【野菜の見た目が汚いのは安心の証、フードロス削減の証】
かごしまんまの野菜は、一般のスーパーで見かけるものよりも、見た目が悪いものがあります。
葉物野菜に虫の穴がたくさんあったり、大根の肌がブツブツだったり、芋類やごぼうが小さく細かったり。
これらは市場では安値にされてしまったり買い取られなかったりするものです。
市場は『見た目が綺麗で大きさや色形が規格に沿って均一なもの』が重宝されます。
一般の消費者も同じような基準で店頭から野菜を選んでいきます。
しかし虫や細菌がつかない野菜の多くは安心安全ではありません。虫の穴や病気がつかないように、様々な農薬を使用しているから。でも市場で敬遠されがちな小さな細い根菜類は、実は柔らかくて瑞々しく美味しいものばかり。
畑で廃棄処分となったり、生産者さんの家の食卓でたくさん見かける、いわゆる『農家メシ』と言われるごちそうになったりして店頭にあまり出回らないのです。
無農薬栽培や減農薬栽培の畑の大根も、今の時期のものは土壌に潜む虫や細菌と闘い抜いて大きくなっているので、肌が汚いものが多いです。でもかさぶたのように自己治癒していますので大丈夫です。生産者さんはかごしまんまに納品しに来る時に大変申し訳なさそうな顔をしていますが、私は逆にこれらの野菜を誇らしく愛おしく思います。
小さな大根も芋類もごぼうも、小さいならではの美味しさを消費者の皆さんにも楽しんでいただきたいです。
この時期ならではの見た目が悪くて小さく細く柔らかい秋冬野菜類を、どうぞ安心して思いっきり楽しんでください。
【商談会シーズンその2】
前回のおたよりで、秋は商談会シーズンだというお話をさせて頂きました。
商談会では何十人とお話しするので、名刺交換直後にその都度メモしておかないと、後日大変なことになります。
名刺を見ただけでは記憶がキレイさっぱり消えていて何をすべきかわからなくなってしまっているんです。
商談会の後に残るのは、そんな鬼のような量の名刺の束とメール連絡や見積提出する作業。
メモしていたって、名刺1枚1枚見返して思い出しながらの作業はなかなかのもので終わりが見えません。
もちろん通常業務も待ったなし。
名刺や資料や時間と睨めっこしながら、しばらく修行の日々を過ごすことになりそうです・・・。
さて今回かごしまんまは小豆製品のブース出展者でしたが、私は通販事業部のバイヤーでもあります。
商談会は、九州の色々な良い商品を見つけるチャンスです。
今回も見つけましたよー!その一部をご紹介します。
『おさかなウインナー』は、長崎産のアジと九州産鶏肉と豚脂でつくった低カロリーで無添加ヘルシーなウインナー。
鹿児島県産の『するめの皮』もありました。そのままおやつとして楽しんだり、煮物の出汁にしたり松前漬をつくったり、石油ストーブで炙ってこたつで楽しんだりできますね。
鹿児島の柑橘類農園自家製ジュースや、桜島の灰を使用した魚の干物もありました。美味しかったです。
押し寄せる仕事と迫る年末。焦りに焦りますが、なんとかこなすしか解決方法はありません。
もともと美味しそうな写真撮影は得意ではないかごしまんまですが、いつも以上に新商品ページの写真がそっけないものになるかもしれません。すみません・・・・。