2015 July

平成27年7月31日

Jul 30. 2015 かごしまんまだより

【ネオニコチノイド系を避けるには?】
ネオニコチノイド系農薬は生態系に影響を及ぼす懸念があり、また収穫物への残留も懸念されているため、消費者としては放射能や添加物、遺伝子組み換え等とともに避けていきたいものの一つですね。国や自治体にも禁止する方向に向かって欲しいですし、生産者さんにも使用して欲しくないと切に切に願っています。しかし現実的には避けることがかなり難しい農薬であります。
ためしに、かごしまんま商品でネオニコチノイド系を避けてみましょう。
まず、『野菜セット』類は、市場から仕入れた農産物も1~3品種ほど入る為、避けた方が無難だと思います。
ぐるめ畑さんの野菜は以下のHPで栽培履歴が閲覧できますので、まずはご自身でぜひご覧になってそれぞれの農薬をネットなどで検索して調べてみてください。http://gurubata.com/
例えば水菜は播種時に1回、ジノテフランという殺虫剤を使用しています。このジノテフランという言葉でヤフー検索してみますとこれはネオニコチノイド系でした。しかし播種時の1回散布以外は防虫ネットで完全密閉する事で害虫の侵入を防いで農薬を使用せず、鹿児島県地域比で8割減の減農薬栽培を実現しています。ぐるめ畑さんのほうれん草とピーマンは無農薬です。
現在は収穫時期ではないため商品UPしていませんが、『丸かじり金柑』の丸山果樹園さんはダントツという殺虫剤を、前田いちご農園さんはモスピランという殺虫剤を、それぞれ数千倍に薄めて収穫の1か月以上前に散布しています。
ぐるめ畑さんも丸山果樹園さんも前田いちご農園さんも、「1回でも農薬を減らしていこう」と大変な努力と労力をかけて農産物を栽培している生産者さんです。減農薬栽培を実現するためにこれらのネオニコチノイド系殺虫剤を使用しています。
また、かごしまんまの牛乳・乳製品・肉類・肉加工品・卵類の家畜の飼料の農薬使用状況は、追い切れません。同じように小麦粉類、パン類、ジャム類、ドレッシング類、納豆・豆腐類の原料である大豆、米類、お菓子類の原料の米や小麦、麺類の材料の小麦、調味料の材料である大豆や小麦・麦・米などは、ネオニコチノイド系農薬はおろか農薬使用状況すら追えません。
よって不明なので、これらは全て避けた方がいいと思います。
結論としては、厳密にネオニコチノイド系を避けるには『無農薬栽培の野菜』か、『有機栽培の原料を使用した加工品』以外は全て避けた食生活にした方がいいようです。残念ながらかごしまんまレベルではまだまだそれは実現できません。
有機栽培系の加工品を販売している会社は、鹿児島県の鹿北製油さん、徳島県の光食品株式会社さんなどがあります。両社ともオンラインショッピングのホームページがありますヨ。
かごしまんまとしては生産者さんやメーカーさんにネオニコチノイド系農薬の危険性をお知らせすることはできますが、使用をやめるよう要請することはできません。農薬を変えることにより畑全体の農作物がダメになったり労力が倍増したり等のリスクの甚大な責任を背負う力がないからです。生産者さんに「ネオニコチノイドや放射能や遺伝子組換え作物・食品添加物等をなるべく避けている」ということとその危険性を伝えられる時に伝えていく、つらく悔しいですがそれだけしかできないのが現状であります。

【8月7日(金)発送につきまして】
8月7日(金)はお盆休み前の最終発送のためご注文が多く、通常の集荷時刻と違うために商品の到着が遅れる可能性があります。また【発送連絡メール】が次の日の送信になる可能性もあります。ご理解とご協力お願い申し上げます。
【お盆のお休みのお知らせ】
8/9~8/16迄お休みとさせていただきます。その間の発送(8/11・12・14)もありません。
休み前の最終発送は8月7日(金)となります。お盆明け最初の発送は8月18日(火)です。
休みの関係で、8/18・8/19・8/21発送のご注文締切は【8月7日13時】とさせていただきます。
定期便をお申し込みのお客様で、定期便発送日を8/7・8/18・8/19・8/21等に変更ご希望の際は
【7月31日金曜日13時まで】に弊社までご連絡いただきますようお願いいたします。
また8月7日発送の野菜セットを【ダブル野菜セットに変更】等も承ります。その場合も【7月31日金曜日13時】までにご連絡くださいませ。休み中もご注文とメールは大丈夫です(お返事が遅くなります)。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

