2025年2月前半号

Jan 31. 2025 かごしまんまだより

【推し調味料】
健康で豊かな食生活の基本は、なんといっても旬の野菜と調味料!
今回はかごしまんま商品の中でも特にオススメの調味料を熱くご紹介します。

推し1位『手作り琥珀色のつぼ酢』
鹿児島では福山の黒酢が有名です。海の見える傾斜面にアマン壺と呼ばれる酢を作る壺が並んでいる様子は圧巻です。このつぼ酢も福山の黒酢と同じ製法で作られる酢です。アマン壺に玄米と米麹と水のみを入れて発酵と熟成を行います。仕込んでいる時間が長くなるほど酢の色が濃くなっていきます。1年6ヶ月ほど仕込むつぼ酢は琥珀色に、2年以上仕込むと黒色になるので黒酢と呼ばれます。一般の米酢よりもアミノ酸が数十倍も豊富で、旨味の宝庫とも呼ばれます。アルコールなどの添加物を全く使用せず、昔ながらの自然で丁寧な製法なのに税込で400円というお手頃価格なのもすごいところです。

推し2位『純正菜種油一番搾り』
一般的なスーパーのサラダ油コーナーに並ぶのは、遺伝子組み換え菜種を使ったサラダ油がほとんどです。
これは日本で販売されるサラダ油のほぼ全てが、遺伝子組み換えの菜種やとうもろこしを原料にしているから。
日本が世界一の遺伝子組み換え消費国と言われるのも、この植物油が大きな原因です。
生協やこだわり食材店や宅配でしか目にしない平田産業さんのこの油は、オーストラリア産の非遺伝子組み換え菜種のみを原料にして製造されます。一般的なサラダ油よりも2倍のお値段ですが、健康のために強く推します!

推し3位『みりん・料理酒のいいとこどり!料理が楽しくなる黒酒』『年始酒 高砂の峰』
現代のお酒は、火入れ(加熱殺菌)をすることにより保存性を高めています。しかし火入れによってお酒に含まれる全ての酵素は活力を失います。
この『黒酒』と『高砂の峰』は一度も火入れせず、搾る前のもろみに天然木の灰汁(あく)を入れて日持ちさせる古き伝統の製法で造られる灰持酒(あくもちざけ)です。
一度も火入れをしないため酵素が生きていて、肉や魚を柔らかくし、食材の旨みを引き出すので驚くほど味に深みが出るので、灰持酒は全国で多くの料亭や小料理屋、魚加工業者に採用されています。
旨味の素となるアミノ酸も豊富なので、特に食品加工の前処理や調味、タレ、つゆなどの素材としても広く使われ、昔ながらのさつま揚げには必ず使用されています。
日本で灰持酒があるのは鹿児島と熊本と島根だけです。
みりんや料理酒やワインを使うところを、ぜひこの黒酒にかえてみてください。料理の味が格段に上がります。
肉じゃが、きんぴら、めんつゆ作り、スープ、カレー、シチュー、肉や魚の漬け込み・・・。味がビシッと決まりますよ。

かごしまんまではたくさんの良い調味料を扱っております。ぜひ調味料コーナーをのぞいてみてくださいね。
皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江