かごしまんまだより

平成25年6月11日(火)

Jun 11. 2013 かごしまんまだより

かごしまんまでは、各商品の原材料の説明欄が非常に重要だと思っています。
かごしまんまの商品を選ぶ基準は、「九州産である。添加物や農薬・遺伝子組み換えを避ける。」です。
この視点に立って商品を探し、選択します。しかしなかなか低価格で安定した供給元で鮮度を保持し、かつかごしまんま基準を完璧に満たす商品はありません。かごしまんま独自の商品にするには規模もお金もありません。
よって、現時点でこの基準に一番近くてかごしまんまができうる最良のものを商品化するようにしています。
かごしまんまの商品も原材料の詳細をみると、グレーなものがあることがわかります。そしてそれらは決して商品自体の原材料欄には記載されていません。例えば加工品に使用されている「植物油」。この原料はほぼ遺伝子組み換え不分別です。国産の菜種油はとても手間がかかるので生産者が少なく非常に高価なので加工品には使用されません。植物油の大手メーカーはほとんど輸入の遺伝子組み換え不分別原料を使用して植物油を製造しています。そしてなぜか日本では植物油や醤油にすると原料の遺伝子組み換え有無の非表示がOKという法律があります。ですから日本では加工品に使用される植物油は(生活クラブなどの意識が高い一部の団体を除いて)ほぼ全てが遺伝子組み換え不分別いうことがわかってきます。
かごしまんまではそういうグレーな内容も全てわかる限り表示することで消費者の方々に「食品の原料って本当はこんなふうなんだ・・・・ってことは普段食べている食べ物はもっといろいろなものが入っているのだろうな」と想像して考えて頂けたら、という願いを込めています。
そして「やっぱり安心の一番はおうちの手作りの食べ物なのだ」ということを実感して頂けたらかごしまんまとして喜びの極みであります。
添加物を避ける食生活をしていると半年くらいでスーパーなどのお総菜コーナーの商品やコンビニのおにぎりを美味しく感じなくなります。舌の感覚が研ぎ澄まされて、添加物の味がわかるようになります。人工的に造られた保存料や甘味料や香料だらけの味より素朴な昔ながらの味が美味しいと感じ、口内炎も滅多にできなくなります。外食もしなくなりお店で食料を買わなくなりますから食費も減り、食材の産地も限定できて放射能汚染もいっそう避けられます。
そういう食生活の、少しでもお手伝いができますよう、これからも子どもたちのためになるべく安全で体に優しい食材を商品化してまいります。
おうちが一番!てづくりが一番!さあ、楽しんで頑張っていきましょう。
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かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目は悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜にカビ・腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年6月4日(火)

Jun 4. 2013 かごしまんまだより

最近、日田天領水と屋久島縄文水の販売を始めました。どちらも九州の深井戸水で350l、500mlと飲みきりサイズです。大きいサイズの水は屋久島縄文水の1000mlしかありません。なぜなら大きいサイズのペットボトルはまとめ買いで送料無料の激安サイトがたくさんあるのでそちらでご購入いただけるからです。
「今度の遠足や運動会にちょっと欲しいなあ」という時や、「塩麹をつくるのに1本欲しいなあ」という時に野菜セットにお水を同梱していただく、というのを想定しています。

