2022年7月後半号

Aug 25. 2022 かごしまんまだより

メルマガを読んでくださっている方には重複する内容ですみません、急なお知らせが2つあります。
1【西さんちの無農薬米シリーズ商品は夏休みはおやすみです】
それはなぜか。実は、西さんが学習塾の塾長をされているからです。
(昼間は農業されて夜は塾の先生をされているって、どんだけすごいんでしょうか・・・)
塾業界は夏休み冬休みが一番忙しい!!!
なぜなら全学年の子供たちがいっせいに毎日塾へ通うので、朝から晩まで授業のコマが入って休む暇がないから。
ってことで、「精米や袋詰めなどの作業ができなくなるので夏休みの間はお休みさせてください」との連絡が入りました。
西さんは、ギリギリまでどうにか農業と塾を両立できないか悩みましたが「今年の夏はムリ!」と断念されました。
急なアナウンスで申し訳ございませんでした。
ご注文受付再開は夏期講習が終わる9月1日予定です。

2【ぐるめ畑・他 無農薬・減農薬栽培 みず菜 のご注文は7月22日迄】
ぐるめ畑さんではベテランのスタッフの方が高齢で辞められました。
すると慢性的な人手不足となってしまいました。
苦渋の決断で水菜の生産をいったんやめることとなりました。
非常にさみしいですが、ぐるめ畑さんの無農薬栽培みず菜のお届けは7月いっぱいです。
こちらも本当に申し訳ございません。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

【鹿屋小豆計画、圃場の土壌分析をするの巻】
どれだけ「かのやあずきプロジェクトと読んでください」と言い続けても、『小豆計画』ロゴのインパクトが強烈なのか、みんな『あずきけいかく』と言っているので、もういいです小豆計画で。
とても盛り上がりつつあります。しかしここは田舎で高齢者が多く、まだ多くの方がメールもラインもネットもアプリもナビも使いこなせません。
土壌の地質分析をしようと思い、生産者さん20人ひとりひとりにメールを送りましたが返事なんて来やしません。
メールの数だけ再度ひとりひとりに電話をかけて説明をしました。
するとそのおひとりおひとりが土を持ってきてくださって、ありがたいことにそれぞれかごしまんまで話し込んで帰って行かれるので、全員完了する頃には私の声はすっかり枯れきって人相も変わっていたとかいないとか(ウソです)。
その後おひとりおひとりの土をジップロック袋に入れ直し、ラベルを作成してどうにかこうにか鹿屋市役所の閉庁時間ギリギリに滑り込みセーフし、農政課に土壌分析依頼しました。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2022年7月前半号

Aug 25. 2022 かごしまんまだより

【突然フルスロットルの猛暑ですね】
例年より2週間遅くスタートした九州の梅雨入りは、なんと史上最短の2週間で終わってしまいました。
梅雨明けしたら即フルスロットルで30度越えの暑さ。これでも九州はまだ気温が低いほうですね。
近年は九州よりも本州のほうが暑い傾向にあり、今年の本州は40度越えも目前で怖いくらいです。
徐々に暑さが増していくのではなく6月の梅雨明けからいきなり猛暑なので、身体がついていけずにきついと感じる日々ですね。
自然と向き合い、自然を愛し、自然の変化のリズムを利用して建物の空気集熱式ソーラーシステムを開発した建築家の奥村昭雄氏は次のように語っています。
「生命とはリズムを発生させるものであると言えなくもない。脈拍、呼吸、睡眠、月経、歩行・・・数え上げればきりがない。 それは生命が発する内在的リズムであり、その同期の結果である。 しかし、自然もまた、リズムを発している。太陽系、原始、波、四季・・・・生命体は、その外部リズムとも同期している。」(ECS環境創機ホームページより)
私たち人間もまた自然の一部。自然からのリズムのスピードがちょいと速いな、と感じる今こそ、夏野菜や夏の果物を積極的に摂って、私たちも自然のスピードに同期して、夏のリズムを発していきましょう。
一番の夏野菜といえば・・・そうです、ゴーヤです。
慣れないうちは苦くてとても呑み込めないゴーヤ。でも、毎日ほんのひとくちでもいいので呑み込んでいってください。
これから本番になるオクラやヘチマやとうがんも楽しみですね。
果物ならブルーベリー、スイカ、桃、ぶどう、パッションフルーツ。
薬食同源。私たち人間も自然の一部であります。自然のリズムに合わせて季節のものを食べることによって、体の内側からも夏のリズムに順応しやすくなります。
さあ皆さん、旬をモリモリ楽しんで自然のリズムに同期して猛暑を乗り切ってまいりましょう!
かごしまんまの野菜セットやフルーツセットは同期スイッチがたくさん入っていますヨ♪

