2020 February

2020年2月26日

Feb 27. 2020 かごしまんまだより

【免疫力上げていきましょう】
新型コロナウィルスの検査をしようとしても新型肺炎患者との濃厚接触や流行地域への渡航歴があり、37.5度以上の発熱と入院が必要な肺炎が疑われる症状がある場合のみ。医者に行くと保健所に相談しろと言われ、保健所に相談すると検査できないと言われてたらいまわし。しかもこの検査も薬(エイズ治療薬)もまだ公的医療保険の適用対象外なので、日本中の医療現場が混乱している(検査費用は全額国負担、エイズ薬投与は自由診療)。
検査数についても厚労省HPでは2月18日は9人とあるが、実際には和歌山県だけでこの日は48人検査していた。しかも和歌山県は毎日検査数を厚労省に報告していたという。
そして25日の厚労省発表。「症状が軽い人は自宅療養を」・・・もはや医療崩壊です!!!
通常、疾病予防や治療は『症状が軽いうちに治すこと』が基本中の基本ではないでしょうか。それを国は「重症になるまで待て」と発表しました。もう我が国は感染を抑えたいのではなく統計上の感染者数を抑えたいだけなのではないか、オリンピックを中止させないために・・・と思ってしまいますね。
もしそうだとすれば今後も自由に検査できない状況が続き、感染が拡大して多くの人が亡くなっても皆『原因不明の肺炎』でカウントされてしまうのではないのか、と想像して背筋が寒くなります。
しばらくは自衛するしかなさそうですが、肝心のマスクがどこに行ってもありません。
なるべく人が多い所へ外出しないこと、手洗いうがいの徹底、そして身体の免疫力を上げておくことも有効です。

免疫力アップ食材を調べますと、諸説あるのですが、一般的に発酵食品と食物繊維がとても良いとされています。
発酵食品は腸内の善玉菌を増やし、食物繊維は腸内の悪いものを取り除いて、どちらも腸内環境を良くするからです。
具体的にはヨーグルト、納豆、味噌、麹類、漬物、旬の野菜、玄米、海藻、きのこ類など。
東洋医学では昔から生姜、ニンニクも免疫力を上げるとされています。
大根にもたくさんの酵素が含まれており、胃腸の働きを助けます。酵素は熱に弱いものが多いので、できれば生で大根を積極的に摂りたいものです。大根サラダや大根のすりおろしなど最適ですね。
金柑も昔から喉に良いとされているので、願いを込めておまけに入れさせていただきました。皮ごとまるごと食べてくださいネ。もちろん、種は出してください。

JRや電通・日テレからも感染者が出たそうです。もう全国どこでも感染者が出てもおかしくない状況です。かごしまんまやヤマト運輸や取引業者さんから感染者が出て供給や物流が滞り、ご迷惑をおかけすることもあるかもしれません。すみません。・・・とにかく自衛して頑張っていきましょう。

さてかごしまんまでは3月4日のシステム・送料リニューアルに向けて、少しずつですが【お得な送料無料セット】カテゴリ商品も既に出しています。まとめ買いすると送料無料になる企画商品です。
ホントにお得なので、よかったらご利用くださいませ。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年2月18日