かごしまんまでは、「野菜セットと同梱できる範囲で1週間分のご注文をする」を想定して商品企画をしています。 まとめ買いは送料発生することが多いので、1回のご注文を1箱に抑えるほうが家計に優しいです。
( もし2箱になる時には送料が発生しますので日持ちのする商品を中心に目一杯2箱分注文した方がお得です。)
野菜セットに同梱できる量の目安としては、食パンだけなら4斤まで。米だけなら1袋または2袋。卵は2パック。牛乳だけなら4本。合計金額の目安としては8000円くらいまで。たくさん同梱するのであれば、米やパン、あられ類や黒菓ボーロ、卵、牛乳などの体積が大きいものを避ければより多く入ります。
「1箱に何をどれくらい同梱できるかわからない」場合が多いと思います。締め切り前でしたら、追加削減のご相談をどんどん承ります。とりあえずご注文してみて送料がかかるようなら削減、もOKです。現行のシステムでは追加変更はお客様からはできませんのでどうぞご遠慮なくメール・お電話でご連絡くださいませ。ただし締め切り後、生産者に発注をかけてしまった後の変更はできない場合がございます。ご了承ください。(できれば火曜日と金曜日の午前中は発送業務に必死ですのでお電話はお避け下されば幸いです。)
私達かごしまんまスタッフも「1箱に納まるか微妙だな・・・」という時にはお客様にどんどん相談いたします。
また、「子供がいて毎日お弁当をつくる家庭」を想定していますので、小さくて常温でもOKな牛乳やジュース、こっぺぱんやバーガーパン、ゴマなどを商品にしています。お誕生日に安全な材料で手軽にケーキ作りを楽しんでいただけるよう、ケーキ台と生クリーム(サイズが大きくて申し訳ございません)、無塩バターや薄力粉もあります。
商品ラインナップに、加工品よりも材料が多いのはできるだけ手づくりを楽しんでもらって添加物や遺伝子組み換えなどを避けて欲しい願いを込めているからです。
これからも子どもたちのためになるべく安全で体に優しい食材を商品化してまいります。

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かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目は悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜にカビ・腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年5月28日(火)

May 28. 2013 かごしまんまだより

今日は遺伝子組み換えについてのお話です。
かごしまんまの商品の原材料の欄に「遺伝子組み換え不分別」という表示があるものがあります。それは「植物油」と「微量に使われる材料」です。しかし一般的に売られている商品のほとんどには原材料の植物油や原料に「遺伝子組み換え不使用」なんて記載されていません。これは、「食品の主な原料ではない」場合と「遺伝子やそのタンパク質が製品中に残っていない(例:油、醤油)」場合は表示しなくてもよいことになっているからです。農林水産省のHPの「遺伝子組み換え食品の表示」にも記載されています。例えばポテトチップスの主な原料であるジャガイモには「遺伝子組み換えではない」と表示されていますが、それに使用される植物油や調味料の原料には遺伝子組み換え農産物から作られたものであってもその表示義務がないのです。
一般的な植物油はほとんど全て輸入原料(大豆・なたね・とうもろこし等)で作られます。生活クラブや鹿北製油など一部の企業団体の油製品以外はほぼ遺伝子組み換え不分別原料を使用しています。でもその表示義務がないため私たちは避けたいと思っていても知らず知らずのうちに遺伝子組み換え食品を食べているのです。
本当は、かごしまんまでは原材料に「遺伝子組み換え食品が使用されていない」商品だけを扱いたいと切望しています。
しかしながらそれは自社製品を作れるようになってからだと日々感じています。
現在は、渋るメーカーをなんとか口説いて製品詳細の情報公開をして頂いている状況です。メーカー自身が追える範囲・わかる範囲までしか原材料詳細を追えません。
放射能防御や遺伝子組み換え食品防御の観点からいえばそれら全てを0にしたいのですが、その希望を全て通した商品を作るならば、その商品すべてを買わなければいけません。それがいわゆる自社ブランド製品です。
かごしまんまの規模では全ての商品を完璧にするのは不可能です。例えば1回の注文量に応じて作るかごしまんま食パンはマーガリンや添加物を使わないのでとても安全ですが、厳密に調査しようとしたなら原料のバターの牛の餌はどうなのか、などグレーな部分がどうしても出てきます。牛乳・乳製品はとても難しいです。なぜなら牛乳は1件1件の農家ごとの牛乳ではないからです。地域の農家の牛乳を地域のミルクステーションに集めてそれから加工工場に運ばれます。その農家全てが「遺伝子組み換えの飼料は絶対に使わない」信念があれば消費者としてどんなに嬉しいことでしょう。しかし農家もまず利益を得て生計を立てて生きていかねばなりません。
現在の生乳買取価格では、昨今の飼料の高騰により遺伝子組み換えでない飼料だけを使用するのは農家の経営が成り立ちません。すると牛乳・乳製品の価格が上昇します。価格が上昇しても売れるのならメーカーも農家も喜んでやってくれますが、現在の世の中の主流が「安全性の追求」ではなく「価格競争」である以上、難しいと思います。
遺伝子組み換えでない飼料を使っている気概のある農家だけの牛乳が高価になるのはそういう事情になってきます。
ですから将来的にはかごしまんまでも自社ブランドで「遺伝子組み換えでない乳製品」を作ってみたいです。夢です。
しかし今は協力してくださるメーカーさんや生産者と「できるところまで」安全な商品を開発していくしかかごしまんまではできません。
今のかごしまんまにできることは、その情報の開示です。
都合の悪いことは「国産」や「非表示」にするのではなく、メーカーに協力を仰いでわかることは全て記載する。
それが、全国のママたちの負担を減らすことだと信じています。
理想は「九州産のみ・化学添加物不使用・遺伝子組み換え原料不使用・無農薬・有機栽培」です。
そして「お客様のリクエストをなるべく叶えること」です。
この理想にかごしまんまの現時点での力量で一番近づけた商品のみをこれからもUPしていきます。
ご注文の際に原材料欄をご覧いただき、判断してくだされば幸いです。
メーカーにお問い合わせの電話をしなくてもここなら安心できる。そんな風に感じていただけるお店づくりをこれからも頑張ります。

