今回も前回に引き続き、311以降「安全な野菜や食材を食べていこう」と決意された方のためのお話をしていこうと思います。
311以降、九州の野菜をなるべく食べるようになった方は非常に多いと思います。
ところが【九州野菜だけを食べる】ことを実践していきますと、それまで気付かなかったことにぶつかります。
それは【季節感】です。産地を何も考えてなかったあの頃、私達は季節を問わずどんな野菜も簡単に手に入りました。しかし、産地を西日本、特に九州・鹿児島に限定してしまうと「野菜には旬があって、旬でない野菜は手に入らない」ということに気づかされるのです。例えば今は玉ねぎがありません。新玉ねぎが少しづつ出始めましたがまだまだ絶対量が少ないです。ニンニクもトマトもありません。ショウガもなくなってきました。逆に今は毎回のように入る大根やニンジンやホウレン草も気温が高くなれば姿を消していきます。主婦にとってとても悩ましいわけです。夏にニンジンの彩りが欲しい時もあります。そこでどうすればいいのか?供給量が少なく高価な高原野菜などを探して買いますか?それも一案だと思います。でも内部被ばく防御は長期戦です。なるべくお金をかけずに工夫したいものです。そこでおすすめなのは「冷凍保存」や「乾物保存」、「加工保存」です。
ニンジンやホウレン草や小松菜やブロッコリーは、調理しやすいサイズや形に切ってから沸騰したお湯にサッと20秒位ゆでて水を切って小分けにラップに包んで冷凍保存。ニンニクは生のまま皮をむいて冷凍保存。ニンニクは冷凍すると透明になりますが、火を通すと元通り白くなります。玉ねぎや深ネギや葉ネギも生のままで調理しやすいサイズにカットして冷凍保存できます。また、天日干しが可能ならばニンニクやショウガ、ニンジン、ゴボウ、大根などは干し野菜にもできます。ショウガは『食べるショウガ』や『焼き肉のたれ』、『しょうが糖』などの加工品にしておくと便利。
ポイントは、「旬の時期にこそ」その野菜をうまく保存しておくことです。我が家では今の時期はせっせとニンジンを冷凍していっております。ニンニクも冷凍庫にたくさんあります。冷蔵庫の冷凍スペースだけでは容量が足りないので冷凍庫もあります(冷凍庫って意外と安いですよ)。
無理なく九州野菜を食べ続けるにはもちろん旬の野菜を食べる生活にシフトしていく、つまり「メニューを考えてから野菜を買うのではなく、旬の野菜からのメニューを考える食生活」に切り替えることがどうしても必要になってきます。しかし日常から旬の野菜をうまく保存してくことによって、1年中彩りある食生活にしていくことも可能なのです。
それを昔から南国の鹿児島宮崎では人々は実践してきました。そうしないと暑さで野菜がひっ迫する夏の食生活が困るからです。そんな背景の中で生まれていったものの一つが、最近の野菜セットにもちょくちょく入っている切干し大根や割干し大根です。大根の旬の時期に、生の大根と干した大根が両方野菜セットに入ってくる理由は・・・・もうお分かりですね。旬の時期にこそ、保存食も作っていく、それが九州の食生活なのです。
かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。野菜に重大な腐敗または凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。