Edit by 山下 理江

平成27年7月24日

Jul 23. 2015 かごしまんまだより

【鹿児島はやっと梅雨明けしました】
梅雨明け宣言と共に夏休み最初の3連休はキャンプへ行きましたが最終日は雨の中の後片付けとテント撤収で身も心もズブ濡れになりました。しかし焼きそば、ゆでうどん、ウインナー、ベーコン、黒豚小間切れ、食パン、ジャム、牛乳、ヨーグルッペ、野菜、調味料等々の持ち込み食材は全てかごしまんま食材で揃えられたので本当に安心で幸せでした。かごしまんま4年目にして初めて実現できました。これからも安心・納得できる日常食材が全て揃えられるような商品展開を目指してお店づくりに励んでいきます。
お日様もだいぶ顔を出してくれましたので、今週のお野菜は久しぶりに力強い味が出ています。ゴーヤも復活しました!

【いいものは大量には作れないし季節限定で高い】
鹿児島では1年を通して収穫できる農産物はほとんどありません。トマトもイチゴも収穫時期が限られています。トマトソースの材料となるデルモンテトマトやイタリアントマトの収穫期は3月~7月です。かごしまんまのケチャップも1年中作れるわけでなく3月~6月までしか作れません。ジャムも果実の冷凍保存分が無くなれば来季まで製造できません。
でも一般のスーパーなどにあるケチャップやジャムは1年中きれることはありません。どうしてでしょうか?
それは野菜や果実を大量生産しているから。大量生産はコストや労力を下げることが重視されます。するとどういうことになるか。それは均一化・品質維持のために種から収穫までずっと農薬漬けの作物になります。細菌や虫にやられないよう病気にならないよう広大な畑に農薬がたっぷり機械や飛行機等からかけられます。農産物によっては収穫後も腐敗したり虫にやられたりしないように薬を使います。1例をあげますと、米国の安いケチャップは遺伝子組み換えのトマトで作られています。遺伝子を操作すること自体への影響も懸念されていますが、除草剤をかけても枯れないように遺伝子組み換えされているので、一般的な農作物よりはるかに強くて大量の農薬が散布されている可能性が高いです。国産の農作物は遺伝子組み換えではありませんが、大量生産するためには同じように農薬などを多用しています。大手メーカーのものはそうやって野菜が病気などにやられることもなく大量に収穫できるようにし、また複数産地のものを使うので1年分の原材料が確保できて商品をきらさないでいられます。
しかし鹿児島もしくは九州産に限定してなるべく農薬や化学肥料を使わない栽培の原料を使うようにすると、ケチャップやジャムもおのずと季節限定・数量限定になっていきます。さらに増量や着色・変質防止などの添加物を使わないようにすると価格も高めになっていきます。最近は大手メーカーさんからも季節限定・数量限定で九州産のものが出てきましたね。本当に嬉しいですね。
同様に、野菜や果物も見た目がきれいで安いものは大量生産です。減農薬栽培の野菜や果物は常に細菌や虫との戦いで手間がかかるのでそんなに大量に生産できません。無菌室で栽培しない限り、見た目も綺麗なはずがありません。
食材の価格には必ず理由があるのです。

【8月7日(金)発送につきまして】
8月7日(金)はお盆休み前の最終発送のためご注文が多く、通常の集荷時刻と違うために商品の到着が遅れる可能性があります。また【発送連絡メール】が次の日の送信になる可能性もあります。ご理解とご協力お願い申し上げます。
【お盆のお休みのお知らせ】
8/9~8/16迄お休みとさせていただきます。その間の発送(8/11・12・14)もありません。
休み前の最終発送は8月7日(金)となります。お盆明け最初の発送は8月18日(火)です。
休みの関係で、8/18・8/19・8/21発送のご注文締切は【8月7日13時】とさせていただきます。
定期便をお申し込みのお客様で、定期便発送日を8/7・8/18・8/19・8/21等に変更ご希望の際は
【7月31日金曜日13時まで】に弊社までご連絡いただきますようお願いいたします。
また8月7日発送の野菜セットを【ダブル野菜セットに変更】等も承ります。
その場合も【7月31日金曜日13時】までにご連絡くださいませ。
休み中もご注文とメールは大丈夫です(お返事が遅くなります)。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

