かごしまんまには毎日のように皆さんからツイッターやメールやご注文時のメッセージ欄に、お礼や応援のメッセージが届くのですが、4月以降は特に「久しぶりに〇〇を料理して食べられました」というお声を多く頂くようになりました。
「初めての焼きそば、早速、注文したモヤシや豚肉、野菜と炒めて、おいしくいただきました。焼きそばを家庭でつくったのは久しぶりです。めんがもちっとして、美味しいですね!」
「311以降、大丈夫かな?と思いながらも恐る恐るブラジルの鶏肉しか食べていませんでした。久しぶりに安心で美味しい鶏モモ肉を食べられて幸せです。」
「中揚げ、あっさりしていて美味しいですね。久しぶりに家族で頂きました。」
「パクチー、こちらでは関東産のものしか手に入らなくて食べられませんでした。かごしまんまさんのパクチーはスーパーのものよりずっと生命力があって力強くて香りがいいです」
「新しいもやしになって本当においしいです。しかも種類が増えて嬉しい。地元で手に入るのは栃木産のですし他の通販では売ってないので助かります」
「黒豚肉、故郷の鹿児島で良く食べた味でした。こちらで同じ味が食べられるとは、感激です」
「お肉と焼きそば、初注文です。楽しみにしています♪
「普通の主婦目線も忘れない新商品開拓、ありがとうございます。かごしまんまさんのお仕事には、いつも『心』や『あたたかさ』を感じて、時に厳しい、時に孤独な被ばく防御の日々に、癒しをもらっています。」
「九州産の強力粉、待っていました!パン作りに外国産のを使っていますが、ポストハーベストが気になり九州産を探していました」
まだまだたくさんの嬉しいメッセージを頂いているのですが、ここに載せきれません。
皆さん・・・・。311以降ここまで本当にがんばって我慢してこられたのですね。
ふと思い出します。311後に鹿児島のこの地に保養に来た時、スーパーや生協にデーリィの牛乳、「九州産小麦の焼きそば」、「九州産大豆の納豆」や豆腐、「鹿児島県産安心咲鶏モモ肉」や「鹿児島黒豚の無塩せきウインナー」や油揚げがたくさん売られていて安心したこと。それと同時に、私と同じように悩み苦しんでこういう食材を探し求めているママたちのためになんとか届けてあげたい、と決意した日のこと。最初の1~2年の、赤字となかなか商品化できない挫折と原発再稼働を止められない無力感に苦しんだこと。でも多くの応援メッセージに支えられ続けて頑張れていたこと。少しづつ商品もお客さんも増えてきたこと。少しづつ、お客さんが西へ住所変更していっていること。
移住した方も移住できないで苦しんでいる方も移住しない選択をした方(選択せざるを得ない方)も、立場や状況は本当に十人十色。どういう生き方の選択が正しいかなんて答えは出てきません。でもどの方も日本にいる以上、家族を守るべく本当に頑張っていることがメッセージだけでなくご注文内容からも伝わってきます。
これからは焼きそば、たくさん家族に作ってあげられますね、311前と同じように。
みなさんの喜びのメッセージを頂くたびに、私の心にも虹がかかります。
かごしまんまをやってきて本当によかったです。ありがとうございます。皆さんとのご縁に感謝です。
少しづつではありますが、これからも皆さんの「我慢してきた食材」を商品化できるよう、頑張ってまいりますね。ですから、たとえ自分の周囲には同じ思いや考えの方がいなくても自分を信じて、TVや新聞からだけでなく自分から情報をとりにいって、淡々と『できる範囲で』自衛してください。チェルノブイリの現在を鑑みても、日本もおそらく長期戦です。決して無理せず、時には自分を許しながら『できる範囲で』やっていきましょう。