2023年10月後半号

Nov 7. 2023 かごしまんまだより

【端境期】
10月は野菜の端境期(はざかいき)。どの野菜も小さく少なく苦しい時期です。
夏野菜は旬の終わりで固く小さく少なくなり、冬野菜はまだ旬の始まりで小さく少ないためです。
特にキュウリやミニトマト・トマトやピーマンなどの1年中ありそうな野菜の、植物本体が軒並み老化して収穫量が激減して高騰しています。
ほうれん草やキャベツなどの冬野菜も少しずつ出始めましたが、まだ暑さが残る鹿児島では大きくならず虫もたくさんいるので穴だらけ。高冷地栽培の盛んな熊本野菜を仕入れたりもします。
あと数週間ほどで気温がぐっと下がり、冬野菜も元気に大きく育ってきますので、しばしご容赦ください。

【金曜日出荷のみにさせて頂いてから】
おかげさまで週の前半は小豆計画事業に専念できるようになりました。
月曜日に小豆の選別や準備作業をして、火曜日に粒あんをつくって真空パック詰めをし、とうとう10月11日の水曜日、地元の野菜直売所に初納品できました。
感慨深くて、嬉しくて、写真を何枚も撮ってしまいました。
かのや姫小豆の粒あんであんぱんをつくって頂いているベーカリーカフェさんから「粒あんが急になくなってすぐ必要!なるべく早くお願い!」という注文FAXが来た数時間後には、車で届けることができました。
地元の和菓子屋さんやパン屋さんに、小豆計画のパンフと粒あんの試供品を届けて回ることができました。
事業再構築補助金事業の完了報告書づくりも本腰を入れることができて、ただいま佳境に入っております。
膨大な資料集めと報告書のオンパレードですが、時間的余裕ができたのでじっくり取り組むことができます。
事業スタートの今は金銭的には非常に苦しいですが、時間のゆとりができたことで焦りや不安がグッと軽くなりました。
なにより、皆さんからたくさんの応援を頂いていることが頑張れる原動力になっております。
本当にありがとうございます!
かごしまんまHPからも粒あんが買えるように、いま商品ページを作り込み中です。
渋切りを最小限に抑え、栄養分と旨味成分を最大限に残した、小豆と粗糖だけのシンプルな粒あんです。
お水にもこだわって、スペシャルティコーヒー店でもよく採用される浄水器エバーピュアを通した水で小豆を炊いています。
私たちはあんこづくりの初心者で下手クソ。そのぶん色々こだわりました。
「九州産小豆のあんこが食べたいなあ」。かごしまんまを利用してくれる皆さんがずっと思っていた夢。
動き始めることができました。
本当にありがとうございます。
通販事業も、変わらずこれからも頑張ってまいります。
どうぞよろしくお願いします。

今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江