平成24年12月28日(金)

Dec 28. 2012 かごしまんまだより

年末年始に入り、配送量も交通量も増えております。お届けがご希望時間通りにならなかったり遅れたりすることもあるかと思います。お客様には大変ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますがどうぞご理解のほどをよろしくお願いします。

みなさんは子供の給食やおやつ、どうしていますか?私の場合、給食は園におまかせでおやつはかごしまんまの商品などを持参させています。園の給食は地産地消で牛乳もデーリィと聞いたのでそれを信じていることと、仕事が忙しく毎日お弁当を作る余裕がないからです。園のおやつは市販のものが出されるので(特におせんべいの原材料の米が心配で)持参させています。
従業員のみきちゃん(私と同じ避難ママ)は、給食と同じメニューを毎日頑張ってお弁当にして持参させます。地産地消であっても心配だからです。それぞれの考え方や家庭の事情で色々違ってくると思います。
でも子供からの「どうしてみんなは食べているのに食べちゃいけないの?」という問いに、いつも胸が詰まります。自分の子供には食べさせないものを、他の子供が食べているというその現実に心が痛みます。従業員のみきちゃんは子供に「放射能が入っているかいないかわからないの。安全かもしれないし危ないかもしれない。でもわからないものは食べないほうがママはいいと思っているの」と教えているそうです。なるほど、と思い、それからは私も子どもにそう教えています。
鹿児島の園は「避難者」ということを知っているので私たちの心を尊重してくださり、お弁当やおやつ持参を歓迎してくださいます。それはとても救われます。でも千葉にいた頃の園では「なんであなたの子供だけ」という雰囲気がとても強かったように思います。周囲に理解されないことはとてもつらく苦しいことです。
この仕事をしていても、とてもそれを感じます。それでも少しずつ理解者が増えてきて少しずつ気づいてくれる。そしてツイッターやネットやメールでつながり励ましあっていける。そこに幸せを感じながら日々生きています。

あの事故以来、がらりと生活が変わってしまいましたが、子供たちや家族を守れるのは私達です。それぞれの事情や考え方や生き方を尊重しあって同じ空の下、共に励ましあって頑張っていけたら、と願っています。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。桜島からの灰もかぶっています。すみませんが無害ですので丁寧に洗って食べてください。見た目は悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜にカビ・腐敗等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。全て放射能・添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

まだまだ弊社のような小さな企業ではできることも限られていますが、これからも「かごしまんまポリシー」を守り抜くべく頑張って参ります。なにより皆様と皆様のご家族のご健康を心よりお祈り申し上げます。

Edit by 山下 理江