Edit by 山下 理江

平成25年5月21日(火)

May 21. 2013 かごしまんまだより

原発事故で家に戻れない人々がたくさんいて、廃炉の方法はおろか核廃棄物の処理さえも解決していない現実をよそに、安倍政権になってから原発の再稼働問題が浮上してきたり原発輸出しようとしたりしている日本という国はいったいこれからどうなっていくのでしょう。
鹿児島ではすでに半袖で過ごす日が多く、夏の気配に生き物たちが命を輝かせています。
ビニールハウスではゴーヤやいんげんなどの夏野菜がすでに収穫されています。露地栽培でピーマンなどが収穫できるのももうすぐ。わくわくする季節の到来です。たった1回の事故で、この素晴らしい環境を全て破壊してしまう原発。断固反対です。

さて来週から卵の容器が破卵に強い紙製のパルパックを採用することになりました。
ヤマト運輸さんによると、食品の運送において一番破損しやすいのが卵とスイカだそうです。
かごしまんまでもずっと破卵対策に悩んできました。到着を楽しみにしていたせっかくのごちそう卵が段ボール箱を開けたら割れていた・・・・そんな思いをお客様にさせたくありません。最初生産者に相談しましたが「生産者によると容器の違いでは破卵の頻度はそれほど変わらないと思います。緩衝材や運送時の荷扱いを改善することだと思います」とのことでしたので、エアーパッキンを小さいものから大きいものに変えたり、焼酎やお酒を守る段ボール箱に卵を入れたりヤマト運輸さんに相談したりして破卵の対策をしてきました。それでも破卵は0にならず、発生しました。
「もうこれ以上はできない」「卵をやめようか」と思い悩んでいたところ、何名かのお客様から「こうしたらどうか」というご提案のメールを頂きました。その中で容器を変えるという提案がありました。まずは自分でもどんな容器があるか調べてみました。紙の容器は現在の容器よりも価格が3倍しますが強度も非常に強くなるということなので、卵の段ボールをやめることによって価格の上昇を抑えることにしました。そして生産者のご協力のもと、卵の容器を来週から変えて破卵がなくなるかどうかやってみることにしました。
【ごちそう卵】は非常に人気が高く、「卵が割れてもどうか販売をやめないで欲しい」という声をたくさんお受けします。パルパック採用で破卵がどれだけ防げるかみていきたいと思います。皆様の声がかごしまんまの原動力です。今回もとても勉強になりました。心から感謝いたします。そしてこれからもご意見ご感想をぜひお寄せくださいますようお願い申し上げます。
今回の件である方が、「日々改善、日々挑戦です」とおっしゃってくださいました。それは「もうこれ以上は・・・」と思っていた私達スタッフに大事なことを気づかせてくださったひとことでした。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目は悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜にカビ・腐敗・凍結、また破卵等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年5月14日(火)

May 14. 2013 かごしまんまだより

鹿児島ではあちこちの田んぼからカスタネットのようなカエルの鳴き声が響き渡り、道行く人の服装は半袖が多くなってきました今日この頃ですが、皆様のところはいかがでしょうか?

