2020 January

2020年1月28日

Jan 28. 2020 かごしまんまだより

【立憲フェス鹿児島に山本太郎が呼ばれた意味】(すみません今回はちょっと政治のお話です)
前置きとして、私は特定の政党を応援していません。現政権では日本がどんどん沈んでいくと思い、しんぶん赤旗と立憲パートナーズ機関誌を購読し、会社事務所には山本太郎ポスターを貼りまくってます。
週末は立憲フェス鹿児島に行ってきました。お知らせはがきにはなんと山本太郎さんの写真がど真ん中。どんなフェスになるかと期待しながら行きました。
この日の立憲フェスは異例続き。オープニングから国民民主党・共産党・社民党各党の鹿児島県代表があいさつ。野党共闘への決意を熱く語り、それから大きな拍手の中を川内博史議員(立憲民主党・今回のフェスの主催者)と固く握手していくんです。そんな光景を見るのは初めてでした。
誰もが今の政治に危機感を持っていて、解散総選挙がいつ起こってもいいように備えて今度こそ各地区ひとりずつの候補擁立で野党共闘していこう!と結束している、そう感じました。
そして山本太郎さんと亀石倫子さんの登場。会場の空気がガラッと変わって盛大な拍手が。
太郎さんの最初の言葉は「まさか立憲フェスに呼ばれるとは!」です。会場は大爆笑でした。
そりゃそうですよ、太郎さん、前日は夜まで京都市長選で自民・立憲と戦っていたんです。次の日には立憲フェス鹿児島にゲスト参加。真逆です(笑)。
川内議員が、「物価上昇率に比べて賃金上昇率が追い付いていない。安倍総理は『経団連に賃金を上げるようにお願いしている』と言うが、政治が変えられるのは賃金じゃない、税金や給付金なんです。賃金はその会社の経営陣と労組側との交渉で変えていくものなんです。国民の所得が下がったときに、政治家がすべきことはまず税金を減らしていくことなんです。それなのに政府は消費税をあげてしまった。国民の所得が苦しいときにさらに所得を減らす政策をしたらどうなるかわかりきっています、景気が悪くなっていくに決まっているじゃないですか。消費税はせめて5%に減らすべきだと思うんですよ、ねえ太郎さん」と太郎さんに話をふりました。
スイッチが入ったように話し始めた太郎さんは、あっという間に会場の心をつかみます。しかし10分ほど経ってふと我に返り「これ、いつまで喋っていいんですか。このままいくとスライド(出して説明するという)方向へいってしまって(れいわ新撰組色になりそうで)危険なので、ここでいったん川内さんにバトン渡します。」と言ったのでまた会場が爆笑に包まれました。
このように、今回の立憲フェスはいつもと違った雰囲気が漂っていました。
立憲や川内さんを応援しつつも今の立憲上層部に疑問を持ち、非常に危機感を感じている、そんな会場の雰囲気と熱気がありました。「このままでは鹿児島にれいわができたらそっち応援するかもしれない。もっと危機感持ってやって欲しい」そういう声も出ました。
しかし中央政治と地方政治は違う。地方の議員さんたちは地域の声を聴いて本気で野党共闘しようとしている。それを目の当たりにして希望をまた持つことができた、そんな良いフェスでした。
次の議員選では、今度は迷わず野党共闘の1本化された候補者に投票できる気がしました。
それは消去法で選ぶ消極的な1票よりも、ずっとずっと希望ある明るい1票だと思うのです。
今年も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年1月21日

