2024 November

2024年12月前半号

Nov 29. 2024 かごしまんまだより

【小豆商品の包装材やパッケージデザイン変更中です】
小豆製品を作り始めて1年が過ぎました。この1年間はトライアンドエラーの連続で、なかでも包装材の世界は奥が深く、材質や見た目、価格、使いやすさ、殺菌や保存しやすさ、店頭での陳列しやすさ・・・・等々検討すべき箇所がたくさんあります。
そういったなか、今まで使っていた包材が匂い移りしたり食味が変化したりする可能性がありましたので、思い切って包材もデザインも全て変更することにしました。
12月いっぱいは旧デザインや旧商品が混在しており、ご迷惑をおかけします。
より良い製品を作ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
もちろん今回のデザインもアラヘアムの前原宅二郎氏です。宅ちゃんワールド全開のデザインとなっております。
そうそう、最新号のCASA『植物と快適に暮らすインテリア』に前原剛三郎氏の自宅が掲載されております。本屋さんで見かけた際はぜひご覧ください。

【ぜんざいつくりました】
先日の商談会で多く頂いたリクエストがぜんざいでした。年末が近いからでしょうか。
今まで私は「あんこを作れば、その先はユーザーがあんバタートーストやぜんざいやあんこ餅をつくって楽しめるだろう」と考えていました。ところがたくさんのお客さんやバイヤーさんと接してみてわかったのは、どうやらそれは間違っているらしいです。うちのあんこを使ったその先の完成品に、どうやらニーズがあるらしいのです。
例えば最中やぜんざいやどら焼き、羊羹。たくさん作るよりも、その時に食べ切れる量を楽しみたい。そういうニーズが多かったです。
また、あんこをスプーンですくって使うのは面倒だし汚れるしで、チューブになっているほうがいいこと。
冷蔵庫に立てて入るサイズがいいこと。とにかく手軽に食べられる感じがどうやら求められているようです。
さあつくりましたよ、おひとりさま用ぜんざいを。袋ごとお湯であっためればすぐに食べられるぜんざいを。
せっかく作るなら最高に美味しいぜんざいを。塩はここくさんの『沖の潮』を使用しましたよ。安心で美味しいぜんざい、つくってみました。
あんこ屋のぜんざいを、ぜひお楽しみくださいませ。

【年末年始のお知らせ】
12月28日~1月10日まで年末年始休業とさせて頂きます。
年内最終出荷日は12月27日(締切は12月20日)、年始初出荷は1月17日(締切は1月10日)です。
よろしくお願いします。

皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2024年11月後半号

Nov 22. 2024 かごしまんまだより

【野菜の見た目が汚いのは安心の証、フードロス削減の証】
かごしまんまの野菜は、一般のスーパーで見かけるものよりも、見た目が悪いものがあります。
葉物野菜に虫の穴がたくさんあったり、大根の肌がブツブツだったり、芋類やごぼうが小さく細かったり。
これらは市場では安値にされてしまったり買い取られなかったりするものです。
市場は『見た目が綺麗で大きさや色形が規格に沿って均一なもの』が重宝されます。
一般の消費者も同じような基準で店頭から野菜を選んでいきます。
しかし虫や細菌がつかない野菜の多くは安心安全ではありません。虫の穴や病気がつかないように、様々な農薬を使用しているから。でも市場で敬遠されがちな小さな細い根菜類は、実は柔らかくて瑞々しく美味しいものばかり。
畑で廃棄処分となったり、生産者さんの家の食卓でたくさん見かける、いわゆる『農家メシ』と言われるごちそうになったりして店頭にあまり出回らないのです。
無農薬栽培や減農薬栽培の畑の大根も、今の時期のものは土壌に潜む虫や細菌と闘い抜いて大きくなっているので、肌が汚いものが多いです。でもかさぶたのように自己治癒していますので大丈夫です。生産者さんはかごしまんまに納品しに来る時に大変申し訳なさそうな顔をしていますが、私は逆にこれらの野菜を誇らしく愛おしく思います。
小さな大根も芋類もごぼうも、小さいならではの美味しさを消費者の皆さんにも楽しんでいただきたいです。
この時期ならではの見た目が悪くて小さく細く柔らかい秋冬野菜類を、どうぞ安心して思いっきり楽しんでください。