【鹿屋小豆プロジェクト第1回生産者説明会を開催しました】
鹿屋市報の広告欄に2か月連続で『小豆生産者募集』広告を出したかいあって、6月29日に開いた説明会には20組ほどの応募があり、盛況に終えることができました。
かごしまんま敷地内には、生産者さんから買取した小豆の貯蔵冷蔵庫と、製餡所を建築予定です。
93%が北海道産という小豆の世界。でもその残りの7パーセントの産地はほぼ全国各地に広がっています。
鹿屋産小豆のあんぱんやたい焼きが食べたいな~。
鹿屋のランドスケープをほんの少し、変えていければな~。
また報告いたします。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2022年6月後半号

Aug 25. 2022 かごしまんまだより

【6月11日、九州も梅雨入りしました】
関東よりも5日遅かった、九州の梅雨入り。例年より12日も遅いスタートです。
来なくても心配、来ても心配なのが鹿児島の梅雨。
シラス台地なので非常に崩れやすい地盤で、毎年のようにがけ崩れ事故や豪雨災害が発生します。
今年はなんとか無事に梅雨も台風シーズンも過ぎていってほしいと祈るばかりです。
こちらでは各家庭に防災無線や有線機器が設置されていて、毎朝毎晩コロナ感染状況とともに「雨によるがけ崩れや河川増水に注意してください」とアナウンスされます。緊張感の漂うシーズンであります。
梅雨入りとともに、水分を急激に吸って野菜が瑞々しくなったり割れやすくなったり巨大化したりしています。
具体的にはきゅうりは瑞々しく、トマト類が割れやすく、ズッキーニは巨大化しやすくなっています。
ニラやミニトマトは旬を迎えて豊作で、通常の2倍の量が入っていることが多くなりました。
そんな季節の変化も感じながら、野菜を楽しんでいただければ幸いです。

【旬のものがいちばん自然で栄養豊富!】
おババ邸で栽培しているラディッシュの葉っぱが見事にスケルトン状態になってきました。
残っている葉っぱにははらぺこあおむしやカタツムリやカメムシ。
畑の上にはたくさんのモンシロチョウが乱舞しています。
こんな状況で、キャベツや大根やニンジンなどの秋冬野菜を無農薬で栽培するのは不可能です。
反対にこれから出てくる夏野菜は、それらの虫に食われなかったり強かったりするので無農薬・減農薬栽培できます。
旬の野菜はその季節に一番適している自然のものなので、野菜も生産者さんも余計なエネルギーを使わずのびのび育ち、栄養価が高いです。
逆に旬ではないものは、野菜にも生産者さんにも負荷がとてもかかるので栄養価は低く、農薬を多く使いがちです。
(もちろんキャベツや大根ニンジンも旬の秋冬につくれば、無農薬や減農薬栽培が多くなり、栄養価も高くなります)

おおっと、マイペンライ井之上さんから連絡が来ましたヨ、「来週からゴーヤができるよ~!」と。
さあ、ゴロゴロ夏野菜な季節のスタートです。
メニューを先に決めてからなんでも揃うスーパーに行って店頭で野菜を選ぶ食生活から抜け出し、野菜が来てからメニューを決める、本来の自然な食生活が健康の維持と免疫力UPにはいちばん。ぜひぜひ強くおすすめします。
なんならメニューなんか決めずに、旬の野菜はただ切ったりするだけ、ただ炒めたりするだけで、味が濃くて旬のスイッチが体に染みわたって、本当に美味しいです。
バテた時こそ、ダルい時こそ、意識して旬のものを食べましょうネ!

