2013 December

平成25年12月25日(水)

Dec 25. 2013 かごしまんまだより

今年もあっという間にもう終わりなんですね。皆様の1年間はどんな日々でしたでしょうか。
かごしまんまをやっていると、「ありがとう」のメッセージや励ましの言葉、そしてなによりもおひとりおひとりが311以降の今を悩みながら真剣に生きていることを痛烈に感じる日々です。給食、牛乳、弁当、おやつ、水、魚、運動会、芋掘り、茶話会、お付き合い、お泊り、帰省、秘密保護法、避難、移住・・・・。311前まではなんのこともない日常だったことが今やひとつひとつがとても苦しい。そしてそれを周囲に理解されない話せないつらさ。そんな皆様の思いを感じながら野菜や食材を送り続ける日々でした。
どんなに発送量が増えても大切にしているのは納品書やおまけに書く手描きのひとこととできるだけ丁寧な梱包です。
かごしまんまを利用してくださるひとりひとりがどんな気持ちで日々生きているか、玄関の向うを想像して、かごしまんまの段ボールを開けた時に、ほんのちょっとでもホッと安らぎを感じてくれたなら、かごしまんまをやっている意味があると感じています。
先に述べた、給食、牛乳、弁当、おやつ、水、魚、運動会、芋掘り、茶話会、お付き合い、お泊り、帰省、秘密保護法、避難、移住・・・・について、どれについてどんなに悩んでどんな選択をしてもとても苦しいし答えが見つからないこともしばしばあります。子供達にも311前までは必要のなかった我慢をしてもらうことが多々あります。
気づいてよかったと思える反面、気づかないで今までのようにTVや新聞を見て何の疑問もなく生きていけたらな・・・とふと考えてしまうこともあります。気づかなかったり、気づいてもそれに蓋をして生きていった方が幸せじゃないのか、と思うことすらあります。そしてもしかしたら、やっぱり心配のし過ぎなだけで、大丈夫なのかもしれません。でも今はそれがわからない。だからできる範囲でがんばってみる。そんな気持ちを応援させていただき少しでもお役に立つことができれば、少しでも気持ちが軽くなれば、我々チームかごしまんまの喜びです。
チームかごしまんまには、これを読んでくださっている貴方もいます。
例えば貴方が鹿児島の無塩せきウインナーやベーコンをツイッターでつぶやいてくださった時、日本のどこかで子供のために泣きながら必死にこれを探しているママが知ることができて喜んでいただけます。また、例えば同じ気持ちのママにかごしまんまの存在があることを伝えられれば、そのママはそれから緊張して嫌な思いで電話をかけて原材料の産地を製造元に聞かなくてすむようになります。それだけで誰かの心が少し軽くなっていただけるのです。
だからチームかごしまんまは、決してかごしまんまのスタッフ3人だけではありません。かごしまんまの理念に協力してくださる生産者もそしてこれを読んでくださっている貴方も、みんなチームかごしまんまだと恐れ多くも私はいつも感じています。
・・・・なんだか暑苦しい文面になってしまった年の瀬ですね(笑)。すみません、猛省して新しい年を迎えます。
今までもこれからも手探りばかりの毎日で、皆様にご迷惑をおかけすることも多々あると思います。でもどうぞご一緒にチームかごしまんまをよりよく育てていってくださいますよう、心からお願い申し上げます。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。野菜に重大な腐敗または凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年12月17日(火)

