平成24年10月5日(金)

Oct 5. 2012 かごしまんまだより

鹿児島もここ数日でぐっと秋の気配になってきました。まだまだ半袖でも日中は過ごせますが、夜は少し肌寒いです。
もうすぐ葉物野菜が出回る季節になりそうです。ほうれん草やレタスや人参、大根・・・早く食べたいですね。鹿児島でもスーパーでは季節に関係なくそれらの野菜が並びます。産地を見ますと北海道や長野、群馬、青森が多く、福島県産は見かけません。果物で少し見かける程度です。なぜか関西地方の野菜も皆無です。この事実についてどうしてだろう?と考えてしまいます。
流通システムの発達で、関東東北の野菜や果物、食品が遠く鹿児島にも運ばれてきます。
どこにいても内部被ばくの危険性は変わりません。それなのにここ鹿児島では多くの人が原発事故の事は遠い対岸の火事としてとらえており、自分たちにも危険性があるという認識は薄いです。
特に子供たちの給食。今の季節、無理して人参やレタスを献立に入れなくてもいいのになあ、鹿児島や九州の旬のものを食べればいいのではないか、と切実に思います。日本全国で起きているこの給食への不安。子供たちの食べ物だけでもなんとかならないものでしょうか。大量発注・安定収入の給食は、一部の大人のお金と欲望が優先され子供たちの安全は守られないのでしょうか。切なくなります。
そして生産者の意識。「原料、肥料や腐葉土、魚粉なども産地を慎重に選ばないといけない」ということを話すとびっくり怪訝な顔をされる方も多いです。「国の指導で流通しているのだから大丈夫」という認識です。それを一つ一つ説明し、ゆっくりでも理解してもらうことからかごしまんまの商品開発は始まります。放射能に対して理解してくれない人に説明していくのは根気がいる作業です。。。。。

かごしまんまの野菜は、農薬や化学肥料を極力使用しないので、市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届くまでに見た目が少し悪くなっているかもしれません。虫が一緒に眠っているかもしれません。 
特に今は虫たちの季節です。すみませんが無害ですので丁寧に洗って食べてください。見た目は悪いですが、穴が開いている葉も食べられます。
それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜にカビ・腐敗等ございましたら遠慮なくお申し出ください。

その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
まだまだ弊社のような小さな企業ではできることも限られていますが、これからも「かごしまんまポリシー」を守り抜くべく頑張って参ります。
なにより皆様と皆様のご家族のご健康を心よりお祈り申し上げます。

Edit by 山下 理江