平成25年6月11日(火)

Jun 11. 2013 かごしまんまだより

かごしまんまでは、各商品の原材料の説明欄が非常に重要だと思っています。
かごしまんまの商品を選ぶ基準は、「九州産である。添加物や農薬・遺伝子組み換えを避ける。」です。
この視点に立って商品を探し、選択します。しかしなかなか低価格で安定した供給元で鮮度を保持し、かつかごしまんま基準を完璧に満たす商品はありません。かごしまんま独自の商品にするには規模もお金もありません。
よって、現時点でこの基準に一番近くてかごしまんまができうる最良のものを商品化するようにしています。
かごしまんまの商品も原材料の詳細をみると、グレーなものがあることがわかります。そしてそれらは決して商品自体の原材料欄には記載されていません。例えば加工品に使用されている「植物油」。この原料はほぼ遺伝子組み換え不分別です。国産の菜種油はとても手間がかかるので生産者が少なく非常に高価なので加工品には使用されません。植物油の大手メーカーはほとんど輸入の遺伝子組み換え不分別原料を使用して植物油を製造しています。そしてなぜか日本では植物油や醤油にすると原料の遺伝子組み換え有無の非表示がOKという法律があります。ですから日本では加工品に使用される植物油は(生活クラブなどの意識が高い一部の団体を除いて)ほぼ全てが遺伝子組み換え不分別いうことがわかってきます。
かごしまんまではそういうグレーな内容も全てわかる限り表示することで消費者の方々に「食品の原料って本当はこんなふうなんだ・・・・ってことは普段食べている食べ物はもっといろいろなものが入っているのだろうな」と想像して考えて頂けたら、という願いを込めています。
そして「やっぱり安心の一番はおうちの手作りの食べ物なのだ」ということを実感して頂けたらかごしまんまとして喜びの極みであります。
添加物を避ける食生活をしていると半年くらいでスーパーなどのお総菜コーナーの商品やコンビニのおにぎりを美味しく感じなくなります。舌の感覚が研ぎ澄まされて、添加物の味がわかるようになります。人工的に造られた保存料や甘味料や香料だらけの味より素朴な昔ながらの味が美味しいと感じ、口内炎も滅多にできなくなります。外食もしなくなりお店で食料を買わなくなりますから食費も減り、食材の産地も限定できて放射能汚染もいっそう避けられます。
そういう食生活の、少しでもお手伝いができますよう、これからも子どもたちのためになるべく安全で体に優しい食材を商品化してまいります。
おうちが一番!てづくりが一番!さあ、楽しんで頑張っていきましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目は悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜にカビ・腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江