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2022年6月前半号

Aug 25. 2022 かごしまんまだより

【とうもろこしと梅と雨 その②】
三和物産さんのとうもろこしの収穫が終了して「残念ですねー淋しいですねー」と言っていたのも束の間で、今度は平岡ファームさんから『とうもろこし収穫期突入のお知らせ』が舞い込んできました。
在庫切れだったとうもろこしの商品ページを『在庫あり』に戻したり、新着にUPし直したりとてんやわんやです。
背が高いのに根を深く伸ばさないとうもろこし。とても甘く美味しいので我々人間以外にも狙う奴らがいっぱいですが、
虫や動物や豪雨や台風に見舞われなければ、6月中旬くらいまではとうもろこしを楽しめそうです。
しかし今年の梅は早めに収穫終了です。
近年の温暖化のせいか、梅の色づきが早く、青梅が熟梅に変わりつつあります。
熟梅は梅ジュースや梅酒はもちろんのこと、梅干しづくりに最適なんです。
しかし黄色や赤色に完熟しているぶん、傷んでいる実も多く状態も刻々と変化するため、予約販売や長距離輸送には適していません。
名残惜しくございますが、6月10日出荷をもって今年の梅収穫を終了します。
雨の中の梅収穫の様子など、随時InstagramやTwitterにUPしています。
よかったらかごしまんまアカウントをご覧になってくださいネ。

【玉ねぎの急騰】
中国がロックダウンしている影響で、中国からの玉ねぎが日本に輸入できなくなっているようです。
玉ねぎは旨味や風味があって料理に欠かせない代表的な香味野菜です。オニオンソテーやフライドオニオンとしても加工され、多くの食品の原材料の一部になっています。本来なら安価な中国産を大量に使用して作るこれらの玉ねぎ加工品業者さんが、輸入できない中国産に代わって国産玉ねぎを大量仕入れし始めました。
追い打ちをかけるように、去年の猛暑の影響による深刻な北海道産玉ねぎの不作もあり、玉ねぎがどんどんなくなって高騰し続けています。かごしまんまの野菜セットにたくさん入っていた玉ねぎも急に枯渇しました。
せっかくの高吉さんのイタリアントマトの収穫期です。鹿児島だけでなく佐賀県産もひっぱってなんとか10日位迄の野菜セットには2玉でも入れたいものですが、玉ねぎの今後の状況がどうなるか見通しが立ちません・・・。
玉ねぎ・・・必需品ですよね・・・。困った・・・。
あまりに供給量が少ないため、やむなく皮をむいてあったり多少傷んだりしているものも入れております。
玉ねぎは長期保存可能野菜で、傷んだ部分を取り除けば加熱して問題なく消費できます。
傷んだ部分からは匂いがしますが、透き通っていたり溶けていたりカビていたりしている部分を取り除けば大丈夫です。
いっそうのご協力をお願い申し上げます。
生産者・消費者ともに理解協力し合ってこの難局を乗り越えていきましょう。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2022年5月後半号

Aug 25. 2022 かごしまんまだより

【とうもろこしと梅と雨】
さあ今年もとうもろこしと青梅のシーズンに突入です。
今年の梅は山に自然栽培されているものだから傾斜地な上、草ボウボウ。
しかも生産者さんの諸事情により私が収穫です。
梅雨とはよく言ったもので、青梅収穫期は必ず雨が降ります。・・・やめたまえ。
長袖と長靴、そして首にタオル必携です。なんなら獣避けの鈴も。
りえしが遭難しないよう、同じ空の下ぜひ祈ってください(笑)
とうもろこしは6月中旬、梅は6月末まで収穫予定ですが、これもまた悩ましい作物です。
甘くておいしいので、小さいものは菌類から大きいものはタヌキまでみーんな大好物。虎視眈々と狙っています。
(とうもろこし王国の北海道では、熊も畑にとうもろこしを食べに来るとか・・・怖~っ!)
またこのトウモロコシ君てのは、背が高いのに上のほうに重い実をつけるものですからバランスが悪いのなんのって。
なのに根は浅く張っているんです。だから大雨や台風ですぐ倒れてダメになってしまうような、弱っちい野郎なんです。
菌や動物にはやられるわ、雨風には弱いわで、とうもろこしはホント博打的な作物です。
実際、大雨や獣や虫や病原菌にやられて、畑全部もしくは地域全部の収穫が早期強制終了になる年も多々あります。
ですからとうもろこし生産者も毎年激減しつつあります。昔はこの時期になるとお皿に山盛りになっておやつに食べた記憶がありますが、生産量が激減してきた近年ではちょっとした高級品になりつつありますね。
とにかく南国の梅雨はヤバイ。豪雨っちゅうかスコールっちゅうか、とんでもない量の雨で、毎年ニュースになるほど。
梅も収穫期が進むにつれ、良い香りに誘われた菌や虫たちからの攻撃によるシミやキズが多くなります。
梅やとうもろこしを検討されている方は、お早めのお届け日を選ぶことを強くおすすめいたします。