Feb 17. 2020 かごしまんまだより

【薬食同源】(すみません、先週のほぼ再掲です)
新型インフルエンザが連日報道されています。冬は様々な感染症にかかりやすい時期。気をつけたいですね。
マスクとうがい・手洗いが予防に有効な手段ですが、身体の内側から免疫力を上げていくことも非常に重要です。
昔から中国や韓国では『薬食同源』という考えが重んじられてきました。
食べるものや飲むものが身体をつくっていき、日々の食材や料理がお薬そのものなのだ、ということです。
季節にそった自然からの恵みをバランスよく食べることがお薬であり、病気の予防になるという考えです。
現代人は野菜摂取量がどんどん低下しています。スーパーからは『旬』が消え、人々はいつもキャベツやもやしなど代表的なものしか買い物かごに入れていきません。しかし昔はもっと旬の色々な野菜を食べていたんです。
実はそれが、私たちの健康の理にかなっているのです。
例えば今日の野菜セット。裏面をぜひご覧ください。
アブラナ科チームにはビタミン類・Ca・K・葉酸・グルコシノレート(癌予防成分)が含まれます。
なかでも大根は、多種類の酵素が含まれる『酵素の王様』。できれば生でどんどん食べて欲しい野菜です。
ジアスターゼはご飯やパンなどのでんぷん質の消化吸収を助け、プロテアーゼは肉魚類を柔らかくして消化吸収を助けます。プロテアーゼはタンパク質分解酵素なので、ウイルスの主体であるタンパク質を溶かす効果も期待できそうです。オキシターゼは、焼き魚の焦げに含まれる発がん性物質を解毒してくれる働きがあります。焼き魚に大根おろしが添えられるのは、先人の本能的な知恵なんですね。
小松菜や菜花は、ほうれん草よりも鉄分・Caを含み、貧血や骨粗しょう症予防に役立ちます。
アブラナ科チームに多く含まれるビタミンCは水溶性で茹でると水に溶け出して失われるので、ゆで汁ごと食べるスープや鍋がおススメ。だから私達は冬に白菜の鍋物を食べたくなるのかもしれません。
菜花は、私達の身体の季節スイッチを押してデトックスを促してくれます。アブラナ科チーム、すごい!!
他科の野菜もすごいです。深ネギは、古くから様々な薬効がある野菜として知られています。殺菌効果があるので、風邪ひいた時には昔から重宝されてきました。独特の香り成分は硫化アリルで、ビタミンB1の吸収を助け、疲労回復や冷え性の改善、がんや動脈硬化の予防にも役立ちます。春菊やホウレン草もビタミン類や鉄分・Caなど栄養がいっぱい。特に春菊は、特有の香りのもとであるαピネンやベンズアルデヒドなどの成分が含まれ、風邪などの感染症や貧血・高血圧・動脈硬化の予防効果があります。
こうしてみますと、冬の旬野菜には貧血や動脈硬化、風邪などの感染症、冷え性など冬になりやすい体調不良や癌予防に効果があるものばかりですね。
昭和時代は癌にかかるのは日本人の5人にひとりでした。しかしいまや日本人のおよそ2人にひとりが癌にかかる時代。旬の色々な野菜を食べなくなってきたこともひとつの原因かもしれないな、と感じています。
サプリも色々ありますが、いくら「ほうれん草の○○倍!」とあっても、私達の身体がそれをすべて吸収するとは限りません。野菜も鮮度の高いほうが栄養素も高く、古くなるほど栄養価が落ちます。やはり生きた旬の野菜をとるのが一番の栄養です。さあ、たくさん旬の野菜を食べて薬食同源で免疫力を上げていきましょう!
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年2月7日

Feb 5. 2020 かごしまんまだより

【きんちゃん】(すみません、今回は安心安全野菜食材に全く関係ないネコの話です)
その日も、いつものようにかごしまんま号で冷蔵倉庫に野菜を取りに行きました。
その倉庫はなぜか娯楽施設の敷地内にあり、スタッフの人達が早朝から駐車場を掃き掃除していました。
ふと猫の変な鳴き声が聴こえます。見るとボロ雑巾のようなトラ猫。ひどく痩せてガリガリ。目と鼻からは黄色い汁が出ていて腫れ上がっており、顔がガッツ石松です(失礼)。首から背中にかけては恐竜のようなゴワゴワした皮膚が露出しており、ひと目で疥癬(かいせん)であることがわかります。
つい、「ニャア」と声をかけてしまいました。ガッツ石松は私と目が合うや否や寄って来て、立ち上がり、私の膝に前脚をかけ、喉に痰が詰まったような鳴き声で「ゴナア」と鳴きました。
偶然にも(いや、必然だったのか?)かごしまんま号には段ボール箱と昨日買った猫餌が積んでありました。
段ボールに猫餌をバラまいてガッツ石松を呼ぶと、躊躇せずに段ボールの中へ入るではありませんか。
段ボールのふたを閉め、猫をかごしまんま号に積んで帰社し、かごしまんま事務所に行き、「あのあの、猫が、ボロ雑巾でガッツ石松のような猫がいてさ、悪いけど今から獣医さんへ行って来るから」とスタッフへ言い残し、猛ダッシュで獣医さんへGOしました。
背中越しにはオババの「うちんなかではもう飼えないからね~!」の叫び声を聴きました。
ガッツは酷い疥癬と猫風邪と脱水症状で体重が2kg台でした。薬と水分を投与し、オババ邸の倉庫で埃を被っていたケージを組み立てて、とりあえずたくさんの水と餌をやり続けたら、10日で体重が4kgになり、疥癬も治っていきました。だんだんボロ雑巾ではなくなり、顔もガッツから東山紀之似のイケメンになってきました。
トラ猫のオスで、毛もキン●マも金色なので『きんちゃん』と名付けました。
オババの納屋で飼い始めたきんちゃんは、その後の検査で猫エイズキャリアと分かりました。疥癬は良くなってきましたが猫風邪は酷いまま。そして今は1年で一番寒い時期。決心して我が家に迎え入れることにしました。
先住猫のちづちゃんはさあ大変。猛烈に怒って威嚇です。
でもきんちゃんはおとなしい性格。ちづちゃんも、ちょっとずつ距離を許してくれているようでした。
ちづちゃんと早く仲良くなりたいきんちゃん。ちづちゃんが寝ているそばにそろりそろりと近づき、なんとか隣で横になることに成功。あとは首を床に着地するだけです。ちづちゃんの怒りを買わないよう、慎重にゆっくり時間をかけて首を床に下ろしていくきんちゃん。ついに首が床に着地成功。目を瞑り眠り始めました。
しかし運悪くそこはちづちゃんの耳元。きんちゃんの鼻息が耳の中にガッツリかかる位置でした・・・。
まだ気を許していないガッツ石松から風邪混じりの鼻息を耳元に吹きかけられ続けるちづちゃん。固唾をのんで見守る私。ものの1分でキレたちづちゃんの高速猫パンチが3発!眠っているきんちゃんにクリーンヒット。目を瞑ったまま硬直状態で突然の暴力に耐えるきんちゃん。ニャニがニャンだかわからず困惑しつつも目を瞑って不自然な姿勢のまま。それを見て「ニャニ寝たふりしてんのよ!」と怒り爆発のちづちゃん。さらに猫パンチを2発、きんちゃんにお見舞いしたのでした。(Twitterやインスタにこの様子の動画をあげております)
猫の生態のなかに、人間の行動や感情の原型を見た思いがしました。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2020年2月4日