新商品のお知らせです。
ご要望の多かった【九州パンケーキミックス】が商品に加わりました。市販のホットケーキミックスの価格は2倍ですが美味しさも安心感も2倍です。311以降、私は久しぶりにこれで子供とパンケーキを焼きました。
次に、【5月21日・24日発送日限定の青梅】。これは南高梅という梅の最高品種です。青梅は梅ジュース、カリカリ梅、梅酒作りに適します。特に梅ジュースは梅酒用のビンをホームセンターで買ってくれば、砂糖と梅を1:1で入れてちょっぴり酢をたらすだけで半年間ほとんど手をかけずにできてしまう簡単なものです。
梅ジュースは風邪のひき初めや疲れた時に水やお湯で5倍くらいにして割って飲むと不思議と元気になってしまう、昔からの健康食品です。ぜひチャレンジしてみてください。我が家では毎年6~8kg作ります。
そしてお待たせしました、【特別な日のトマトケチャップ】。鹿児島県産デルモンテ種のトマト100%使用なので、季節限定商品です。今年はトマトの成熟が遅くて発売が去年より遅くなってしまいました。数量限定ですが、売り切れてもトマトの旬の時期は数週間ごとに作っていきますのでちょくちょくHPを覗いてみてください。
そして【鹿児島県産イチゴジャム】も販売予定です。既に250個が農家さんからかごしまんまに届けられております。イチゴと砂糖のみで添加物は一切使用しておりません。こちらも旬の商品です。
旬の商品は旬が終わって売り切れましたら来年までのお楽しみです。
産地をこだわらなかったり保存料などの添加物を入れたり製法を変えたりすれば1年中販売可能ですが、かごしまんまではもちろん産地や添加物にこだわりますのでご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
悲しいお知らせもございます。
現在【草ボウボウ畑のニラ】を供給してくださっている和田農園さんが丹精込めて無農薬で栽培していたニンニクが、収穫目前で赤さび病のため全滅しました。とってもとっても楽しみにしていたニンニクでした。鹿児島のニンニクもとっても美味しいのです。無農薬栽培野菜は消費者には嬉しいものですが、生産者にとっては手間暇と労力が大変負担のかかるものです。しかも病気や虫にやられたら収入ゼロのリスクも負います。
来年はもしかしたら赤さび病の予防のために農薬を少しだけ使用するかもしれません。かごしまんまは農家さんの生活も守りたいので無農薬野菜だけにこだわらず、減農薬栽培も歓迎し応援しています。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目は悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜にカビ・腐敗・凍結、また割卵等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年5月8日(水)