Dec 17. 2013 かごしまんまだより

早いもので、12月12日に母子移住して丸2年になりました。夫と印西牧の原駅で別れた場面は今でも鮮明に思い出せます。それから一度も千葉に帰っていません。私の移住は残酷な理由でした。311後、多くの人と同じように色々な情報に翻弄されつつでも移住するという決心まではつかずに毎日悩み苦しみながら生きていました。鹿児島の両親から送られてくる水や野菜や食材に涙をこぼして感謝し、洗濯物や布団は一切外に干さず、園の遠足や運動会は何かの理由を付けて休んで、牛乳や給食をどうするか悶々としていました。そんな夏のある日、鹿児島の両親から電話が鳴りました。「あのね、お父さん、膵癌なんだって。肺にも転移しているって。」もう内容はそれしか覚えていません。転移のある膵臓癌への希望はどこを探してもありませんでした。私はその頃、北米輸入住宅会社で名ばかりの建築士兼宅建主任者をしていて、ボスに別会社を作ってもらいメープルシロップの輸入プロジェクトをしていました。311直後にカナダへ行って商談し、某大手カタログギフト会社とも契約して自分のメープルシロップがまさに世に出ようとしていた頃の事でした。
何日も何日もいっぱい悩んでいっぱい泣いて、たくさんの事を天秤にかけて出した答えが「鹿児島に行って父を家で看取り、私と同じ気持ちで苦しんでいる人の気持ちを少しでも軽くするような会社をつくろう。そうすれば今のすべてを捨てても私は歩いていける」ということでした。お金はありませんでした。でも夫は一つ返事で賛成してくれてその冬のボーナスの50万円を会社設立資金として貸してくれました(あ!まだ返してない)。そして2年前の12月、鹿児島に来ました。だからかごしまんまの資本金は50万円です。あとは理念と計画を書いたパワーポイントを持って鹿児島の商工会議所と銀行に行き、お金を借りてスタートしました。それがかごしまんまです。父は最初の野菜セットの発送を見届けてすぐに逝きました。鹿児島へ来ても結局なんの親孝行もできなかったのですが、それを父に見せることができて本当によかったなと今でも思います。父のあの時の言葉、「よかったな、これで安心して野菜を食べてもらえるな」は忘れられません。
メープルシロッププロジェクトは私が会社を辞めたことで全て白紙になってしまい、幻に終わりました。でも私は鹿児島に来てかごしまんまを立ち上げてこうして今いることを選択して心からよかったと思います。先が見えない未来でも、ツイッターやご注文時のメッセージやメール、お客様の声などから頂ける皆様の声に救われ続ける毎日だからです。同じ気持ちで苦しい毎日を過ごす皆様からの「ありがとう」に救われ続けた2年間でした。心の底から感謝いたします。そして、これからも同じ気持ちでかごしまんまを続けていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

【ヤマト運輸の一連の不祥事報道による規定強化の件】
先日、クール便の温度帯管理不祥事の報道があったことを受け、ヤマト運輸がクール便規定厳守の強化をしています。今月からかごしまんまの発送物もクール便では15kgを越えると荷物を引き取ってもらえません。お客様には大変ご不自由ご迷惑をおかけしますが、ヤマト運輸業務改善の為どうぞご理解ご協力お願い申し上げます。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。野菜に重大な腐敗または凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年12月10日(火)

Dec 10. 2013 かごしまんまだより

「クリスマス・お正月用品特集」商品と無塩せきウインナー・ハム・ベーコン類が好評です。皆さまからのお声やアドバイスから商品化できたものです。誰かのアイデアでどこかの家族が救われていきます。心から感謝いたします。

かごしまんまの基本的な野菜への理念は、「農家が無理しない範囲での減農薬栽培」です。野菜にとって過酷な季節である夏などの状況は違ってきますが、常に根底を流れているのは「農家だけが無理をしないで小売り側も消費者も正しい栽培方法の農家を応援する流通」です。例えばなぜ、今回の小松菜やほうれん草がジャンボだと思われますか?
それは、この無農薬栽培の農家さんがかごしまんまのためだけに葉物を栽培しているからです。かごしまんまは発送が週2回です。いくら畝ごとに種をまく時期をずらしても野菜さんたちは成長に適した時期は1日ごとにグッと大きくなります。野菜を毎日収穫して毎日市場に出せばどうなると思いますか?規定や規格と価格競争に巻き込まれるので生産性を重視した栽培方法にシフトしていき、当然農薬や化学肥料に頼った栽培になってしまうのです。
でも野菜の本当に大切な事ってなんでしょう。規格で決められた大きさや形や色ですか。農薬で作られた綺麗さですか。化学肥料でドーピングされたシャキッと感ですか。いいえ、違います。野菜の大切な事は、新鮮さ(根ものなどの貯蔵できる野菜は除きます)と安全さだと思います。新鮮ということはかごしまんまの発送日のために畑でスタンバイしていることです。安全ということは、農薬や化学肥料をなるべく使わず栽培することです。これらは言うのは簡単ですが、農家にとってはかなり負担を強いることです。葉物が大きくなってもおいしいのは土や太陽などの自然の力だけで育てて野菜自らの力で栄養を取り入れさせ生命力を強くしているからです。農薬を使用しないと虫だって細菌だって野菜を食べます。いくら手で虫を取り除いていっても限界があります。生き物と共存した野菜ができるから表面に穴や模様やシミができるのです。それを、小売り側や消費者が「見た目が汚いし、大きいから」という理由で買い取らなかったら農家はどうなりますか。正しい理念で栽培しなくなるでしょう。利益が出て労力がかからない市場の論理に沿った栽培に切り替えることでしょう。多少大きくても形が悪くても新鮮で味が良ければ、他業者が買わないものでもかごしまんまは安くたたくことなく農家の言い値で買い取ります。そうすることで、農家は正しい理念の栽培を続けられます。そしてかごしまんまはなぜそういう野菜を大切にするのか、消費者に伝え続けます。そうすることで農家・小売り・消費者の三者間の信頼関係が出来上がっていくのです。今回のきぬさやもそういう野菜です。安全な野菜をみんなで安く美味しく食べ続けるために考えることできること、それを伝え続けていきたいです。

