【真夏におけるエコな室内環境の整え方】
あっという間に梅雨が終わってしまいました。
豪雨の鹿児島を心配してくださった皆様、本当にありがとうございます。
さあ、夏本番です。
毎年この時期、室内植物や常温野菜の保管に苦慮している方は多いのではないでしょうか。
帰宅時のムワッとするあのよどんだ空気も嫌ですね。
鹿屋の植物の専門店araheamさんによりますと、植物に最も大切なのは『風』とのこと。
araheamさんの温室も物凄く蒸し暑いです。しかし、常に大型扇風機が回っていて『風』があります。
鹿屋に広がるお茶畑にも随所に扇風機が設置してあり、常に『風』を茶畑に送っています。
夏の室内で植物や野菜が傷むのはエアコンを切っているからではなく、この『風』がないから。
動物と違って植物は全く動けずに同じ場所で呼吸しているので、空気の流れが必要になってきます。
室内に『風』を起こすには、扇風機やサーキュレータを設置してみましょう。
無印良品にも5000円程度で首振りのサーキュレータがあります。
『風』には通り道・抜け道が必要です。締め切った室内では空気の流れが起きません。
窓を少し開けておくのがベストですが、防犯上それができない場合がほとんどだと思います。
そこで換気扇を強にしてつけたままにしておくと、空気の流れができます。
扇風機やサーキュレータの風は、植物に直接当てると負担がかかるので、植物から少しずらしておくのがベスト。
反対に『風』がないよどんだ空気を好むのが、カビです。締め切った蒸し暑い室内は格好の繁殖場。
植物を病気にし、常温野菜の玉ねぎやじゃが芋をあっという間に腐らせてしまいます。
室内に『風』をつくり、植物たちの葉がわずかに揺らぎ、常温野菜はネットで吊るしておく。そうすればかなり室内環境は改善され、カビも軽減するので、帰宅時のあのムワッとする嫌な感じも軽減されます。
200V電源で外の空気と中の空気を入れ替えて温度を下げるエアコンは非常に電気を食いますが、ただモーターを回すだけの扇風機・サーキュレータや換気扇は電気代がそれほどかからず家計にも優しいです。
さすがに室内が40度近くになると心配ですね。そんな時にはエアコンの温度設定を『30℃』にし、換気扇を止めて外出しましょう。
それでも外気温度よりは低く『風』が流れているので、帰宅時にはかなり快適です。
できればお風呂場やトイレ洗面所の換気扇も常時つけておくとさらにベスト。お風呂場のカビも低減されます。
電気代が異常に高い今、『風』を上手に活用しての室内環境の維持がおすすめです。
皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。