May 8. 2013 かごしまんまだより

GWはいかがお過ごしでしたか?
私は5月1日に水俣病資料館に立ち寄る機会がありました。その日はちょうど慰霊祭の日で、スローガンの書かれた横断幕を掲げた人々もたくさん立っていました。
水俣病はチッソという企業の工場が水銀を含んだ排水を1932年から1968年まで流し続けたことによる公害で、今年になっても認定問題等のニュースが報道されている現在進行形の問題です。
まず1954年に「水俣の猫が皆、気が狂ったようになって死んでしまいネズミが激増した。猫をたくさん飼っても再びどんどん死んでしまい、とうとう市民が役所に泣きついてきた」というニュースが熊本新聞に初めて報道されます。その前から水俣湾では魚がたくさん死に、海辺の鳥たちは飛べなくなってしまう現象が出始めていました。やがて人間にも症状が出始め、1956年には原因不明の病として水俣病が公式確認されます。
当初から魚介類の接種が原因であることがわかっていたにもかかわらず、国や県は食品衛生法を用いて水俣湾産魚介類の摂食禁止することを適用しませんでした。また、水質保全法と工場排水規制法による規制権限行使もしませんでした。チッソは少なくとも1959年には社内実験で自社の工場排水が汚染源と知っていましたが、化学業界の協力も得て東工大教授のアミン中毒説や日本化学工業会理事の爆薬説を展開させました。そして工場排水路にサイクレーターを設置し、その完工式では社長がサイクレーターを通した排水をコップに入れて飲み、安全な排水を世間へ強烈に演出しました。サイクレーターはもともと水銀を除去する目的の装置ではありませんでした。実際には水面下で被害がどんどん拡がっていきました。1960年には毛髪水銀濃度の測定調査も始められました。しかしサイクレーターの設置と「将来、原因が工場排水と決定しても新たな補償要求は一切しない」という非道な契約書を交わした上でのチッソから患者への見舞金が支払われたことで「水俣病は終わった」ムードになり、毛髪調査も立ち消えました。世間では水俣病は忘れ去られましたが、被害者は病の為に手足が震えて涎を流し、寝たきりになり仕事もお金も失い、少なすぎる見舞金に泣き寝入りするしかありませんでした。そして亡くなっていきました。そんな中、新潟でも水俣病が発生することで、支援と団結の輪が新潟や水俣周辺からわき上がり、工場排水中の水銀が原因だということも証明され始め、今も続く長い訴訟や補償問題が始まっていきます。
1968年、ようやく国が「水俣病はチッソの工場排水に含まれたメチル水銀化合物によって生じたものと認められる」という政府見解を発表しました。その年まで実に36年もの間、チッソは有害な排水を流し続けました。
国とチッソは、被害者や遺族には現在までもめ続けるような金額しか補償しませんでしたが、水俣湾を14年の期間と485億円の費用をかけて東京ドーム13.5個分の広い埋め立て地にし、1990年に「エコパーク水俣」という公園を完成させました。そしてチッソは分社化したり公的支援を受けたりして現在も名前を変えて残っています。1997年には熊本県は「水俣湾の魚介類は安全である」と宣言します。しかし水俣病発生から40年近くたった現在、当時漁師だった多くの人々は職を変え、夏みかんを栽培したりして新たな水俣ブランドを作り上げて新たな人生を歩んでいます。そして今も病に苦しむ人々がいます。
・・・水俣病の歴史は福島原発事故のそれと多く重なるような気がしてなりません。
311のあの忌まわしい震災からまだ2年余り。TVや新聞ではもう原発事故は収束したかのような印象です。
しかし、今も厚生労働省などの国のHPや各都道府県のHPを見るとわかりづらいところに出荷制限の食品や原発事故関連の重要なことが記載されています。福島から遠く離れた千葉県などでもタケノコや椎茸の出荷制限が続きます。
歴史が教える多くの公害事件の被害が明るみに出るのは数年後。それまでは加害企業や国からの安全キャンペーンが繰り返されています。そして被害地域のコミュニティの分断と差別。
水俣病の問題は決して過去の話ではありません。現在進行形なのです。今の国と企業の姿勢なのです。
今、私たちは、過去の歴史を学び、どう生きるかを真剣に問われていると思います。

Edit by 山下 理江

平成25年4月23日(火)

