2023 May

2023年5月後半号

May 29. 2023 かごしまんまだより

【西さんの色彩選別機が故障】
大人気の西さんの無農薬栽培米シリーズが今、残念ながら全て販売休止中です。
西さんの米の色彩選別機が故障したからです。
「なぜ色彩選別機が故障するとお米を出荷できなくなるのですか?
カメムシ被害粒や石ならかごしまんまのお客さんはご理解してくださっていますよ」
と私が聞くと、
「いやあ、うちは黒米も扱っているので、どうしても混ざってしまうんですよね。
なぜか茶色の粒もある一定の割合で出るんです。それカメムシじゃないと思うんですよね。
あと黒米など他の品種が入っているともういわゆる『事故米』といって米屋さんで買い取ってもらえないんです。
選別機が非常に古いものなのでメーカーに部品もなくて困ってしまいました。
夏期講習代が入ったら買おうかなー」
と西さんはため息をついておられました。
えっ?夏期講習?ん?とみなさんは思われたでしょう?
実は西さんは小中学生向けの塾も経営されているんです。
「塾は主に夜の仕事だから、昼間はヒマで〜。耕作放棄地を持っているから米を作ろうと思って農家も始めましたw」
と。マジですか。タフだな〜
塾の先生が農家もやっているなんて、ここ鹿児島でも聞いたことがありません。
今の時期は特に忙しく、昼間は田植えをして夜は小中学生に勉強を教えているそうです。
かごしまんまにも小豆用の色彩選別機があるので、田植えが落ち着いたら一緒にそちらを使ってみることになりました。
いずれにしましても、しばしの間は西さんのお米シリーズが休売となります。
みなさん本当にすみません。

【2023年の梅は裏年か】
梅や柑橘類の木は、その地域でいっせいに豊作の年と不作の年を毎年交互に繰り返していく傾向があります。
豊作の年を表年(おもてどし)といい、不作の年を裏年(うらどし)といいます。だいたい毎年交互にやってきます。
今年2023年は、どの農家さんに聞いても梅の実があまりなっていないとのことで、おそらく裏年だと思われます。
市場に青梅が出始めましたが、表年だった去年とは違いやはり高値です。
去年私が収穫した自然栽培の梅の木も今年は実があまりなっていないので、今年の青梅は市場仕入れとなります。
販売時期も短いと思います。
梅ジュースや梅酒を仕込む予定の方はお早めのご注文をお願いします。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江

2023年5月前半号

May 29. 2023 かごしまんまだより

【鹿児島ではフェリーが交通手段】
ゴールデンウイークはゆっくり過ごせましたでしょうか。
私は、枕崎や指宿に行って『舟人めし』や『揚げたてコロッケ』を楽しみました。
鹿児島は、鹿児島湾を挟んで大隅半島と薩摩半島に分かれます。
なのでフェリーが交通手段としてメジャーで、桜島フェリー・垂水フェリー・フェリーなんきゅうのなんと3航路!
電車があまりない鹿児島では、人々は日常的にフェリーを利用し、
高校生も定期券で毎日乗って通学していたりしています。
特に桜島フェリーは桜島噴火時の避難経路として防災もあり、
24時間運航しています。
今回、私は地図の③のフェリーなんきゅうに乗って枕崎と指宿に
行ったのですが、このフェリーがまあとんでもなく揺れるんです。
湾内ですが太平洋にも面しているので大海原の木の葉状態。
揺れに揺れるので、船内ではまともに歩けないほど。
船酔いに耐え抜いて食べる『だいとく食堂』の舟人めしはサイコー!
枕崎のかつおとその本枯節を贅沢すぎるほどに使ったお茶漬け。
鹿児島に来たらぜひ枕崎の舟人めしを食べてください。
あとなぜか指宿はコロッケの激戦区。
ぜひ『肉の上高原』さんのアツアツコロッケで悶絶してほしいっ!
いつかぜひ鹿児島に遊びに来てくださいね。
海も山も美味しいものもたくさんあります。

他の日は、ひたすら『かのや姫小豆』の選別作業をしていたりえしでした。
製餡所建築も完成に近づいてきました。今月は機械類が入り、いよいよ試運転をします。
小豆計画(小豆プロジェクト)という名でインスタもHPもあります。ぜひのぞきにきてくださいネ。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江