2013 October

平成25年10月29日(火)

Oct 29. 2013 かごしまんまだより

台風が発生すると直接の被害はなくても野菜は高騰します。これは、多くの農家が台風の被害を最小に防ぐために畑を『台風養生』して守ったり、収穫を中止したりするため、市場に出る野菜の量が一時的に不足するからです。今日の野菜も台風の影響の為に収穫量が不足し価格が高騰していたため、11種類となっております。

さて今日はかごしまんまの☆印がついた小松菜や水菜やチンゲン菜がなぜあんなにもどんどん大きくなっていくのかをご説明いたします。
通常、農家はつくった野菜を市場か契約先に卸します。その市場や契約先のスーパーは、野菜に細かい基準を付けています。虫に食われたり病気にやられたり変色していたりしてないかのチェックや、大きさ、重さも厳しく決められ、野菜には均一の安定した品質が求められます。でも野菜も生き物なので、虫に食われたり病気にやられたりします。そこで農家はシャキッとした綺麗な葉物を出荷する為に農薬や化学肥料を使います。大きくなりすぎないように早めに収穫します。
しかしご存知のようにかごしまんまはなるべく農薬や化学肥料を使用しないのが理念であり、また発送日は火曜日と金曜日のみです。かごしまんまの契約農家の畑の野菜には、葉っぱに当然虫がいますし、収穫も毎日ではなく週2回だけなので野菜はどんどん大きくなるのです。規格の大きさに合わせて収穫して冷蔵庫保存しておくよりも、発送直前に収穫したほうが断然おいしいです。大きい野菜は少し茎や葉が硬くなりますが、化学肥料でシャキッとさせられたものではなく野菜の命自体のシャキシャキ感ですし新鮮なのでとてもおいしいのです。市場でいうといわゆる『規格外の野菜』が多いかごしまんまですが、新鮮でおいしくて安心なものという『かごしまんま規格』ゆえに小松菜や水菜やチンゲン菜がどんどんビッグになってしまうのです。
また、泥付である理由は、野菜を生きた状態でお届けできる、泥で野菜が保護される、水で洗ったり乾燥させたりする時間や労力が必要ない、というさまざまなメリットがあるからです。泥付野菜のおいしさを堪能してください。

先日、普段使いのソーセージ開発に関する悩みを相談すべくツイートしましたところ、多くの方からアイデアを賜りました。会社運営は会社だけでやっていくのではなく、お客様にも相談することでよりよい意見が得られるということを非常に学ばされました。この場を借りてお礼を申し上げます。いつも本当にありがとうございます。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。

その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年10月22日(火)

Oct 22. 2013 かごしまんまだより

鹿児島もぐっと秋らしくなってきまして野菜セットに葉物や大きい野菜が増えてきまして箱詰め作業が困難を極めつつあります(笑)。なんとか皆様の送料負担を減らそうと1箱にパズルのように納めるように苦しみながらやっています。嬉しい悲鳴です。
かごしまんまの横長段ボールは、ヤマト運輸規定のクール便の最大サイズを数センチオーバーしているのでこれ以上大きくできません。野菜セットの野菜が大きくなってきているので同梱できる量も夏よりぐっと少なくなりました。特に紅はるか芋、みかん、キャベツ、パン・ケーキ類、卵、牛乳は体積が大きいので同梱できる量が少ないです。ご了承ください。
さて、あっという間に迫る年の瀬に向けて、かごしまんまでも商品開発をしています。
1年と半年ほどやってきましたが、「原材料は九州産、かつ農薬や添加物無し、かつ非遺伝子組み換え、かつ肥料や飼料も九州産のみ、かつ低価格」という課題はやってみると非常に困難で、全てを満たすのは本当に超難題!ということがわかってきました。とくに加工品は調味料になんらかの添加物や遺伝子組み換え不分別原料が必ず入っています。それをどこまで各自の基準で許容できるかが、現状では必要な事だと思い知らされる毎日です。
普段使いできるソーセージやハム、おせちの田作りなど、加工品を今後商品UPしてまいりますが、どの加工品も100%課題を満たしておりません。でも、かごしまんまが現在できうる一番安心な商品をUPしていこうと思います。野菜も本当はセット内容全てを無農薬栽培やそれに近い栽培のもので揃えたいのですが、かごしまんまの考えとしては「1週間の必要食材をなるべく低価格で揃えられる店」の実現を目指しているので、今はこの形でやっていこうと思います。盛り沢山な新鮮で美味しい鹿児島野菜をたくさんたくさん食べてください。
チェルノブイリの現状を見ても、日本での放射能防御は長い戦いになると思っています。「続けられる食材で続けられる戦い」をこれからもあせらず地道にやっていきましょう。そのお手伝いを全力でさせていただきます。その中で、かごしまんまの考えに賛同してくださる生産者を少しずつ増やして、より安全な食材に近づいていこうと思います。
放射能の検査も、表面だけ測ったり検出限界値が高い検査をしたりすることは無意味だと考えます。でも精度の高い検査は費用もかかるので、1ヶ月に1検体くらいずつ必要性の高いものを優先して測っています。
このように100%理想を実現できない現状ではありますが、年末年始に皆様が安心して美味しいものを食べられるように商品をUPしていきます。どうぞ楽しみに待っていてください。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。