Apr 23. 2013 かごしまんまだより

「減農薬」や「無農薬」について今日はお話ししようと思います。
私達消費者はできればキレイで新鮮で無農薬の野菜が食べたいなと願います。でもそれは非常に難易度が高いことです。まず、なぜ農薬を使用するかといいますと、農家の人の苦労を減らすためです。無農薬では例えば大根ですと土壌のセンチュウやジムシから被害を受けると、大根の表面に黒く焦げたようなシミが出来たり穴が開いたりするので見た目が悪くなり市場では売れなくなります。白菜やチンゲン菜などの葉物類ではチョウの幼虫やカタツムリ、エカキムシなどに葉を食われてやはり見た目が悪くなるので売れなくなります。自然の堆肥などで栽培するよりも化学肥料を使う方が、野菜が早く大きく育って収穫後もイキイキとしている時間が長くなります。ジャガイモは保存がきく作物ですが、芽が出ると見た目も味も品質も変わり、やはり売れなくなるので薬品使用や放射線照射をします。キュウリやトマトは病気にとてもなりやすい作物ですのでその予防で農薬を使用します。これらを無農薬でやろうとすると、例えば大根を栽培する前にエンバという麦を栽培するとセンチュウが激減します。葉物を食べる虫の駆除は人の手で1匹1匹取り除いていったり、ハエ取り紙を野菜の周辺に1つ1つ立てていったりします。ジャガイモは発芽していく度に芽かきをして取り除いたりリンゴを一緒に入れてリンゴの持つエチレンで発芽を予防したりします。どれひとつとっても大変な労力と根気のいる作業です。しかしながらスーパーの店頭ではキレイでシャキシャキしていて美味しそうで、農薬・化学肥料まみれの安価な野菜の方が売れていきます。有機栽培・無農薬の野菜は、虫の穴だらけで萎れていたりしていてしかも高価。私達はついつい見た目が綺麗で安い野菜を買ってしまいがちです。
また、現在は無農薬で野菜を栽培・収穫していても、土壌には残留農薬が数年あるので、農薬を使用せずに野菜をつくるには、それ以上の長い年月をかけてそれぞれの作物に適した土壌づくりをしなければなりません。そうやって頑張って栽培した野菜でも病気などの被害にやられたら農家は収入0のリスクを負います。
全くの農薬や化学肥料無しでは野菜が被害を受けるリスクが高すぎるし労力も手間もかかりすぎる、でもなるべく農薬を減らして、できるかぎり安全なものを提供したい、そう思う農家が九州には増えてきています。畜産業が盛んな九州では堆肥や肥料も時間と手間をかけて自分で作る農家もたくさんあります。農薬は野菜が芽を出すときや苗の段階のほんとうに小さなうちに1回使用することが多いです。キャベツなどはその代表例です。
また、有機JAS認定基準の有機農法とは、原則として、播種・植付け前2年以上化学的肥料や農薬を使用しないこと(多年生作物の場合は収穫前3年以上)。原則として、栽培中に化学的肥料や農薬を使用しないこと(多年生作物の場合は収穫前3年以上使用しないこと。)。などの約束事がたくさんあります。
よって、現在無農薬で頑張っても完全に「無農薬・有機農法」とは厳密にはなかなかいえない、という事情もあり、
「減農薬・低農薬」という表記になってまいります。低農薬・減農薬の基準も生協や県や市町村によって色々ありますが、調べてみるとけっこうな量の農薬がOKになっていたりします。
結局はその農家のやり方や考え方よって農薬使用はずいぶん変わってくるものであると思います。
かごしまんまでは、草ボウボウな畑で野菜を作っている農家と契約しています。
HPの生産者紹介のコーナーも参考にして下さいませ。
農家の苦労や負担を減らせば、安全な野菜をより安く供給してもらうことができます。そのためには私たち消費者の野菜や農業への理解が必要です。大根の黒いシミや少しの割れがあったり、葉物野菜に穴が開いていたり虫がついていたり。(今の時期は新ジャガなので大丈夫ですが、)冬にジャガイモから少し芽が出始めていたり。そういったことを「安全で安心な証拠だ」と思えるようになっていけたら、生産者と消費者との距離もグッと近くなり、見た目ではなく本当のおいしくて安心な野菜に出会えるのだと思います。
これからも生産者と努力・協力しあって、放射能汚染を防御し、なるべく農薬や化学肥料に頼らずどこよりも負けない鮮度と量をお客様に提供させていただくよう、一生懸命やってまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

Edit by 山下 理江

平成25年4月16日(火)

Apr 16. 2013 かごしまんまだより

再お知らせです。かごしまんまは4月27日から5月6日までGWによる生産者・従業員の休息確保の為お休みをいただきます。連休前は26日(金)が最終発送で、連休明けは5月8日(水)発送がスタートです。皆様にはご不自由をおかけして大変申し訳ございませんがどうぞよろしくお願い申し上げます。