【商談会シーズンその2】
前回のおたよりで、秋は商談会シーズンだというお話をさせて頂きました。
商談会では何十人とお話しするので、名刺交換直後にその都度メモしておかないと、後日大変なことになります。
名刺を見ただけでは記憶がキレイさっぱり消えていて何をすべきかわからなくなってしまっているんです。
商談会の後に残るのは、そんな鬼のような量の名刺の束とメール連絡や見積提出する作業。
メモしていたって、名刺1枚1枚見返して思い出しながらの作業はなかなかのもので終わりが見えません。
もちろん通常業務も待ったなし。
名刺や資料や時間と睨めっこしながら、しばらく修行の日々を過ごすことになりそうです・・・。
さて今回かごしまんまは小豆製品のブース出展者でしたが、私は通販事業部のバイヤーでもあります。
商談会は、九州の色々な良い商品を見つけるチャンスです。
今回も見つけましたよー!その一部をご紹介します。
『おさかなウインナー』は、長崎産のアジと九州産鶏肉と豚脂でつくった低カロリーで無添加ヘルシーなウインナー。
鹿児島県産の『するめの皮』もありました。そのままおやつとして楽しんだり、煮物の出汁にしたり松前漬をつくったり、石油ストーブで炙ってこたつで楽しんだりできますね。
鹿児島の柑橘類農園自家製ジュースや、桜島の灰を使用した魚の干物もありました。美味しかったです。
押し寄せる仕事と迫る年末。焦りに焦りますが、なんとかこなすしか解決方法はありません。
もともと美味しそうな写真撮影は得意ではないかごしまんまですが、いつも以上に新商品ページの写真がそっけないものになるかもしれません。すみません・・・・。

Edit by 山下 理江

2024年11月前半号

Nov 1. 2024 かごしまんまだより

【商談会シーズン】
小さくて細っちいキャベツや大根が出回り始める頃、食の世界は商談会シーズンの突入です。
商談会とは、各出展者が自分の商品やパンフレットなどを自社ブースに展示し、そこに来場者が訪れて試食をしたり商談をしたりするマッチングイベントのことです。基本的に出展者は食品製造会社で、来場者は食品業界会社の仕入れ担当者(バイヤー)です。一般の方々は入場できませんので、業界人しか知らないイベントです。
先日は東京ビッグサイト開催の『地方銀行フードセレクション』という商談会に『小豆計画』として出展してきました。
この商談会は全国の地方銀行が主催となってそこが推薦する取引業社が出展しています。
2ヶ月以上前から準備をし始め、商品ならびに配布資料から展示物まであらゆるものを揃え、前日入りしてブースを設営しました。
百貨店や高級スーパー、メーカー、通販など色々なバイヤーさんが小豆計画ブースに立ち寄ってくれました。
粒あんと小豆シロップとお茶の試食を提供しました。
試食して頂いた多くのバイヤーさんから「小豆の味が濃い!美味しい!」「シロップがとても美味しい。どこにもないからいいかも」「小豆茶も水溶性食物繊維や栄養素が摂れるのでいいね」との嬉しい感想をたくさん頂きました。
弱点や課題もたくさん出ました。高級スーパーや百貨店に出す商品としてのパッケージや価格を練り直さねばならないこと。今までは地元のお店やかごしまんま通販でしか販売してこなかったので、手に取りやすい価格帯のシンプルなパッケージのラインナップでした。これを希少価値が高くて美味しいかのや姫小豆に似合うパッケージに変えて、首都圏までの送料と問屋と小売業への流通手数料を含んだ価格帯の商品をつくることが課題となりました。
また、ぜんざいのリクエストも多数ありました。ぜんざいも商品化しなければ!と熱い思いで鹿児島に帰ってきました。
最終的な統計で、今回は会期中延べ1万人強の来場者だったとのこと。色々な良い出会いがあり、いい経験となりました。
2週間後には福岡マリンメッセ開催の『FOOD STYLE 九州』という商談会にも出展します。
『今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願います。』
2011年創業時からのこの想いを忘れることなく、これからも頑張ってまいります。

【しおりの写真をリニューアルしています】
納品書に入れるしおりをひっそりとリニューアルしています。
大隅半島からの野菜食材のお届けなので、大隅半島の日常風景を切り取った選りすぐりの写真を全4種類。
いつ訪れてもフォトジェニックな浜辺の荒平天神。
線路が全くない大隅半島の、都会への交通手段であるフェリー。
建築デザインが素敵な輝北天球館。
鹿屋市のフツーな田園風景。
そして、かのや姫小豆のイメージフォト。
どうぞ楽しんでくださいね。

Edit by 山下 理江