今年もあっという間に最終号です。1年間本当にお世話になりました。心より感謝申し上げます。。
【冬野菜全般が不作です】
今年は、前半はやたら曇りの日が多かったり、夏は雨が降らない日が2週間も続いたり、猛暑で11月になってもまだ暑かったり、12月にいきなり冬の寒さになったりで、本当に異常気象に悩まされた1年でした。
栽培期間が半年かかるゴボウや10ヶ月もかかる深ネギなどは、猛暑や高温の影響をもろに受けてしまい、多くの生産者さんが途中で栽培を断念してしまい、なかなか野菜セットに入れられませんでした。
井之上さんの玉ねぎも植え付け時期に気温が下がらず、溶けてしまって植え付けし直しだったそうで、収穫期が遅れる見込みです。
11月まで暑い日々が続いて、ごぼう・キャベツ・白菜・大根・ブロッコリー・じゃが芋・カボチャ・生姜・レタス類なども不作で値段が高く、店頭に並ぶ数もそう多くありません。
燃料費の高騰も、野菜や果物の価格を爆上げし続けています。
10年前のいちご1パックは店頭で500円前後でしたが、今や1000円越えの世界に。
ハウス栽培が主流のトマト・ピーマン・きゅうりの価格もとんでもないことになっています。
いつもならクリスマスの野菜セットには大きなブロッコリーやきゅうりを必ず入れられるのですが、今年はブロッコリーの脇芽しか入れられませんでした。すみません・・・。
また例年の年末野菜セットは煮しめができるラインナップなのですが、今年はゴボウや深ネギなどが入れられない可能性が高いです。本当にすみません!
今年は類を見ないほどの猛暑だったため、多くの柑橘類が落ちてしまいました。
店頭では大将季(デコポン)が1玉800円を超えていて、思わず二度見しました。
まるかじり金柑を毎年出荷していた丸山果樹園さんは、数年前の台風から金柑の木が弱くなってしまって復活しないことやご自身の膝の調子が悪いことも重なり、金柑生産をやめられました。
まず木を数年育てることから始めねばならない果物や梅は新規就農が難しく、生産者の高齢化と減少が深刻です。
このままでは10年後には国産の果物が超高級品になってしまうことでしょう。
野菜生産者も同様に高齢化が進み、どんどん減少しています。
食料自給率は低くなると、世界情勢の変化であっという間に食糧危機にさらされます。
どうしたらいいのか、どうすべきなのか、国民全体で真剣に考えていくべき問題です。
【年末年始のお知らせ】
12月28日~1月10日まで年末年始休業とさせて頂きます。
年内最終出荷日は12月27日(締切は12月20日)、年始初出荷は1月17日(締切は1月10日)です。
よろしくお願いします。
皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。