2024 January

2024年1月後半号

Jan 19. 2024 かごしまんまだより

【鹿児島の地小豆の復活プロジェクトへの達成御礼 ネクストゴール挑戦中!】
コロナ禍、戦争、物価高、円安、大震災・・・誰もが生きづらさや暗い気持ちを感じるこのご時世に、名もなくひっそり消えつつあった在来種小豆の復活プロジェクトを多くの方々に応援して頂き、心より感謝申し上げます。
ここ数年、度々送料や商品の値上げをしなければならなかったこと、出荷日をやむなく金曜日のみに変更したこと、それらに対していつもたくさんの応援や激励のメッセージを頂いてきたこと、ご注文のたびに励ましや感謝のお言葉を添えてくださったこと・・・・そうやって何年も皆さんが応援し続けてくださってかごしまんまを繋いでくださってきたからこそ、この小豆計画が始動できました。
資金ゼロ、知識ゼロ、経験ゼロの私がここまで走ることができたのは、紛れもなくかごしまんまを応援し続けてきてくださった皆さんのおかげです。どれほど奇跡で尊いことでしょう。どのような言葉も今の気持ちを表すことができません。
「こんなにもリピーターが多い会社は聞いたことがない」と、どの金融機関にも、どの指導団体(市や商工会や経営支援など)にも、まず驚かれます。そして熱心に理由を聞かれます。
でもいつも理由はうまく答えられませんし、おそらく相手にも伝わっていません。一番に考えられる理由は、私自身が放射能や化学的な添加物や農薬がNOなこと、でもそれらを絶対的に排除するのではなく、金銭面や日常生活面で続けられる価格帯やモノでありたいこと、だと答えています。
完全無農薬や完全無添加の完全九州産のみのお店にしたら、日常的に使える野菜セットや食材は実現不可能でした。
あともう一つの理由として、かごしまんまをご利用してくださる方々は、他のお店の商品では替えがきかないこと。常にそのことを忘れずにいます、と答えます。例えば九州産大豆の豆腐や納豆や野菜や牛乳卵肉魚類は他のお店では買えないので、急に欠品したり配送事故があったりした時には市内中、ときにはもっと遠方まで色々なお店を走り回って同じ商品を探して買って揃えることも多々あります。なぜならかごしまんまの商品が届かないと、そのお客さんは不安を抱えて何軒ものスーパーを梯子して食材を探し回らねばならないからです、と答えます。
でもそういう理由を述べても、金融機関や指導団体には全く伝わらず、わかってもらえません。
もっというと、かごしまんまにおろしてくださる生産者の皆さんにもわかっていただけていないだろうな、とも感じています。
なのでなぜかごしまんまを立ち上げたのか、どうして続けているのか理解してもらうのも難しいだろうと思って、あえて人間関係を避け友達もつくってきませんでした。だから2011年以降ずっと、鹿児島でも孤独でした。
それを支えてくださったのが、皆さんからのいつものご注文や応援メッセージや感謝のお言葉でした。
先月から『鹿児島の地小豆を復活させ、地元農業とスイーツを盛り上げたい!』というクラファンに挑戦                     して、地元のラジオやTV新聞も応援してくださり、お陰様で第1目標達成&ネクストゴールを目指すところまできました。他人との交流をあえて避けて生きてきた私にとって、この2ヶ月間は本当に色々な人と出会い、関わり、人の想いや温かさを感じ、心を開くことができた、久しぶりに人間らしい日々でした。
自分だけではどうしても越えられなかった壁を、皆さんの想いや応援によって乗り越えられるかもしれない、そう思うことができました。心から感謝いたします。ありがとうございます!!!
私はこの日々を一生忘れません。泣いても笑ってもクラファン挑戦も今月末まで。最後まで諦めず、頑張ります!!
この2ヶ月ずっとうるさく騒いでいて、本当に本当にすみません。
今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2024年1月12日号

Jan 12. 2024 かごしまんまだより

【2024年が始まりました】
能登地震で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。雪が降る中での避難生活は、想像を絶する厳しさでしょう、本当に胸が潰れる思いです。1日も早く日常生活を取り戻されることを、強く強く願います。
北陸に思いを寄せ、できることをして1日1日を大切に生きていこうと思います。今年もよろしくお願いいたします。
新年はもう一つ深く考える機会がありました。過疎化と高齢化が急速に進む輝北町の温泉に行ったときのことでした。
その温泉のエントランスには、温泉に通う近隣住民の名札がフックに吊り下げられていて、温泉に入っている人の名札は靴箱の靴にとめてありました。他人の靴を間違って履いて帰ることへの防止、自分の靴がどれなのかわからなくなることへの防止、などのお年寄りに優しい工夫がこの名札にありました。
女湯へ行くと脱衣室には歩行器や杖が並び、浴室には介護椅子がありました。
施設のどこを見ても、高齢者が圧倒的に多いのだと感じさせられました。
帰りに近くのファミリーマートに寄ると、店員さんがお年寄りに「お湯が熱いからね、気をつけてね」と大きな声でゆっくり話していました。店内は高齢者比率が高くてびっくりしました。車を運転できないお年寄りには、近所のコンビニがライフラインであることをまざまざと実感しました。
その時に思ったのは「うちのあんこは、この人達に優しい商品なのだろうか」ということ。
添加物を加えずに常温で賞味期限を長くできて、かつ製造しやすいのが現在の真空パックの粒あんです。しかし、これはハサミで封を切って別の保存容器に入れ替えないと、使い勝手がかなり悪い。お年寄りならもっと大変なのではないか、と容易に想像できます。独り暮らしだったらもっと少量のものがいいのではないか、冷蔵庫の中ですぐ見つけられるようにスタンドタイプがいいのではないか、とかやがて必ずくる超高齢化社会を体感とともに考えることができました。
そこで今年の目標は「もっと食べやすい商品開発する!」と決めました。
いま持っている機械類で、できる試作品をどんどんつくっていこうと思います。
年末の最終発送に入れさせて頂いたオマケの粒あんはいかがでしたか?
少量ではありましたが、あえてジッパー式でスタンドタイプのものを試作してみました。
ゼリー飲料のようなスパウトパウチタイプにも充填してみようと思います。

【クラウドファンディング『鹿児島の地小豆を復活させ、地元農業とスイーツを盛り上げたい!』】                                   
クラファン挑戦も、おかげさまで達成率約80%のところまできました。深くお礼申し上げます。 
達成しないとご支援者情報がわからないシステムで、個別にお礼できなくて本当にすみません。                                                                                
『活動報告』には、これまでのかごしまんまの歴史や想い、今日の1日などブログのように色々更新しています。最近では門倉タニアさんとの交流や、地元メディア出演のことなどをUPしています。
ぜひご覧ください。タニアさんと近いうちなにか商品開発しようかとも話していて、今後の展開がとても楽しみです。
クラファン挑戦も今月末まで。この2ヶ月ずっとうるさく騒いでいて、本当に本当にすみません。
まだ販売数も販売経路も少ない今年は、どうしても仕入れ資金調達が厳しく、このクラファン挑戦で、多くの皆さんからのご支援が必要です。どうか応援よろしくお願いします!!
今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江