2014 May

平成26年5月27日(火)

May 29. 2014 かごしまんまだより

【発送料金の値上げ対策】
4月からヤマト運輸は全国的に一斉値上げをしました。
それまではクール便加算料金がどのサイズも200円でしたが、かごしまんまの段ボールサイズ(3辺合計120)では600円に値上げとなりました。値上がりを聞かされた当初は、いきなりの大幅な値上がりに憤慨し絶望し、郵便局と佐川急便に見積もりを依頼しました。そしてはじめは郵便局に決まりかけましたが、いざ具体的な話に進むと、最寄りの配送センターの保冷施設ではかごしまんまの発送量をカバーできないことが判明し、鹿児島の中央配送センターまでチャーター便を使わねばならなくなって、かえって郵便局では発送料金が高くなることがわかりました。佐川急便の料金体系もヤマト運輸より高かったです。
そこで、ちょうど夏になるので冬に比べて野菜もそれほど大きいものはなくなりますので、しばらくは段ボールサイズそのものを小さくして3辺合計のサイズを100にすることにします。このサイズならば値上げは100円程度なので、かなりきついですがお客様に値上げせず、品質も落とさずしばらくは維持できそうです。
今までよりかなり段ボール箱が小さく感じられるかと思いますが、値上げしない為の工夫ですのでご了承下さい。
また佐川急便ですとクール便で20kgまで発送できるとのことなので、6月からは15kgを越えたり体積が大きいご注文の場合は佐川急便での発送とさせていただきます。これにより20kgまで1箱で送れるようになります。
今回の値上げの件でかなり苦境に立たされましたが、創意工夫やアイデアもたくさん生まれました。
まさにピンチはチャンスですね。♪ピンチピンチ チャンスチャンスランランラン♪(雨雨フレフレのリズムで)
※重さが20kg以内であっても、食パンやあられなどの体積が大きいものは送料加算となる場合があります。
あらかじめご了承ください。
※15kg以内は今まで通りヤマト運輸での発送です。

【水曜日も発送いたします】
6月からは水曜日も発送します。よって火・水・金の発送となります。
ご自宅への到着は、発送から1・2日後です(地域によって異なります)。

【締め切り時間が13時になります】
火・水曜日発送→→1週間前の火曜日の13時
金曜日発送→→1週間前の金曜日の13時

【生うどんは水曜日発送できません】
大好評の『生うどんつちや』のおうちで生うどんは生産者の定休が火曜日の為、水曜日の発送ができません。

【今年は夏期の野菜セットにレタスが必ず入ります】
鹿児島の夏は過酷で、日差しが強くてほとんどの葉物野菜は育たず収穫できません。
去年の夏も野菜セットに葉物が入らず、生産者・お客様共にみんなで耐えてきました。
しかし今年は旭信興産のご協力で、通年栽培できる野菜工場のレタス類が必ず1種類野菜セットに入るようにできました!7月~9月あたりまでの野菜セットには野菜工場のレタス類が必ず入ります。嬉しいですね!
しかも洗わなくていい無農薬野菜ですので、水の汚染が心配な方にも安心な野菜でとても便利です。
これからも手探りで紆余曲折して工夫しながら頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

Edit by 山下 理江

平成26年5月20日(火)

May 20. 2014 かごしまんまだより

【本当に安心できる安全な野菜や食材とは?】
先日、同じ志で頑張っている某食材通販の方とお話しする機会がありました。
無農薬の小麦粉を買ってくださった方から数か月後に「冷蔵庫保管していたが虫がたくさん小麦粉の中にいて気持ち悪い。返品して欲しい」というご連絡が来て大変困った、という話を聞きました。
九州産、かつ無農薬・減農薬・無添加・非遺伝子組み換えという野菜や食材を求めることは、「安全な食べ物を食べたい」という気持ちの表れだと思います。でも、全ての農薬や食品添加物は理由があって使用されています。
例えば輸入小麦は、あらかじめ輸出する前に小麦粉の中にコクゾウムシなどが生存できないように薬を混ぜ合わせます。輸入ブロッコリーやレモン、バナナも虫が付かないようにカビが生えないように薬をかけたり薬剤で燻蒸したります。これらがいわゆるポストハーベストです。
輸入の業務用大豆や植物油の原料になるナタネのほとんどは遺伝子組み換えです。しかも遺伝子組み換えとは書いてなくて、遺伝子組み換え不分別(混入しているかもしれませんが不明です、という意味)という表示でごまかしています。さらには醤油や植物油に加工されるとその表示義務すらなくなってしまいます。でも、遺伝子組み換え植物は、農家にとって広大な畑で大量に生産して収穫するにはとても効率的な作物です。他の植物が死滅する位の強い農薬をかけても大丈夫なように遺伝子を操作されているからです。
同じように農薬も虫や菌を殺して野菜を「綺麗な状態」で店頭に出すには不可欠です。保存料や発色剤や増粘剤も、食品を「長持ちさせるために」必要なものなのです。
でもそれら農薬や食品添加物や遺伝子組み換え作物は、放射能と同じように発がん性物質であったり様々な病気の原因や体調不良の原因になる可能性が指摘されています。虫や菌を殺す「毒物」なのですから。
ですから私達はなるべく減農薬・無農薬・無添加・非遺伝子組み換えを選択しているのですよね。
では、私達の求めるこれら「九州産でかつ農薬や食品添加物や遺伝子組み換えをなるべく使用しない野菜や食材」はどんな特徴になってしまうかというと、
・虫の食べた穴がある、虫がいる
・目に見えない卵があるので小麦粉やぬかなどは時間の経過とともに虫が出てくる
・カビが生えやすい
・大きさや形が均一ではない
・傷みやすい
・出荷時には目に見えないような小さな腐敗が、お届け時には大きく広がっている場合がある。(もちろんご連絡下さい)
・人件費や原材料費が高くなるので商品価格も高くなる
・賞味期限が極端に短い
・採算が合わないので大手メーカーは作らない→小さな会社や個人が作るので衛生面やラベル・包装が市販品のようにはいかない
・季節に合わせるので、野菜や加工品は1年中いつでも手に入るわけではない
・突然生産中止や欠品になる
・加工品やお菓子などの味が素朴過ぎて物足りない
・見たことのない変な形や種類の野菜もある
・卵も季節や温度変化によって変な形の黄身があったり黄身の色が濃くなったり薄くなったりする
・・・・・うううむ。悪いところばっかりですね。
でもこれが、薬や化学的なものを使用しない「本当に安心できる安全な野菜や食材」の真実です。