かごしまんまが去年の3月20日に最初の野菜セットを発送してからもう1年が過ぎました。
あの日の発送はたしか5セットで、父がそれを見てくれたのも最初で最後でした。膵癌で弱り切った体で事務所にやっとの思いで歩いてきた父の、「よかったね。これで喜んでもらえるといいね。安心してもらえるといいね」という言葉が今でも忘れられません。それからすぐの4月9日に父が他界し、今年も父の1周忌など様々な行事に追われ、気がついたらすでに1周年が過ぎていました。
父が病気になる前。まだ千葉に住んでいた2011年の春。TVでは「乳幼児に水道水は飲ませないでください」と報道されていました。鹿児島に住む両親からの段ボール一杯の野菜と何箱ものペットボトルが玄関に届くたび、そのありがたさに涙が出ました。チェルノブイリ事故を調べれば調べるほど、日本の未来が不安になりました。そんな矢先に父の膵臓癌が発覚しました。余命数か月でした。
両親から届く野菜と愛情一杯の段ボール。それを父が生きている間に、全国の同じ気持ちでいる人たちの玄関にも届けたくて両親の住む鹿児島へ母子移住し、この仕事を始めました。手探りで始め、大型冷蔵庫やパソコン、業務用のコピー機、機材・・・出費が増えていきましたが、おかげさまで仲間もお客様もどんどん増えていきました。あっという間に過ぎていった、そんな1年間でした。
これからもずっと「段ボール一杯の安心を届ける」気持ちを忘れずに、届く玄関の向う側を想像しながらかごしまんまを運営していこうとあらためて思います。
かごしまんまの野菜セットや商品で、皆様の家の冷蔵庫が安心と幸せで一杯になりますよう、変わらぬ企業努力を続けてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。見た目は悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それが安全でやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
しかし野菜にカビ・腐敗・凍結、また割卵等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江

平成25年4月9日(火)

Apr 9. 2013 かごしまんまだより

再お知らせです。かごしまんまは4月27日から5月6日までGWによる生産者・従業員の休息確保の為お休みをいただきます。連休前は26日(金)が最終発送で、連休明けは5月8日(水)発送がスタートです。皆様にはご不自由をおかけして大変申し訳ございませんがどうぞよろしくお願い申し上げます。

今日は野菜セットにレンコンが初めて入りました。レンコンはその名の通り、蓮の地下茎なので湖沼地や湿地帯、もしくは水田にしないと栽培できません。さらに粘土質でミネラルや栄養たっぷりの土壌でしかよく育ちません。ですから産地も特定され、新鮮なレンコンに付着している泥は粘土質なのです。九州では佐賀県が主な産地で、あとは熊本や宮崎のほんの一部でしか作られておりません。全国的には霞ケ浦がある茨城県が最大の産地です。

最近、野菜セットをご注文の皆様には「ちょっと古いですが深ネギ」のおまけをおつけしております。
実はこれは、ある農家が契約栽培していた深ネギなのですが、その契約先のバイヤーに深ネギの出来を気に入ってもらえず買い取ってもらえなかったものです。その数6000本!!丹精込めて育てた深ネギです。契約先に断られ落胆して3月初旬に収穫し、かごしまんまに無償でくださったものです。
こんな立派な深ネギがどうして断られたのでしょう。ちょっと大きいな、とは思いますが、せっかく作った農作物を売り物にできないなんて、農家の苦労とその思いははかりしれません。
保存方法に気を付ければネギは長く食べられますので、最近の野菜セットには毎回おまけとしておつけさせて頂いているのです。
311前までは、スーパーや生協系の宅配で「有機栽培」や「減農薬」表示のものを選び、加工品やお菓子などは添加物表示に気を付けて食料を購入していました。でも、311以降はかごしまんまのようなネット通販が買い物には一番いいなあ、と思うようになりました。なぜなら店頭やカタログで選ぶ買物方式では場所や紙面の関係で原材料の産地の詳細や添加物などの詳細を表示することに限界がありますが、かごしまんまのようなネット通販ですとメーカーや生産者からの情報は全て掲載することができます。そればかりでなく生産者の顔や現場の様子、放射能情報などもあわせて簡単に見ることができます。可能な限り新鮮なものを生産者に無理なく提供して頂くために注文した商品は最短でも1週間後に届くという不便さもありますが、311以降の食糧調達方法としてかごしまんまはネット通販という方法を選択してよかったな、と思います。綺麗な写真や買いたい気持ちにさせるようなうたい文句はない商品ページですが、商品チョイスと原材料の詳細開示はこれからも妥協せず、正直であり続けるかごしまんまポリシーを守っていきたいと思います。