【小豆プロジェクトつれづれ日記】
小豆プロジェクトの進捗状況を少し。
鹿児島産の小豆でつくったあんぱんや鯛焼きが食いてぇっ!と思い続けて早10年。
こちら鹿児島には小豆生産者さんが全くいないので、今月は市報の裏表紙の広告欄に【小豆生産者募集】広告を出しました。なんせ、生産者さんが集まらないと始まらないこのプロジェクト。頼む、生産者さん集まってくれ~!
同時進行で製餡所建築計画も進みます。
建築業界から離れて10年間ずっと野菜ばっかり見てきて、久しぶりに設計図面と格闘し脳みそが耳から流れ落ちそうなりえし。でもやはり建築は野菜よりも楽しいな~、なんて楽しみながらやっています。
小豆プロジェクトのロゴはこれです→→→ 
新かごしまんまロゴ同様、宅ちゃんがデザインしてくれました。
中国にも留学していた宅ちゃん。
どことなく中国風な雰囲気もいいでしょう?

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2022年5月前半号

Aug 25. 2022 かごしまんまだより

【色々新しくなって】
淋しいっす!メッセージを納品書に書かなくてホントに淋しいっす!
創業以来ずっと納品書に感謝の気持ちを手書きメッセージしていたので、なんだかさみしい私達です。
これからもご注文時のメッセージ欄になにか書いてくださった方にはお返事します、ぜひさせてください!
やっぱメッセージって交換日記みたいで大好きです。小豆プロジェクトもあり、今までのようなじっくりとしたお返事ができないこともあるかもしれませんが、必ず読んでいます、励みにしています、どうぞよろしくお願いします。
段ボールなど、新旧デザインが混同していますが、お許しを・・・。

【新しいロゴやホームページデザインについて】
ロゴは鹿屋在住のデザイナー前原宅二郎氏に依頼しました。イギリスのデザイン学校でデザインを学んできた方です。
かごしまんまの全てを知ってから、新しいロゴやホームページを作っていただきたかったので、2011年の東日本大震災をきっかけに千葉から移住してかごしまんまを立ち上げたこと、九州産への想い、お客さんの想い、お客さんとのコミュニケーション、メッセージ書きやオマケへの想い、延べ4時間程かごしまんまヒストリーを宅二郎氏に語り続けました。
一般人の宅二郎氏、安全オタクのりえしの話によく耐え抜き、4時間後には『宅ちゃん』に呼び名が変わっていました。
そういうアウトラインを経て、新しいロゴが完成しました。
マークの下部はお茶碗ですが、ニヒッと喜んでいるお口にも見えますね。
こんな箱が届いたらニヒッと喜んでしまう、そんなデザインにしてくださいました。 
こんなご時世だからこそ。
かごしまんまを選んでくださった皆さんのおうちに届く『チカラある野菜とうんまか食材』が今まで以上にワクワクするような箱になれればいいなと、心から願っています。
ホームページデザインは、宅ちゃん推薦WebデザイナーKANEGAE TAKANORI氏にお願いしました。
もーほとんどおまかせで、自由にやってもらい、アーティスティックなHPに仕上がりました。
そのうえ、たくさんのお客さんから「操作しやすくなった」「見やすくなった」「動きが軽くなった」とのお声をいただきました。
特に「スマホサイトが見やすくなった」とのお声が多かったです。
大変でしたが、やってよかったです。宅ちゃんとKANEGAE氏に感謝!
お買い物だけでなく、面白いサイトになるよう、レシピや日記などコンテンツを更新していきたいと思っています。
人気コンテンツ『お客様の声』など、見にくくなっている部分も追って改良していきますね。

新しくなっても、世の中の流れが変化しつつあっても、大切にしているものは変わりません。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

