平成24年11月16日(金)

Nov 16. 2012 かごしまんまだより

去年の12月に千葉から鹿児島に移住して来て、最近びっくりしたのは「鹿児島には秋が少ししかなくて夏からすぐ冬になる」ことです。つい最近まで昼間は半袖で過ごしていましたが、今や私は全身ユニクロのヒートテックに包まれています。急に寒くなるものですから家族全員風邪をひきました。先々週、チームかごしまんまは母子共に本当にみんなボロボロでした。皆様には大変ご迷惑とご心配をおかけしまして申し訳ございませんでした。
関東では素晴らしい風物詩だった秋の紅葉がここ鹿児島ではまるでないのです。びっくりしました。
代わりに風向きが変わって、春夏の間は鹿児島市方面に向かっていた桜島の灰が、今やここ鹿屋市方向にじゃんじゃん降り注いでいます。洗濯物が外に干せない日が続きます。日本の風は春夏には南東から吹き、秋冬には北西から吹くからです。ちなみにかごしまんまは桜島から50km離れています。目に見える大きな灰の粒がこんなにも飛距離を伸ばしてきます。目に見えない小さな放射性物質はいったいどのくらい飛んでいくのだろう、そう考えるとチェルノブイリ事故も福島事故も放射能が地球を軽く1周した、というのは本当にうなずけます。
鹿児島の雨の日はひどいです。灰交じりの雨になりますので、ワイパーがジャリジャリいいます。視界も悪いです。灰色の雨です。
灰の降る日は洗濯物を外に干さない。雨には気を付ける。風の日はマスクをして灰を吸い込まないようにする。
鹿児島の人たちは、昔からこう暮らしてきました。これが当たり前の生活です。
これは放射能対策と全く同じだな・・・といつも実感させられます。

かごしまんまの野菜は、農薬や化学肥料を極力使用しないので、市場のものより輸送に弱いです。
もしかしたらお手元に届くまでに見た目が少し悪くなっているかもしれません。虫が一緒に眠っているかもしれません。 特に今はまだ虫たちの季節です。すみませんが無害ですので丁寧に洗って食べてください。見た目は悪いですが、穴が開いている葉も食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜にカビ・腐敗等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
最近は季節がらクール便のトラック内が冷えすぎて葉物野菜の葉先が凍って溶けてしまうという報告を何件か受けております。お客様からのご報告は業務改善の柱です。どうぞご遠慮なくヤマト便とかごしまんまにご連絡くださいますよう、お願い申し上げます。
また、秋冬になりましてお野菜には桜島からの灰が付着しております。
鹿児島県民は全国の中でも平均的に長寿命であり、火山灰には害はないと言われていますが、よく流水で洗ってお召し上がりください。

その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
まだまだ弊社のような小さな企業ではできることも限られていますが、これからも「かごしまんまポリシー」を守り抜くべく頑張って参ります。
なにより皆様と皆様のご家族のご健康を心よりお祈り申し上げます。

Edit by 山下 理江