Edit by 山下 理江

平成26年5月13日(火)

May 13. 2014 かごしまんまだより

【鼻血論争】
人気漫画の、原発事故により鼻血が多発している、という表現で日本中に論争が起きています。政府官邸からも被曝が原因で鼻血が多発しているとは考えられない、というツイートされるほどです。
2011年夏の私の周囲の事実を申し上げますと、私はその頃千葉県印西市に住んでいました。上の子(現在8歳)は副鼻腔炎でよく鼻血を出す子で、現在も鼻血をたまに出します。でもその年が一番頻度が多かったです。下の子(現在4歳)はその年に鼻血を2回くらい出しました。後にも先にも下の子が鼻血を出したのはそれだけです。
そして、印西市のあるスイミングスクールではお母さん方が「うちの子、鼻血をよく出すのよ、しかもものすごい量なの!」「えっ?うちもーっ。なんか鼻血多いわよね、暑いのかしら、今年は」という会話を聞いたことがあります。そのお母さんたちは笑って話していました。放射能を気にしている様子はありませんでした。
自由であるはずの一出版物の表現に、政府や自治体が反応することは異常なことであると思います。仮に誤った表現だったとしても、いくらでもそういう表現は他にたくさんあるはずなのにこの件だけこんなにも国や自治体が反応することが、異常であると思うのです。

【九州産・鹿児島県産という表記が増えてきたこと】
丸美屋さんの国産納豆の左側に「九州産大豆100%使用」という表記がされるようになったのをはじめ、野菜や商品に「九州産」や「鹿児島県産」という表記が増えてきました。今はそれがブランドである、ということに九州鹿児島の生産者やメーカーの多くがようやく気づき始めつつあります。国民の多くが原発事故や放射能に関心が無いように、九州の生産者やメーカーも関心がなく、「国産」ということがブランドであると思っているところが現在も多いです。しかし私達がメーカーにお問い合わせをしたり、要望を伝えたりすることによって少しづつ変わってきたのだと思います。嬉しいですね。
先日も携帯が鳴り、「山下さん、パッケージに印刷しようと思うのだけれど、九州産、鹿児島県産、鹿児島、の3つの中でどれがいいかな?」と、とある会社の社長に聞かれました。私は「迷わず、鹿児島県産、です!」とお答えしました。社長は「そう!ありがとう!」と嬉しそうでした。私もすごく嬉しくなりました。かごしまんまをやってきてよかったな、と本当に思いました。

【6月から週3回発送に・送料と運送会社は現時点では未定】
鹿児島の夏の暑さは過酷で、ほとんどの露地栽培の葉物野菜が暑さで育たず収穫できません。かごしまんまの対策としましては、夏期の葉物不足には旭信興産さんにご協力を仰ぎ、リーフレタス・フリフリリーフ・エレガンスリーフのいずれかを野菜セットに毎回入れるようにします。
また、野菜全体の供給量も夏期は減る為、各回の受注量を減らし、より質の良い野菜セットをご提供できるよう、現在の火曜日金曜日発送を、6月からは火曜日水曜日金曜日発送にします。
詳しくはHPのカレンダーをご参照ください。
4月からの消費税増税に伴い、ヤマト運輸をはじめ運送会社各社で大幅な値上がりがありました。お客様にできるだけご負担がないよう、現在も鋭意検討中です。当初はヤマト運輸の値上げに伴い、ゆうパックに変更する方向で検討しておりましたが、鹿屋集配センターにはかごしまんまの段ボール全てを収納できる大型冷蔵庫がないことがわかり、チャーター便で鹿児島の拠点まで運ばねばいけないことがわかりました。チャーター便を使うとかなり金額が上がるので現在はゆうパックは断念しなければならない状況です。
また、段ボールの大きさを工夫したりすることも検討し、なんとか値上げしないでできる方法がないか模索中です。どうぞこれからもよろしくお願いします。

Edit by 山下 理江