その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年10月16日(水)

Oct 16. 2013 かごしまんまだより

台風の影響は大丈夫でしたでしょうか。被害にあわれた地域の皆様には心からお見舞い申し上げます。
昨日は、あるお客様からのご質問メールがきっかけで【油粕】という肥料について調べてみました。生産者に聞いて、農協に聞いて、それから肥料製造業者に聞いてみました。
油粕というのは菜種油を採る際に出るかすなのですが、国内では菜種自体が非常に貴重で生産量も少ないので高価なものです。肥料となりますと低コストで大量に必要とされるものになりますから、主にカナダ、あとは中国などからの輸入がほとんどだそうです。こちらではカナダから輸入したものを鹿児島の肥料会社が製造しておる、とのことでした。
お客様からのメールのおかげで今日もとっても勉強できました。肥料の油粕について理解が深まりました。国内の菜種は使用していない、と結論できました。
ただし遺伝子組み換えか否かといいますと、ほとんどの飼料や肥料は「遺伝子組み換え」品であるだろうと推測されます。
なぜなら、多くの農家は経営にひっ迫しているからです。
昨今の原油の高騰で、農機具の燃料やビニール資材などの多く原油由来のものがどんどん値上がりされていく中で、農作物や畜産物などの「食品」は値上げができないのが実情です。九州ではこの10月からやっと牛乳の相場が1Lあたり10円値上がりしただけです。戦後からほとんど値上がりしていない鶏卵農家はもっと苦しいです。いま、多くの農家は経営難なのです。大量に使う肥料や飼料の、安い遺伝子組み換え品を止めることはできません。
自分たちの野菜や畜産物が「高く売れない」以上、それは仕方がありません。
多くの消費者が生産者のこだわりに対する「価値」がわかり、肥料・飼料・農薬などをこだわり、それによる価格の上昇を認めてくれる世の中になれば、違ってくるかもしれません。
でも今はそうではありません。スーパーでは綺麗で安価な野菜や牛乳・卵から売れていきます。かごしまんまだけでは絶対的な力不足です。農家の命運をかごしまんまが背負うことはできません。
よって今は放射能防御・非遺伝子組み換え・減農薬の全てを完璧にすることはできませんが、生産者とよりそい、信頼を徐々につけて生産者が少しでもかごしまんまスピリッツを理解してくださるように活動していくことに力を注いでいます。小さな活動ですが、今日のようにお客様がかごしまんまにメールをくださる、そこからがすでに1歩だと思います。
その1歩を生産者に届け、少しづつかもしれませんが理想に近づいていく、そんな会社になっていきたいです。
皆様、いつも貴重なメール、本当にありがとうございます。
キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【かごしまんまの台所】というレシピブログを始めました♪
http://blog.goo.ne.jp/kagoshimanma
かごしまんまの旬の野菜や食材を使って、家庭の台所でできるプロの技を公開していきます。忙しい毎日ではありますが、かごしまんまの良い食材を丁寧に料理して家族といただく、そんな喜びをこのブログで感じて頂ければ幸いです。料理家の水野佑香さんが全面協力で作ってくださり、カラーの写真も豊富ですぐに作りたくなっちゃうレシピばかりです。知っている基本のメニューも、ちょっとした工夫と丁寧な工程をふむと全然違う美味しさが引き出せるから不思議です。どうぞ「かごしまんまの台所」のレシピをご活用くださいませ。
苦しい日々ではございますが、台所に立つ私達が、心から安心できる食材で楽しく料理してて笑っていることができれば、ご家族にも笑顔と安心が生まれます。そう、かつて私達のお母さんがそうであったように・・・。

Edit by 山下 理江

平成25年10月8日(火)

Oct 8. 2013 かごしまんまだより

今回の台風は、鹿児島は強風と雨がすごかったですが影響はほとんどありませんでした。被害があった地域の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。また、台風の影響で配達の遅延が生じた皆様には大変ご迷惑とご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

