2021年9月後半版 かごしまんまだより

Sep 15. 2021 かごしまんまだより

野菜や果物の旬と、動物の身体が欲しがるものは連動しています。
そのときそのときの季節に合わせて、自然の神様が必要な恵みを与えてくれます。
旬の野菜や果物を食べるとなんだか身体の奥から元気が出てきて「ああこれが今、欲しかったのよ~!美味しいなあ!」と幸せになるのは、その季節に身体が必要としているものを摂った時です。
その感覚を『旬スイッチ』と呼んでいます(←勝手に命名しましたw)。
暑さで食欲の落ちる夏は、弱った胃を刺激して修復させる効果もあるネバネバや酸味や爽やかな苦味があるものが多かったですね。
9月の後半からは、夏から秋の野菜に徐々にシフトしていき、主役は芋類やりんご・みかん・栗などです。
あらやだ太るものばっかじゃない!?はい、そうです。秋の動物は少し脂肪をため込むようにプログラミングされています。来るべき厳しい寒さを乗り越えなくてはならないからです。快適な環境にある現代人には食べ過ぎは良くありませんが、身体に旬スイッチを入れることはその季節への準備や対応をするための免疫力を高めるのでとても重要です。芋ご飯にしたり、りんごやみかんをおやつにしたりと、ぜひ秋の恵みを楽しみながら旬スイッチを押しまくって免疫力を上げてくださいネ。
コロナやインフルエンザや風邪など多くの感染症から身体を守ってくれるのは、まず私たち自身の免疫力。
冷蔵庫も車もなかった昔は、旬のものしか食べられませんでした。ずーっと旬のものを食べる。それが一番動物にとって自然であり、健康や免疫力にとって大切なことです。免疫力が上がりますように。元気に過ごせますように。野菜セットにはそんな願いを込めて、季節折々の野菜を入れております。
皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江