、淋しいくらいです。
でも不思議とこの時期は、新生姜やみかんやレモンや深ネギが出始めていて、自然からのお薬が沢山あるんです。これらに助けられて、最近では少々の風邪やインフルエンザで医者に行かなくなりました。
鍋にすりおろした新生姜と本葛とレモン汁と粗糖を入れて、濃厚な葛湯を作って飲む。
何年前につくったか不明な梅干しと、深ネギと大根葉を刻んでお粥を食べてひたすら寝る。
起きたら、これまた何年前につくったか不明な梅ジュースをお湯割りで飲んで、また布団に入る。
山下家はこれでたいてい元気に回復します。
医者に行かないで家で静養して治す、なんて311前は考えられませんでした。混雑する待合室で、最悪の体調を堪えながら順番待ちして診察してもらい、薬をもらってヘロヘロと帰宅してグッタリ寝込んでいました。
旬のもの中心の食生活ではなったので、免疫力が弱かったのかもしれません。風邪ひいたら治りが遅かったです。
体調を崩して改めて、旬のものや、昔からの食材って、本当に素晴らしいなあ、と実感します。
旬とか産地とか農薬とか添加物とか何も気にしていなかった頃には気づけないことでした。
特に今の時期は、本葛と生姜の常備は本当におススメです。
どちらも昔から風邪や体調不良時に漢方薬として中国・朝鮮・日本で重宝されてきました。
かごしまんまでも鹿児島県産の本葛や新生姜やレモンを取り扱っています(宣伝!)。
葛根湯がわりに、ぜひ手作りのスペシャル葛湯を作ってみてくださいネ。

いやあ、アイパッドがあってよかった。この原稿、布団の中でアイパッドに打ち込んで作っています(笑)。
もうピークは過ぎたようなので、明日の発送日には出社できそうです。
(この文章は11月18日に書きました)

今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2019年11月6日

Nov 6. 2019 かごしまんまだより

【押せ!旬スイッチ】
とうとう野菜セットにキャベツや大根が入る季節に突入しました!
大根はこの時期限定で葉っぱが付いています。葉っぱがまた美味しいんですよね~。お味噌汁にしたり、しらす干しとごま油で炒めてふりかけにしたり、おひたしにしたりと色々楽しめます。
しかしよく見てください。本体の大根部分はまだ小さめです。そしてちょっぴり辛みがあるし固い。表面はブツブツしていて汚い。これはどうしてでしょうか。それはまだ大根の季節にはちょっと早いからです。
植物はそれぞれの種類によって季節に合った成長をしています。朝顔やヒマワリの花を冬に咲かせることができないように、野菜や果物もそれぞれの種類によって季節に合った成長をしています。
それぞれの青果が一番おいしい時期のことを、『旬』といいます。
大根やキャベツは冬野菜なので、本当の旬はもう少し寒くなってから。肌の表面がブツブツ汚いのは、まだ気温がそれほど下がっていないので多くの虫や菌類が活動していて大根を攻撃するからです。
(このブツブツを消してキレイにするのは非常に簡単です、毒性の強い農薬を使えばいいのです。しかしその毒性は大根を食べる私達人間にも牙を向けます。なのでかごしまんま野菜は極力農薬を使用しません)
まだベストの気温じゃない時期に育てられた野菜は虫や菌類との闘いにエネルギーを余計に使うからか、ちょっと小さめだったり美味しくなかったりします。
しかし大根が小さいときの葉っぱは、美味しくて最高の農家メシ!毎年今の時期、大根の葉っぱは皆さんの楽しみですネ。
逆に大根が大きく太って美味しくなる旬の頃には、葉っぱは大きく固くなってしまっていて美味しくありません。なので一般的には、葉っぱ付き大根は市場に出回りません。だから多くの消費者は大根の葉っぱがごちそうであることを知らないのです。
私達は、なぜか旬の初めの野菜を食べると身体が喜ぶ感覚を得ます。
そしてそのスイッチは、旬の野菜だけ食べるようにすればするほど敏感にわかります。本当に不思議ですね~。
おそらくこれは旬の野菜の成分が私たちの身体に季節のスイッチを入れるからなのではないかと思われます。
たとえば今なら「もうすぐ寒くなりますから免疫力上げますよ~」って、大根の葉っぱさんやレンコンさんやホウレンソウさんに言われているのです。
旬スイッチは、今の時期に必要な栄養やミネラルを私たちの身体に与え、病気への抵抗力を高めてくれます。
夏のあいだ、スーパーでキャベツや大根をカゴに入れるのを我慢していた皆さん!
かごしまんまの新鮮で安心な旬野菜で、どうぞおもいっきり『旬スイッチ』を感じて楽しんでくださいネ。
そしてインフルエンザや風邪などを吹き飛ばしちゃってください。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江