また、かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。見た目は悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それが安全でやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
しかし野菜にカビ・腐敗・凍結、また割卵等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。         

Edit by 山下 理江

平成25年4月2日(火)

Apr 2. 2013 かごしまんまだより

再度お知らせです。12日の野菜セットにはレンコン(佐賀県産)が入ります!レンコンはリクエストが多い商品ですが、鹿児島県では栽培していない事と、4kg箱単位で買い付けしなければならない等、扱いが難しかった野菜の一つです。しかし今回、生産者のご厚意により単発ではありますがレンコンを入れられることになりました。こちらのスーパーでも新鮮なレンコンはなかなかない為、私も年末年始以来食べておりません。今からわくわくしております。貴重な佐賀県産の新鮮なレンコンが入るなんてめったにございません。レンコンが食べたいぞーって方はお早めにご注文下さい(野菜セットのみで、レンコン単品販売はございません。)。
もうひとつお知らせです。かごしまんまは4月27日から5月6日までGWによる生産者・従業員の休息確保の為お休みをいただきます。連休前は26日(金)が最終発送で、連休明けは5月8日(水)発送がスタートです。皆様にはご不自由をおかけして大変申し訳ございませんがどうぞよろしくお願い申し上げます。

もともと添加物や農薬や遺伝子組み換えや界面活性剤などを避ける生活をしていました私ですが、311以降はさらに放射能もそれに加わりました。それら全てに満足に配慮したお店や生協はなかったのでこの会社を立ち上げたわけですが、商品開発の際に各メーカーから送られてくる商品規格書(各商品の詳細を記載したもの。商品自体に印刷されている原材料をさらに厳密に記載したもの。)を見るたびに驚きます。例えば商品の原材料には「乳化剤」としか記載されていませんが規格書には「ショ糖脂肪酸エステル」とあります。これはショ糖と脂肪酸が結合したもので危険性はないと言われています。でも化学合成物質です。食品ではありません。できれば取りたくありません。しかしながら、乳化剤がないと舌触りが非常に悪くおいしくありません。だから乳化剤を使用するのです。また、加工品やお菓子に使用される「植物油」も実はほぼ遺伝子組み換え不分別原料で作られています。しかし、商品規格書に記載されているそれらの内容も商品自体には一切記載されません。大豆やジャガ芋やトウモロコシの「非遺伝子組み換え」は表示されていても、悪い内容は記載されないのです。でもかごしまんまの商品ページにはあえてできる限り詳細を掲載しています。私達消費者には知る権利があると思うからです。
放射能の問題だけでなく、昔から多くの業者は安全よりも「売れるかどうか。おいしいかどうか」に視点を置いてきました。業者が悪いのではありません。消費者の多くが「安くておいしいもの」しか求めていないからです。本物の味は高額になり、添加物の偽物の味に慣れた舌では美味しく感じることができず売れないのです。そうして本来の製法で作った昔ながらの味は消滅していき、安価で化学合成物質や薬品まみれで見た目の良い食材や野菜がどんどん売れていくのです。悲しいですがこんな世の中では放射能防御への理解が低いのは当然の結果です。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。また、50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。見た目は悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それが安全でやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
しかし野菜にカビ・腐敗・凍結、また割卵等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江