【ヤマト運輸の一連の不祥事報道による規定強化の件】
先日、クール便の温度帯管理不祥事の報道があったことを受け、ヤマト運輸がクール便規定厳守の強化をしています。今月からかごしまんまの発送物もクール便では15kgを越えると荷物を引き取ってもらえません。お客様には大変ご不自由ご迷惑をおかけしますが、ヤマト運輸業務改善の為どうぞご理解ご協力お願い申し上げます。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。野菜に重大な腐敗または凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年12月3日(火)

Dec 3. 2013 かごしまんまだより

「クリスマス・お正月用品特集」商品と無塩せきウインナー・ハム・ベーコン類が好評です。皆さまからのお声やアドバイスから商品化できたものです。誰かのアイデアでどこかの家族が救われていきます。心から感謝いたします。

【添加物を避ける生活のススメ】―――――自分の舌を添加物センサーにする方法―――――
自分が食べた食品に、添加物が入っているかどうかわかりますか?
実はこれ、食品の表示を見なくても訓練すればある程度わかるようになります。やり方は簡単です。
たった半年間だけ、放射能の他に添加物を極力避ける食生活をしてみてください。また、スーパーやコンビニなどのお店でお弁当や総菜を買わないようにして下さい。この2つを実践すると本当に驚くほど自分の舌が変化します。
添加物はどこで見つけるかといいますと、お店で商品を手に取ってその原材料欄を見ます。実に多くの食品添加物が記載されています。無塩せきでないウインナーやハムには亜硝酸塩が入っています。鹿児島の甘い醤油のほぼ全てにステビアやサッカリン、甘草などの甘味料が入ります。ダイエット食品にはアスパルテーム系添加物が入ります。調味料にはアミノ酸等や〇〇エキスやキサンタンガム等の増粘剤が入ります。お菓子には香料や乳化剤や着色料が入ります。その他食品全般にはカビが生えにくいように合成保存料が使用されます。輸入青果には防かび剤等がたくさんかけられています。
商品の原材料欄を見て、前述の例のように意味の難しい漢字やカタカナのものは食品添加物だと思ってその商品を食べるのは避けてください。とくに加工品になればなるほど添加物は多いです。できればなるべくお店では「材料」を購入するようにして、自分で調理するようにすればかなり添加物を避けられます。
合成添加物に慣れた生活をやめて、半年ほど添加物をなるべく避けた食生活をしてみてください。
そして半年後、スーパーの総菜コーナーの商品を試しに食べてみてください。
舌に違和感を感じ取れるはずです。全く美味しく感じられなくなっているはずです。そしてひどい時には1時間以内に口内炎ができます。スタッフのみきちゃんにも実行させたところ、ちゃんと半年で添加物の味がわかる舌に育っていました。「本物の味」がわかる舌になっていることが自分で必ず実感できます。舌の細胞は日々再生されるからです。
食品も野菜も同じだと思います。カビさんや虫さんが食べないような食材を私達が食べて平気なのでしょうか。自分の舌が「本物の味がわかる」舌になると、本当に疑問を感じると思います。そこが、かごしまんまの商品基準の原点です。ぜひ、実践してみてください。添加物の味がわかるセンサーのような舌を育ててください。
放射能の味もわかるといいのですが、残念ながら地球上の生物は放射能に対して五感のどれも働いてくれません。
それが本当に残念で悔しくてたまりません。。。。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に重大な腐敗または凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江