平成24年10月16日(火)

Oct 16. 2012 かごしまんまだより

大根、かぼちゃ、キャベツ、チンゲン菜、小松菜、なっぱ・・・・本日の野菜セットは秋の季節感たっぷりの内容となりました。こちらでもまだ日中は半袖ですが、夜は長袖で過ごすようになりました。鹿児島に移住して2回目の秋冬を迎えます。

手探りでこの事業をスタートして半年が過ぎました。
生産者の気持ち、流通の方々の気持ち、痛いほどわかるようになりました。東日本の商品流通がなかなか変えられないのも、そこには人間同士の心が存在することもわかってきました。相手を思いやり、むげに発注を止めることはできません。みんな必死に生きている人間同士です。
原発事故は一夜にして日本中の食の安全を奪いました。
今まで何も疑問を持たず生きてきて、国や電力会社の戦略に流されてしまったことに後悔しています。
微力ながらも、残された安全な食を守ることがかごしまんまの使命と考えています。
かごしまんまは311以降にできた会社の強みとして、既存の企業にはできない新たな基準と目線で生産者を選択し、そして生産者に提案できます。私たちの思いに共感し協力してくださる生産者を大切にしていきます。
そういうパートナーシップの中、もしも九州の原発事故が起きたら生産者を大切にしながら食の安全を守る自信がありません。
その時は、かごしまんまをたたまなければならないかなと覚悟しています。

かごしまんまの野菜は、農薬や化学肥料を極力使用しないので、市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届くまでに見た目が少し悪くなっているかもしれません。虫が一緒に眠っているかもしれません。 
特に今はまだ虫たちの季節です。すみませんが無害ですので丁寧に洗って食べてください。見た目は悪いですが、穴が開いている葉も食べられます。
それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜にカビ・腐敗等ございましたら遠慮なくお申し出ください。

その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
まだまだ弊社のような小さな企業ではできることも限られていますが、これからも「かごしまんまポリシー」を守り抜くべく頑張って参ります。
なにより皆様と皆様のご家族のご健康を心よりお祈り申し上げます。

Edit by 山下 理江