2022 June

てげてげ

Jun 13. 2022 かごしまんま日記

悩ましい季節がやってきた。
井之上さんのジャガ芋と高吉さんのイタリアントマトのシーズンだ。
いや、ジャガ芋もイタリアントマトも嬉しい。
しかしその選別が大変なのだ。

井之上さんも高吉さんも無農薬栽培。
お客さんも大喜び。
だけど提供する我々はヒヤヒヤ。
納品される野菜がワイルド過ぎる。

だって井之上さんも高吉さんもマイペンライでケセラセラでなんくるないさー。
そういうマインドでないとやってられない。
どんなに計算したってどんなに手を尽くしたって、常に天候や虫や菌や動物にいとも簡単に左右されてしまうのが無農薬栽培だから。
何が起きたって何をされたって、マイペンライでケセラセラでなんくるないさー。
鹿児島弁ではこれを『てげてげ』という。

井之上さんのジャガ芋も、高吉さんのイタリアントマトもてげてげに納品される。
「よーけ入れといたけ!」→和訳「多く入れといたからね♪」

でも割れていたり傷んでいるのもけっこう入っているから、かごしまんまで選別の洗礼を受けるとだいたいプラマイゼロ。

いくら「割れていたり傷んでいたりするのはお客さんに発送できないですよ」と言っても彼らはいつもてげてげ。

毎回「よーけ入れといたけ!」。

でもこのてげてげに、日本の無農薬農業は救われているのだ。
マイペンライでケセラセラでなんくるないさーでてげてげ。
世界中にある同様な意味の言葉。
豪雨や台風にやられても、虫や菌にやられても、タヌキや猿にやられても。

マイペンライ。
ケセラセラ。
なんくるないさー。
てげてげ。

そのマインドでまたやっていける。
ビバ!無農薬栽培!

だけど『お届け』はそうはいかない。
今日もかごしまんまではギンギンに目を光らせて、てげてげに納品された無農薬栽培野菜を神経質に選別している。

Edit by 山下 理江

とうもろこしを1本GETしたなら、迷わずこれ。

Jun 13. 2022 かごしまんまレシピ

材料(4人分)

とうもろこし1本
お米2カップ半
水2カップ半
黒酒(または酒みりん)半カップ
塩少々
お好みで塩や乾燥バジル粉末

調理時間

5分作業+炊飯時間

作り方

  • 01.
    研いだ米2カップ半、水2カップ半、黒酒(または酒みりん)半カップ、塩少々を炊飯器に入れる。
  • 02.
    とうもろこしの皮を剥き、包丁でとうもろこしの実をこそぎとる。
  • 03.
    こそぎ取ったとうもろこしの実と、残った芯を炊飯器に入れて炊飯する。
  • 04.
    ご飯が炊き上がったらとうもろこし芯を取り出し、かき混ぜる(動画参照)。

とうもろこしを縦にすると削りやすいですよ~


芯を入れると風味がアップしますよ~


炊き上がってふたを開けるとこんな感じ~


よーくまぜまぜしないとケンカになりますよ~


お好みで塩や乾燥バジル粉末をふりかけて召し上がれ♩

Edit by 山下 理江