Edit by 山下 理江

平成27年7月14日

Jul 13. 2015 かごしまんまだより

【鹿児島の梅雨明けは台風11号通過後か】
鹿児島はまだ雨が降ったりやんだりの毎日です(涙)。この様子ですと台風11号が通過するまでは梅雨明け宣言はなさそうです。記録的な長雨による日照不足でトマトやキュウリの色づきが悪かったり、湿気や水分多量によりタマネギやピーマンやじゃが芋の状態が全体的に悪かったり葉物野菜の根元付近が溶けやすくなっていたりしています。
野菜のコンディションがあまり良好とは言えず、また、全体的にお野菜の味が薄く感じます。本当にすみません。
お日様が雲に隠れていると、こんなにも野菜の力や味がなくなってしまうものなのですね。最寄りの温泉の野菜販売コーナーは例年ですとこの時期はゴーヤ、ナス、ピーマン、トマト、ツルムラサキ、トウモロコシ、キュウリなど夏野菜が沢山並んでいるのに、トマトとキュウリとニンニクくらいしかなく他の野菜は長雨による生育不良で惨敗です。ご近所の野菜の無人直売所はとうとう売るものがなくなって1週間くらいシャッターが閉まったままです。

【鹿児島野菜の価格が高騰中です】
かごしまんまはあらかじめ生産者さんと価格や数量を取り決めて1年を通して直接仕入れ続けているため、野菜の価格に大打撃を受けることはそんなにはないのですが、全体の収穫量に左右される為、1品種ごとの量が多くなったり少なくなったりします。この6月7月は長雨で収穫量が激減しているため、1品種ごとの量が少な目になってしまって申し訳なく思います。本当にすみません。
近所のスーパーに行くといきなり野菜の値段が通常価格の倍以上になっていることもしばしば。
でもこれは決して農家さんたちが儲けようとしているわけではありません。
鹿児島は雨続きで畑の土が乾く暇がなく、気温が高くて湿気があるので野菜を病気にさせたり腐らせたりする細菌やカビ等が活躍中です。例えばジャガイモ。雨の合間に収穫しても収穫した半分以上の芋が傷んでいることもあります。すると収穫量も労働時間も通常の倍以上になります。よって野菜の価格も通常の倍以上にせざるを得なくなるのです。
また、梅雨が明けても今年は秋くらいまで野菜が少なかったり高値であったりすることが予想されます。これは夏野菜や秋野菜の多くが梅雨時期に種まきや植え付けなどをしなければいけないからです。
農家さんたちにとって今年の長雨は本当に死活問題です。

【8月7日(金)発送につきまして】
8月7日(金)はお盆休み前の最終発送のためご注文が多く、通常の集荷時刻と違うために商品の到着が遅れる可能性があります。また【発送連絡メール】が次の日の送信になる可能性もあります。ご理解とご協力お願い申し上げます。
【お盆のお休みのお知らせ】
8/9~8/16迄お休みとさせていただきます。その間の発送(8/11・12・14)もありません。
休み前の最終発送は8月7日(金)となります。お盆明け最初の発送は8月18日(火)です。
休みの関係で、8/18・8/19・8/21発送のご注文締切は【8月7日13時】とさせていただきます。
定期便をお申し込みのお客様で、定期便発送日を8/7・8/18・8/19・8/21等に変更ご希望の際は
【7月31日金曜日13時まで】に弊社までご連絡いただきますようお願いいたします。
また8月7日発送の野菜セットを【ダブル野菜セットに変更】等も承ります。
その場合も【7月31日金曜日13時】までにご連絡くださいませ。
休み中もご注文とメールは大丈夫です(お返事が遅くなります。ご了承ください)。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

Edit by 山下 理江

平成27年7月10日

Jul 9. 2015 かごしまんまだより

【鹿児島はまだ梅雨が明けず、引き続き毎日雨です】
鹿児島はまだ梅雨が明けません(涙)。ずーっと雨が続いてやっと昨日(9日)に青空が見えました。
記録的な長雨による日照不足でトマトやキュウリの色づきが悪かったり、湿気や水分多量によりタマネギやピーマンやじゃが芋の状態が全体的に悪かったり葉物野菜の根元付近が溶けやすくなっていたりしてます。
野菜のコンディションがあまりよくなくてすみません。

さて私事で恐縮ですが、6日(月)の朝、キッチンのゴミ箱からゴミを取り出そうとかがんだ時に背中の中心がピシッとなってしまい、ものの数分間で背中全体が固まって痛みが走りました。キッチンから四つん這いで布団までやっとのことで行き、そのまま動けなくなってしまいました。
会社にも行けなかったのでスタッフに迷惑をかけてしまったのはもちろんのこと、毎日(内緒で)餌をやっているネコのミイちゃんもかなりご立腹だったろうと思います。
整体してもらって歩けるようになりましたが、今も背中がまだ痛みます。ギックリ背中というもので、数日経てば治癒するそうです。そんなこともあるのですね。
よって今週はまんまだよりは来月の予定のお知らせに終始し、短かめになってます。

【8月7日(金)発送につきまして】
8月7日(金)はお盆休み前の最終発送のためご注文が多く、通常の集荷時刻と違うために商品の到着が遅れる可能性があります。また【発送連絡メール】が次の日の送信になる可能性もあります。
どうぞご理解とご協力お願い申し上げます。