Jan 21. 2020 かごしまんまだより

【2019年4週 インフルエンザの流行が過去10年で最大に】
猛威を振るうインフルエンザですが、2019年1月21日~1月27日(19年第4週)の推定患者数は約228万人にのぼり、過去10シーズンの最大数だった2018年をさらに上回ったそうです。
原因はなんでしょうか。近年はタミフルやリレンザ等の特効薬も登場しているのに。
『インフルエンザワクチンの製造量と使用量』の推移をネットで調べてみると、平成8年以降、製造量も使用量もぐんぐん右肩上がりに増加し続けており、近年は普及活動も功を奏したのか横ばい状態で、特に2019年だけ低い、ということではなさそうです。
ではどうして?放射能でしょうか?しかし放射能が原因なら2012年に1度ピークがあってもよさそうです。しかしたしかに2012年の罹患数も多いですが、それよりも上回って2017年からずっと過去最高を更新し続けているのです。
どんなにすごい新薬や『何万人も愛用するサプリ』やスーパーフードが登場しても、インフルエンザだけでなく癌なども年々増加の傾向です。昔のほうがはるかに病気が少ないのです。
私はスーパーに行くと消費動向を知るためについつい人のカゴの中身を見てしまう習慣があるのですが、いつも多くの人のカゴの中身が冷凍食品、総菜、大手メーカーのパンや加工肉(ウインナー・ハム)、カップラーメンや菓子類ばかり。野菜はどの季節もキャベツやニンジンやモヤシのみ。そもそも野菜自体がカゴに入っていない感じです。
調理済み商品や、レンジでチンするだけの商品、サプリやエナジードリンクなどはとても便利です。
でも便利な今の世の中は決して日本人の健康を向上させてはいません。
冷蔵庫がなかった昔は保存技術がなく、旬の野菜や食材しか食べませんでした。現代は保存技術も向上し、季節問わず好きな野菜を食べられます。加工食品の賞味期限も長くなりました。そして安い。
しかしその便利の裏側には多くの農薬や添加物やGM技術があります。昔は存在しなかったものです。
昔の食生活はどうだったのでしょう。
油は油屋さんが菜種から手絞りして量り売りしてくれました。醤油や酒やみりんは、酒屋さんやお米屋さんが瓶詰めして各家庭に配送してくれました。瓶や容器はリユース。環境に優しいですね。
お肉は肉屋さんで、野菜は八百屋さんで、魚は魚屋さんで、それぞれ目利きがその日に仕入れた新鮮な旬のものを「今日とびきりいいのが入ったよ~」とおススメされながら買ったものでした。
その日に買ったものをその日に食べる、というのが基本で、まとめ買いの発想はありませんでした。
生活スタイルが変化した現代。油屋もお米屋も肉屋も八百屋も消えていき、もう昔には戻ることができません。しかし旬の農薬がなるべくかかっていない野菜を、添加物のない調味料で、ていねいにだしを取ってつくるおうちごはんには、どんなサプリやエナジードリンクよりも生きた栄養があり、免疫力を向上させる力があるのです。
日本や韓国には昔から『薬食同源』という素晴らしい考え方があります。旬の新鮮な野菜は最高のサプリです。
野菜セットにはそんな想いを込めて、菊芋や菜花やチョロギなどの旬ならではの野菜をお入れしています。
今年も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年1月10日

Jan 10. 2020 かごしまんまだより

【2019年の反省・2020年の展望】
明けましておめでとうございます。さあ、今年もとびっきりの『美味しい』をお届けですヨ♪
どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて年明けパソコンを開いてみると、多くのご注文にあったかいメッセージが書かれていました。
こんなに幸せな通販会社は、全国でもかなり珍しいに違いありません。本当にありがとうございます。
しかし皆さんに応援され支えられている一方で、新規顧客獲得と売り上げに苦戦した2019年でした。
主な原因は、送料値上げと消費税増税。そして通販業界の流れに抗っていたこと。
『送料は運送会社さんへの正当な対価であり、正当な送料と商品価格を表示しよう』とやってきましたが、
通販業界は『送料無料』『送料競争』の大きな流れにありました。
『商品と送料の合計』で他社と比較検討をして頂いたら決して高くはないのに・・・。
しかしながら野菜セットも、送料と切り離したら売り上げが激減。失敗でした・・・涙。
極めつけは『3月から楽天の注文金額3980円以上は送料無料にする』という、ニュース。
注文金額が3980円を超えた場合の送料を一律無料化し、その負担を全て出店業者へ押し付ける計画を楽天が打ち出しました。送料無料化に反対する楽天モール内の業者らはユニオンを結成。独禁法が禁じる「優位的地位の乱用だ」と指摘し、公正取引委員会に申告して適正な措置を取るよう求めています。
それにもかかわらず楽天は今年3月からの実施を出店業者らに一方的に通告しました。
もともと食品業界は、他のジャンルに比べ利益率が低い業界。重量や体積があるものも多い上に、クール便加算や15kg制限もあり、注文金額4000円で送料無料にするのは無理な話です。
楽天から撤退する業者が出たり、実質的に送料無料ではなく『送料込みの商品価格』になっていったりするものと思われます。しかし楽天が強行することで、この『みかけの送料無料化』の流れは、これから通販業界でますます加速していくものと思われます。
相次ぐ配送各社の送料の値上げや消費税の増税、そして通販業界での『みかけの送料無料化戦争』。
2019年はこの流れに抗おうともがいていました。反省です。
そこで2020年はかごしまんまも『送料表示』を再度見直します。具体的には以下の3つです。
① 野菜セットを送料込みに戻す
② 送料設定・商品代金を改定
③ まとめ買い送料無料商品・送料込み商品の企画
これにより、個々の商品金額の変化がありますが、送料込みの総額では値上がりしません。
どうぞ安心ください(むしろ値下がりを目指します!)。
新規のお客さんにかごしまんまの魅力を知って頂くために、そして皆さんのかごしまんまでの買い物をもっと便利にするために、生産者さんと会社を守るために、2020年はいっそうがんばります!

今年も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江