2013 November

平成25年11月26日(火)

Nov 26. 2013 かごしまんまだより

かごしまんまでも遅まきながら「クリスマス・お正月用品特集」が始まりました。
放射能の事、産地、添加物などを考慮するとなかなかラインナップは増えませんが、精一杯、今の時点でご用意できるものをさせて頂きました。
かごしまんまの商品は皆素朴で決して綺麗なパッケージではありません。HPの説明もシンプルで写真も下手くそです。かごしまんまが重視するのは原材料の詳細です。これが全てです。原材料の中身が良ければ食品は至極美味です。なにより私達消費者自身が情報を「知る」ことができれば納得し安心できます。ですからわかりうるすべての原材料の詳細を記載します。しかもこれは一消費者が電話で企業に聞いてもわからないことが多いです。なにより電話で産地を質問するときの、あの「雰囲気」がとても嫌だという方は多いのではないでしょうか。私もいつもなぜだかどうしてだか後ろめたい感覚があります。どうしてでしょうね。。。。
消費者では限界があることでも、対企業同士だからできること、それをかごしまんまは消費者の皆さまに代わってやっていきたいと考えます。それが各商品ページの原材料の詳細なのです。
さて、かねてからかごしまんま悲願であった、日常使いの「無塩せきウインナー・ハム・ベーコン」がとうとう発売できました。全ての原材料が100点というわけではないかと思います。しかし高級品ではなく「日常使い」という視点から見たら日本一安心安全なウインナーだと自信を持って言えます。
なかなか進まない営業交渉、最少ロットの壁、パッケージの壁、色々な困難を、お客様やツイッターの仲間が支えてくれたりアドバイスや意見をくださったりしたおかげで乗り越えることができました。今後は売れ残りをどうするか、など課題はあります。
しかし311以降の辛い日々の中、あの日、鹿児島の生協で見た「無塩せきウインナー」を、いつか必ず全国のみんなにも買えるようにしてあげたい、と決意したときの思いは今も忘れられません。
これからもひとつひとつ、皆様とドラマを描きながら、商品化していき、よりよい「かごしまんま」になっていくことを誓います。
311以降、私達が安心して食べられるものは本当に少なくなってしまいました。
でもかごしまんまなら、まるで鹿児島に住んでいるかのように安心して色々な食材を食べられる、そんな感覚でかごしまんまでのお買い物を楽しんでいっていただけたらな、と願っています。
これからも、どうかご意見、アドバイス、ご要望、ご感想をお寄せください。
よろしくお願い申し上げます。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に重大な腐敗または凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年11月19日(火)

Nov 19. 2013 かごしまんまだより

只今かごしまんまでは年末商品の企画化を進めています。
昨日、お餅の生産者に丸餅と角餅のサンプルを作ってきてもらいました。が、角餅を見てびっくりしました。丸餅のように丸めて成形した後、四角に形作っていて、丸餅のように粉がかかっていてまるでクッキー生地のようでした。
ちょっと申し訳ないと思いながらそれを見て爆笑してしまいました。生産者いわく「だって角餅、見たことないんだもの!」。でもとっても愛おしい形でした。
野菜もそうですが、こちら九州の野菜はなんだか素朴で大きかったり小さかったり、曲がっていたり二股だったり、虫にたくさん食われていたり、色が変だったり傷がついていたりします。味噌も米粉もドレッシングもつゆもポン酢もだんごもコンニャクもジャムも甘麹も椎茸も切干大根もなんでもどんどん作っては簡単にラベルを貼って地元の生産者直売所に持ち込んでは売っています。野菜も食べ物もなんだか元気なのです。
そして、野菜に虫がついていても、食品の見た目が悪くても少し痛みがあっても、売る方も買う方もおおらかです。だから、九州・沖縄の野菜や地元加工品には農薬や添加物が少なく、簡素なパッケージなので物価が安いのです。そういう地元野菜は、スーパーやデパートのようにきれいな場所ではなく、プレハブ小屋のような生産直売所が多くあり、もしくは無人販売所があり、そこで元気に売り買いされています。
首都圏に住んでいた頃の自分を振り返ると、簡素で怪しいパッケージには手を出さず、綺麗で清潔な包装の綺麗な商品ばかり選んでいたように思います。穴やキズがない綺麗な色形の野菜を選んでいました。でもそれは、農薬がたくさんかかっているからこそ綺麗に均一化された野菜であることを知りました。本来、自然の生き物はいろんな形や大きさをしていろんな色をして、いろんな生物と戦って傷を治癒しながら育っていくのです。均一で虫も食わないのはおかしいのです。加工品が時間の経過とともに変化したりかびたりするのは添加物を加えてないからなのです。綺麗なパッケージで綺麗な商品が「良いもの」であるとは限らないのです。それを、ここ鹿児島へ来てたくさん学んでいます。
昔の人は、例えばパンや味噌にカビが生えるとカビを取って食べていました。野菜は自分で作るから農薬をかけずに変な形でも新鮮でおいしいものを食べていました。その知恵を現代の私達は継承せず、いつのまにか綺麗で清潔すぎるものを求め、生産者にもちょっとのことで返品や交換を要求しプレッシャーをかけていく世の中にしてしまいました。そりゃ農薬使いますよ、添加物使いますよ、綺麗なものを作るために。でもそれは果たして安全でしょうか?せっかく放射能防御をされているのですから、その他においてもなるべく安全なものを召し上がっていただきたい。安全なものは、決して綺麗なものではないのです。かごしまんまはそういう商品をこれからもなるべく扱いたい。それを知っていただき、恐縮ではございますが消費者の皆様にもどうかご理解いただきたく思います。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に重大な腐敗または凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年11月12日(火)

