2024年1月12日号

Jan 12. 2024 かごしまんまだより

【2024年が始まりました】
能登地震で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。雪が降る中での避難生活は、想像を絶する厳しさでしょう、本当に胸が潰れる思いです。1日も早く日常生活を取り戻されることを、強く強く願います。
北陸に思いを寄せ、できることをして1日1日を大切に生きていこうと思います。今年もよろしくお願いいたします。
新年はもう一つ深く考える機会がありました。過疎化と高齢化が急速に進む輝北町の温泉に行ったときのことでした。
その温泉のエントランスには、温泉に通う近隣住民の名札がフックに吊り下げられていて、温泉に入っている人の名札は靴箱の靴にとめてありました。他人の靴を間違って履いて帰ることへの防止、自分の靴がどれなのかわからなくなることへの防止、などのお年寄りに優しい工夫がこの名札にありました。
女湯へ行くと脱衣室には歩行器や杖が並び、浴室には介護椅子がありました。
施設のどこを見ても、高齢者が圧倒的に多いのだと感じさせられました。
帰りに近くのファミリーマートに寄ると、店員さんがお年寄りに「お湯が熱いからね、気をつけてね」と大きな声でゆっくり話していました。店内は高齢者比率が高くてびっくりしました。車を運転できないお年寄りには、近所のコンビニがライフラインであることをまざまざと実感しました。
その時に思ったのは「うちのあんこは、この人達に優しい商品なのだろうか」ということ。
添加物を加えずに常温で賞味期限を長くできて、かつ製造しやすいのが現在の真空パックの粒あんです。しかし、これはハサミで封を切って別の保存容器に入れ替えないと、使い勝手がかなり悪い。お年寄りならもっと大変なのではないか、と容易に想像できます。独り暮らしだったらもっと少量のものがいいのではないか、冷蔵庫の中ですぐ見つけられるようにスタンドタイプがいいのではないか、とかやがて必ずくる超高齢化社会を体感とともに考えることができました。
そこで今年の目標は「もっと食べやすい商品開発する!」と決めました。
いま持っている機械類で、できる試作品をどんどんつくっていこうと思います。
年末の最終発送に入れさせて頂いたオマケの粒あんはいかがでしたか?
少量ではありましたが、あえてジッパー式でスタンドタイプのものを試作してみました。
ゼリー飲料のようなスパウトパウチタイプにも充填してみようと思います。

【クラウドファンディング『鹿児島の地小豆を復活させ、地元農業とスイーツを盛り上げたい!』】                                   
クラファン挑戦も、おかげさまで達成率約80%のところまできました。深くお礼申し上げます。 
達成しないとご支援者情報がわからないシステムで、個別にお礼できなくて本当にすみません。                                                                                
『活動報告』には、これまでのかごしまんまの歴史や想い、今日の1日などブログのように色々更新しています。最近では門倉タニアさんとの交流や、地元メディア出演のことなどをUPしています。
ぜひご覧ください。タニアさんと近いうちなにか商品開発しようかとも話していて、今後の展開がとても楽しみです。
クラファン挑戦も今月末まで。この2ヶ月ずっとうるさく騒いでいて、本当に本当にすみません。
まだ販売数も販売経路も少ない今年は、どうしても仕入れ資金調達が厳しく、このクラファン挑戦で、多くの皆さんからのご支援が必要です。どうか応援よろしくお願いします!!
今日も皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江