ツイッターを読んでいたらある生産者の方のツイを見つけました。「給食にサンマが出るので思い切って先生に相談しようかな。変に思われないかしら」というつぶやきでした。思わず涙がこみ上げてきました。私が千葉から鹿児島に来てもうすぐ2年。鹿児島では放射能は遠い場所の話であり、気にする人はほとんどいません。鹿児島のインターネット普及率は低く、多くの方にとって主な情報源はテレビと新聞です。まさか放射能の影響が鹿児島にあるかもしれないとは思っていません。「市場に流通するものは全て検査しており安心である」と思っている人が大半です。そんな雰囲気の中で、気概のある生産者を探してかごしまんまの理念を話し、ぶつかったり信頼を得たりして少しずつ関係を築いていった2年間でした。生産者の方の「サンマが給食に出るから悩む」というつぶやきを読んで、ああ、鹿児島に来て意味があったな、よかったな・・・と思うことができました。世間の雰囲気・風潮という大きな壁に挑むには小さすぎる一歩ではありますが、でもたしかな一歩を感じることができた瞬間でした。
キリトリ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【かごしまんまの台所】というレシピブログを始めました♪
http://blog.goo.ne.jp/kagoshimanma
かごしまんまの旬の野菜や食材を使って、家庭の台所でできるプロの技を公開していきます。忙しい毎日ではありますが、かごしまんまの良い食材を丁寧に料理して家族といただく、そんな喜びをこのブログで感じて頂ければ幸いです。
料理家の水野佑香さんが全面協力で作ってくださいます。
すでに醤油麹や甘酢の作り方、きゅうりのレシピがたくさん公開されています。まだかごしまんまHPとのリンクを張っておりません。「かごしまんまの台所」と検索エンジンに入れて出してください。
カラーの写真も豊富で、すぐに作りたくなっちゃうレシピばかりです。
知っている基本のメニューも、ちょっとした工夫と丁寧な工程をふむと全然違う美味しさが引き出せるから不思議です。どうぞ「かごしまんまの台所」のレシピをご活用くださいませ。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年10月4日(金)

Oct 4. 2013 かごしまんまだより

この前の日曜日は小学校の運動会でした。雨乞いをするほど降雨量が少なかった鹿児島ですが、その日はなぜか雨降りでした。いったいどんな強烈な雨男がいたのでしょうか。観戦のテントの中でふと隣の家族を見ると、子供達が美味しそうな某有名メーカーのおせんべいやお菓子や仕出し弁当を食べています。鹿児島では運動会に豪華な仕出し弁当をお店に注文して持参するご家庭も多いのですが、今の九州では手に入らないニンジンやレタスにキャベツ、そしてサバの焼き魚、海老なども豪華に盛り付けられていました。政府や自治体がもっと国民の命と健康を守る姿勢なら、それを見ても悲しい気持ちにはならないだろうな・・・・と思いました。
経済優先の日本では、私達ひとりひとりが自分の意志で勉強して調べてそして考えて行動しなければ、「被害者」側にいつでもなりうる社会なのだな、と思います。子宮頸がんワクチンの被害者の方やその親御さんのツイートやブログを読んでみると、胸が張り裂けるような思いになります。彼女たちは、国が決めたそのワクチンを打って「被害者」にさせられました。いまだ医療費も生活も学業もなんにも保障されておりません。そんな狂った話があるでしょうか。国が決めた数値ややり方は本当にあっているのでしょうか。多くの人たちは自分が「被害者」になってから気づくのでしょうか。哀しみと憤りを感じずにはいられません。

さて、今回は野菜セット内容が秋の息吹を感じられるようなものとなりました。
まだまだキャベツなど葉物野菜は高騰中ですが、契約農家さんの葉物が収穫できるようになりました。ただ、まだ葉物の旬ではなく、ほうれん草は今回の種まき分はダメになってしまったとのことです。せっかく畑を耕して、丁寧に種まきして、芽が出たら間引きしていって、大切に育てたものが、ダメになるつらさ、そして収入が0になる。それでも機械・資材のローンを返済し、燃料の高騰に頭を抱える・・・。そういういくつもの苦労や困難を乗り越えて私たちの食卓にやってきてくれたということを想像しながら野菜を食べるとまたひときわ美味しさが違いますね。農家の皆さんに心から感謝です。そして日本の農業を守るにはもっと体制を変えないといけないな、と本当に思います。これから秋野菜がどんどん出てくる季節です。楽しみですね!

秋冬野菜はボリュームがあり、夏のあいだよりも野菜セットと同梱できる量も減っていきます。特に米・パン・あられ・卵・ケーキ類は1箱に同梱できる量がぐっと少なくなります。ご了承ください。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。

その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江