Feb 3. 2020 かごしまんまだより

【3月に送料など改定します】
お正月明けに宣言しました、送料見直し改革、着々と進めております。
いま通販業界は『送料無料』『送料競争』の大きな流れにあり、3月からは楽天が注文金額3980円以上は送料無料になります。
『送料は運送会社さんへの正当な対価であり、正当な送料と商品価格を表示しよう』とやってきたかごしまんまも、3月から送料無料表示方式に変更します。
そこで2020年はかごしまんまも『送料表示』を再度見直します。具体的には以下の3つです。
① 野菜セットを送料込みに戻す
② 送料設定・商品代金を改定
③ まとめ買い送料無料商品・送料込み商品の企画
今回の改定では、個々の商品金額の変化がありますが、送料込みの総額では値上がりしないよう工夫中です。
しかしやはり『送料無料・送料込み商品』というのは必然的に全国一律の料金設定になってしまって、発送元から近いほど損で、遠ければ遠いほどお得である、という料金設定になってしまい、釈然としないものがあります。
一般的に、通販を利用する人の8割が関東に集中するといいます。ですから送料無料商品の料金設定は関東への配送料金がもとになります。かごしまんまでいいますと、西日本地域の方はちょっと損で、東北地域の方はちょっとお得、ということになります。具体的にどうなるかといいますと、3月から送料無料全国一律料金の野菜セットとなることで、野菜セットと送料の合計が、関東より遠い方には今までよりちょっと安くなり、西日本地域の方々には今までよりちょっと値上げになってしまいます。
20Lの水を送料無料(実際には関東までの送料が含まれる)にしますと、もっと悲しいです。
15kg以上になるので送料がとても高く、西日本の方は値上がりします。

新規のお客さんにかごしまんまの魅力を知って頂くために、そして皆さんのかごしまんまでの買い物をもっと便利にするために、生産者さんと会社を守るために、2020年はいっそうがんばります!

今年も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。
株式会社 かごしまんま
代表取締役 山下理江

注文金額が3980円を超えた場合の送料を一律無料化し、その負担を全て出店業者へ押し付ける計画を楽天が打ち出しました。送料無料化に反対する楽天モール内の業者らはユニオンを結成。独禁法が禁じる「優位的地位の乱用だ」と指摘し、公正取引委員会に申告して適正な措置を取るよう求めています。
それにもかかわらず楽天は今年3月からの実施を出店業者らに一方的に通告しました。
もともと食品業界は、他のジャンルに比べ利益率が低い業界。重量や体積があるものも多い上に、クール便加算や15kg制限もあり、注文金額4000円で送料無料にするのは無理な話です。
楽天から撤退する業者が出たり、実質的に送料無料ではなく『送料込みの商品価格』になっていったりするものと思われます。しかし楽天が強行することで、この『みかけの送料無料化』の流れは、これから通販業界でますます加速していくものと思われます。
相次ぐ配送各社の送料の値上げや消費税の増税、そして通販業界での『みかけの送料無料化戦争』。
2019年はこの流れに抗おうともがいていました。反省です。
そこで2020年はかごしまんまも『送料表示』を再度見直します。具体的には以下の3つです。
① 野菜セットを送料込みに戻す
② 送料設定・商品代金を改定
③ まとめ買い送料無料商品・送料込み商品の企画
これにより、個々の商品金額の変化がありますが、送料込みの総額では値上がりしません。
どうぞ安心ください(むしろ値下がりを目指します!)。
新規のお客さんにかごしまんまの魅力を知って頂くために、そして皆さんのかごしまんまでの買い物をもっと便利にするために、生産者さんと会社を守るために、2020年はいっそうがんばります!

今年も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江