Nov 12. 2013 かごしまんまだより

今日はご家庭で役に立つ有機野菜、減農薬野菜の特徴をちょっとお話しいたします。
まず、大きな特徴として見た目が悪いです。これは、虫や菌類が元気に野菜を食べている証拠です。人間が欲する野菜は、他の生き物にとってもおいしいものなのでごく自然の事です。
また、農薬がかかっていないので突然痛むことがよくあります。これは、発送時には目に見えないような小さな傷やカビが、あるとき一気に広がってしまうからです。これも病気やカビを予防する薬やドーピングがされていないからです。
アメリカや中国からのブロッコリーやニンニクなどの野菜がいつまでもお店で生き生きと新鮮なのは、強い薬を散布するポストハーベスト(収穫後の倉庫や輸送中に野菜が成長したり腐敗したりするのを防ぐ目的で防かび剤や抗菌剤を野菜に散布すること)だからです。また、栽培期間中にもかなりの農薬を使うので、野菜がキレイで大きさも形も均一です。
でも有機野菜や減農薬栽培はそうではありません。100点満点の野菜はいません。
虫や菌類などと戦って自然界の仲間の一員として一生懸命生きているので、穴が開いていたり大きく育っていたり曲がっていたり、発送時には気がつかなかった目に見えない小さな痛みやカビも存在します。
それらを野菜の生命力で頑張って押さえているのです。それが減農薬野菜・有機野菜です。
お届け直後には野菜の状態をチェックし、傷みが進みそうな部分はカットします。人間も傷口の部分から細菌が入りやすく化膿しやすいですが、野菜も同じです。カットされている部分が一番弱く腐敗が始まりやすいです。カットされている部分は到着したらさらに1cmほどカットしておく。そうすれば腐敗は進みづらいです。
また冷蔵庫に野菜を保存した後も毎日野菜に注意し、痛みを見つけたらすぐその部分を取り除くことがポイントです。
痛みや「溶け」の部分は、取り除けば広がることを抑えられ、野菜を長くおいしく食べられます。
特に水分を多く含む野菜(水菜など)は傷みが早いです。到着後、なるべく早めにお召し上がりください。
水滴がついた野菜は水滴を取り除くと腐敗を防げます。
とても手がかかり、大変ではございますが、農薬が多くかかっていてカビや虫や菌が食べないようなお野菜を皆様に食べて欲しくありません。
せっかく安全を求めて九州のお野菜や食材をお求めになってらっしゃるのですから、放射能以外にもできるかぎり全力でお守りしたい。
そんな思いです。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年11月6日(水)

Nov 6. 2013 かごしまんまだより

先日の3連休を利用して、沖縄に「かごしまんまの台所」を担当してくださっている水野佑香さんと親睦を深める目的と商材リサーチに行って参りました。
おっちょこちょいな私は自宅にスーツケースを忘れるという珍事件を起こしましたが、佑香さんのおかげでなんとか無事に過ごせました。
沖縄にはモノレールがありますが、基本的には鹿児島と同じ車社会です。都市部の慢性的な渋滞にはびっくりしました。11月だというのに半袖やタンクトップでも平気な気候というのもびっくりでした。
佑香さんの案内で、産直農産物販売所や地元スーパーなど色々なところに行きました。産直農産物販売所には地元野菜が豊富で、ゴーヤ、ヘチマ、水前寺菜、山東菜など暑さに強い野菜たちがたくさん並んでいました。なんと沖縄産のバナナもありました。少ないですが沖縄県産の米もありました。加工品コーナーでは手作りの惣菜やお菓子がたくさん並んでいました。魚屋さんには見たこともないような南国のカラフルな魚が並んでいました。
地元のスーパーには沖縄県産の野菜の他に、北海道の玉ネギ・ジャガイモ、群馬のレタスがあり、鹿児島のラインナップと似ていました。また、アメリカ産のタマネギ、台湾産のごぼう、ミャンマー産のこんにゃく芋を使用したコンニャク、海外の様々な調味料や缶詰もあり、輸入品がとても豊富な印象を受けました。米軍基地があるからでしょうか。また沖縄県産の牛乳や卵もありました。さすが沖縄で砂糖と塩のラインナップが豊富でした。
残念ながら子供たちが喜びそうなかわいくて手軽で安全そうなお菓子やジュースやふりかけはありませんでした。どこのスーパーでも悲しいくらいに大手のお菓子ばかりで、九州・沖縄産のお菓子はあんまりありませんね・・・・。あってもお年寄り志向のものばかり。こどもたちのおやつ問題。これは本当に頭を抱えます。

沖縄は避難に向かないという意見もありますが、私の印象としては鹿児島と同じで、『車を1台確保し、旬のもの・地のものを食べる生活』をするにはとてもいいところだと思います。輸入品も豊富なので逃げもききます。ただどこへ住むにもそうだと思いますがやはり目的が「移住」ではなくその先の「移住した場所で自分が何を生きていくか」を視野に入れないと厳しいかな・・・・という印象です。沖縄は「不発弾処理緊急車両」がサイレンを鳴らして街を走っています。住宅街のすぐ上をオスプレイなどの戦闘機が飛んでいます。歴史が特殊で現地の人たちの現実は今も戦争と隣り合わせなのだ、と運動会をしている小学校の脇に留まる機動隊車両を見ながら実感しました。たった2日間の駆け足な視察でしたが、とても勉強になった2日間でした。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江