平成25年9月18日(水)

Sep 18. 2013 かごしまんまだより

鹿児島では降雨量0の日が続き、野菜の収穫が一番厳しい季節です。幸い先日の台風の影響はありませんでしたが、今回も南国の夏の強い日差しに耐えたゴロゴロした夏野菜のセットとなっております。葉物が山東菜しかなくて申し訳ございません。鹿児島もだいぶ涼しくなって参りましたので秋野菜が少しずつ大きくなってきます。雨よ降れ~雨よ降れ~!と雨乞いする毎日です。

昨日、いつもオクラを持ってきてくれる松野食品さんが、「うちの加工品の原材料も今かごしまんまさんに合わせて変えていっているんだよ。佐賀県産の小麦にしたり、福山つぼ酢にしたり、全く添加物なしの九州産材料の醤油にしたりね。だからこんど試作品を持ってくるから検討してみてよ」と言ってくれました。現在かごしまんまでは松野食品さんの加工品は味噌漬しか取り扱っていませんが、本当はもっと色々作っていらっしゃるところなのです。そこの社長さんがそんなふうに言ってくださったのでとってもとっても嬉しく幸せになりました。こだわりの商品、楽しみですね!

私達は原材料の産地がとても気になり、生産者やメーカーによく問い合わせをします。その際に心がけていることがあります。それはなるべく笑顔で明るく爽やかに聞いて、そしてNGなものがあっても明るさや笑顔を崩さず礼儀正しくお礼を言うことです。この仕事を始めて生産者と深くかかわってきてわかってきたことがあります。それは生産者が一つの商品を世に出すのには、原材料から製法まで全てにこだわって時間をかけて何回もつくりなおしてやっとできあがるということです。生産者の全てが放射能の知識や危機感があるわけではありません。それぞれ「お客様に喜ばれて買ってもらえる商品をつくりたい」と願ってその商品を世に出しています。それを暗い顔で原材料を細かく聞いてしかもNGだと言われたら「なにこのひと!」という不快な感情になることでしょう。でも明るい顔で礼儀正しく聞いてきたのに、買わないで帰っていくのを見たら「買わないのはどうしてだろう?」と思ったり考えたりしてくれるものです。
笑顔で尋ねる。するとなぜか相手もつられて笑顔で答えてくれるので産地確認がしやすくなりますヨ♪相手が理由を聞いてきたら、その理由も笑顔で明るく言うようにすると相手もなぜかずっと笑顔で話してくれます。
そして、放射脳な私達のイメージもUPするのではないかと思います。ぜひ、産地確認をお店の人にする際は明るくとびっきりの笑顔でしてみてください。

かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。それでも低農薬、有機農業、季節のお野菜にこだわり続けます。それが体にやさしい自然の恵みだと考えています。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。
野菜に腐敗・凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。

その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。
一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。
ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。

Edit by 山下 理江