【原材料の秘密その③ 食品表示法】
食品表示法の改正により、原材料表示が変わりつつあります。
色々ありますが大きなポイントは3つ。
重量割合上位1位の原材料の原産国または製造地を表示
『人工』『合成』『化学』『天然』の文字を削除
原材料の『/』以降を添加物とする
主原材料はどこの国でつくられたものかがわかるようになりますが、日本で作られたものは全て『国産』や『国内製造』となります。都道府県表示もOKですが、『国産』表示が主流になります。
そして添加物の欄は原材料とは別に『/』以降に表示され、人工的化学的なもの由来なのか天然なもの由来なのか分かりにくくなります。
また、商品に『〇〇無添加』や『〇〇不使用』の表示もガイドラインの策定が進められています。
これは『人工』や『合成』や『化学』という言葉が、無添加表示のためだけに使用されているからだそうです。
さあ、商品選択サバイバル時代の幕開けです。
消費者にとって表示してほしいものが、法律の改正によって表示してはいけないことになってまいりました。
『人工』や『合成』『化学』『天然』『無添加』『不使用』というワードを、国家が法によって抹殺しようとしています。
まだインターネット上の販売画面には食品表示基準の規制は及びません。
しかし消費者庁は『食品のインターネット販売における情報提供の在り方懇親会』を10回ほどやっています。同様の規制がされるのも時間の問題です。
なので、かごしまんまも今までのように詳しすぎる原材料表示ができなくなると予想されます。
消費者側に添加物や遺伝子組み換えやその表示に対しての知識がないと、身体に悪いものが入っているかどうかを見抜けなくなる世界にどんどんなっていきます。法のチカラで、みんな良さげな商品になってしまうのです。
これまでかごしまんまだよりでは、3回にわたり『原材料の秘密』シリーズで特集してまいりました。
今後、かごしまんまも法規制に従って原材料表示をしなければならなくなりますが、どうかみなさま、この『原材料の秘密』を記憶にとどめてください。
原材料表示が変わっても、かごしまんまはこれからも添加物や遺伝子組み換えや農薬などがなるべくない食材を選んで商品にしていきます(お菓子や総菜・おせち等の一部商品はご了承ください)。
どう嘆いてもこの国の流れは変わりません。消費者の私達自身がもっと知識をつけて賢く変わっていかねばなりません。がんばってまいりましょう。
皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。