【お盆のお休みのお知らせ】
8/9~8/16迄お休みとさせていただきます。
その間の発送(8/11・12・14)もありません。
休み前の最終発送は8月7日(金)となります。
お盆明け最初の発送は8月18日(火)です。
休みの関係で、8/18・8/19・8/21発送のご注文締切は【8月7日13時】とさせていただきます。

定期便をお申し込みのお客様で、定期便発送日を8/7・8/18・8/19・8/21等に変更ご希望の際は
【7月31日金曜日13時まで】に弊社までご連絡いただきますようお願いいたします。
また8月7日発送の野菜セットを【ダブル野菜セットに変更】等も承ります。
その場合も【7月31日金曜日13時】までにご連絡くださいませ。

休み中もご注文とメールは大丈夫です(お返事が遅くなります。ご了承ください)。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

Edit by 山下 理江

平成27年7月3日

Jul 2. 2015 かごしまんまだより

【鹿児島はまだまだ梅雨真っ盛りで、引き続き毎日雨です】
今年の梅雨は鹿児島にとって試練です。
どのくらいの試練かといいますと、6月の降水量が鹿児島の多くの地点で統計開始以降、年間を通じた月降水量の1位の記録となっていたり、50年に一度の大雨だと言われていたりするほどです。
鹿児島県内各地では1981年から2010年にかけての月間平均降水量は450ミリ位でありますが、今年はその倍以上の1000ミリを越えるところが続出しています。
畑に這うようにしてできるカボチャはみな溶けてしまい、キャベツも消えました。梅雨前に収穫しなかったジャガイモは畑で腐っていきました。日照不足でインゲンが育たず収穫量が落ちていつもより少な目になってしまいました。ゴーヤも日照不足と雨で鮮やかな緑色になる前に下の方から傷んでいっています。井之上さんの貯蔵玉ネギはあまりの湿気で大きいものから傷み始めたり根が生え始めたりしていて、今回からは小さ目のものしか入りません。
生産者さんからかごしまんまに届けられたばかりの野菜でもスタッフがチェックしていくと、いつも以上に廃棄するものがたくさん出ています。雨の中の収穫なので、野菜が傷んでいくのがほんと早いのです。
受粉が必要な野菜は雨でつぼみや花がやられたり虫が飛ばなかったりして結実せず、軒並み不作です。
今からが旬のゴボウも、沼のようになっている畑に入るとゴボウではなく足が抜けなくなるのでなかなか収穫のタイミングが合いません。毎年、梅干し作りのシーズンにあわせて店頭に出始める赤シソや青シソも今年はあまり見られません。みなさんが楽しみにされているトウモロコシも、長雨で畑の土が緩んで倒れやすくなっていたり、生育不良で実の粒々がビッシリつまっていなかったり傷んでいたりしていますので、今年は商品化が厳しいかもしれません。
雨がこんなに長くずーっと続いては、この時期に種まきや植え付けをしなければならない夏野菜もおそらく苦戦することでしょう。
雨の中で種まきしても流されてしまいますし、植え付けした苗も雨に負けて弱っていきますので、生産者さんが夏野菜の準備を何もできないからです。
今年の夏は野菜がどうなることやらとっても不安ではありますが、なんだかんだいってもいつもなんとか乗り越えてきました。無農薬・減農薬栽培で頑張ってくださっている生産者さん、市場で鋭く目を光らせて九州の良い野菜を探す生産者さん双方共に全力で頑張って今年の夏も乗り越えてゆこうと思います。
ここでひとつ宣言(言い訳ともいう)します。
九州の夏野菜セットはゴロゴロ・スカスカです(対訳:南国の太陽に耐えうるゴロゴロした野菜ばかりでスカスカした野菜ばっかりのセットです)。キャベツやニンジンや白菜は夢のまた夢です。
ゴーヤ、オクラ、ピーマン、ナス、キュウリ、トマト、芋類が主力選手になり、葉物野菜を1品か2品ゼイゼイ息切れしながら入れていく感じです。そもそもここ鹿児島の地で夏野菜を10種類以上毎回揃えていくのはホント至難の業で、去年も毎回毎回よくやるなー、と生産者さんも私達かごしまんまスタッフも自分で自分を褒めて笑って(壊れて?)いました。
でもそれが九州の正直な夏野菜です。そしてそれが311以降に選択した私達の食生活です。
今年の夏はいつも以上に九州の野菜が厳しいことが予想されます。
「ゴーヤいらない、キャベツが欲しいの♡」なんて言わずに、さあ頑張って旬の九州野菜を食べる食生活に慣れてください!お願いします!

Edit by 山下 理江