【終了商品のお知らせ】

Aug 1. 2022 お知らせ

諸経費高騰や人材不足等の諸事情により、以下はやむなく販売終了となります。
・ぐるめ畑の水菜は7月末で販売終了です。
・鹿児島豚の無塩せきウインナー・ハム・ベーコンが8月末の在庫限りで販売終了です。
誠に残念でそしてご不自由をおかけしますが、ご理解いただけますと幸いです。

Edit by 山下 理江

レシピ【ごはんがとまらない青紫蘇の醤油漬】

Jul 25. 2022 かごしまんまレシピ

・味噌等の空き容器
・青紫蘇の葉20枚くらい
・醤油大さじ2
・酢大さじ1
・ごま油大さじ1
・黒酒(または酒みりん)大さじ2
・あればナンプラー大さじ1弱
・粗糖大さじ2
・すりごま適宜

調理時間

5分+1日冷蔵庫に寝かせる

作り方

  • 01.
    味噌等の空き容器に調味料全てを入れていく
  • 02.
    よく洗って水気を取った青紫蘇とすりごまを交互に容器に入れていく
  • 03.
    重石(ガラスや陶器の重い器などでよい)を載せてふたを閉めて冷蔵庫へ
  • 04.
    1日後に天地返しして完成。
ごはんに載せて食べるととまらない美味しさです。

Edit by 山下 理江

てげてげ

Jun 13. 2022 かごしまんま日記

悩ましい季節がやってきた。
井之上さんのジャガ芋と高吉さんのイタリアントマトのシーズンだ。
いや、ジャガ芋もイタリアントマトも嬉しい。
しかしその選別が大変なのだ。

井之上さんも高吉さんも無農薬栽培。
お客さんも大喜び。
だけど提供する我々はヒヤヒヤ。
納品される野菜がワイルド過ぎる。

だって井之上さんも高吉さんもマイペンライでケセラセラでなんくるないさー。
そういうマインドでないとやってられない。
どんなに計算したってどんなに手を尽くしたって、常に天候や虫や菌や動物にいとも簡単に左右されてしまうのが無農薬栽培だから。
何が起きたって何をされたって、マイペンライでケセラセラでなんくるないさー。
鹿児島弁ではこれを『てげてげ』という。

井之上さんのジャガ芋も、高吉さんのイタリアントマトもてげてげに納品される。
「よーけ入れといたけ!」→和訳「多く入れといたからね♪」

でも割れていたり傷んでいるのもけっこう入っているから、かごしまんまで選別の洗礼を受けるとだいたいプラマイゼロ。

いくら「割れていたり傷んでいたりするのはお客さんに発送できないですよ」と言っても彼らはいつもてげてげ。

毎回「よーけ入れといたけ!」。

でもこのてげてげに、日本の無農薬農業は救われているのだ。
マイペンライでケセラセラでなんくるないさーでてげてげ。
世界中にある同様な意味の言葉。
豪雨や台風にやられても、虫や菌にやられても、タヌキや猿にやられても。

マイペンライ。
ケセラセラ。
なんくるないさー。
てげてげ。

そのマインドでまたやっていける。
ビバ!無農薬栽培!

だけど『お届け』はそうはいかない。
今日もかごしまんまではギンギンに目を光らせて、てげてげに納品された無農薬栽培野菜を神経質に選別している。

Edit by 山下 理江

とうもろこしを1本GETしたなら、迷わずこれ。

Jun 13. 2022 かごしまんまレシピ

材料(4人分)

とうもろこし1本
お米2カップ半
水2カップ半
黒酒(または酒みりん)半カップ
塩少々
お好みで塩や乾燥バジル粉末

調理時間

5分作業+炊飯時間

作り方

  • 01.
    研いだ米2カップ半、水2カップ半、黒酒(または酒みりん)半カップ、塩少々を炊飯器に入れる。
  • 02.
    とうもろこしの皮を剥き、包丁でとうもろこしの実をこそぎとる。
  • 03.
    こそぎ取ったとうもろこしの実と、残った芯を炊飯器に入れて炊飯する。
  • 04.
    ご飯が炊き上がったらとうもろこし芯を取り出し、かき混ぜる(動画参照)。

とうもろこしを縦にすると削りやすいですよ~


芯を入れると風味がアップしますよ~


炊き上がってふたを開けるとこんな感じ~


よーくまぜまぜしないとケンカになりますよ~


お好みで塩や乾燥バジル粉末をふりかけて召し上がれ♩

Edit by 山下 理江