年末は商品の到着遅延により多くの皆様にご迷惑をおかけしまして、大変申し訳ございませんでした。この度の経験と反省を生かし、今後はご注文の集中が予測される発送日はあらかじめ2日間の発送体制にし、多くのお客様のニーズに応えてかつ生産者やスタッフに無理をさせないよう鋭意努力いたします。
お正月休みは久々にゆとりがあり、ゆっくりとした時間を過ごせました。スーパーなどお店をじっくり見て回る機会もありました。親というのは子供になるべく安全なものを食べさせたいし健康に育ってもらいたいと願うものだと思うのですが、そこに広がる現実は企業側の都合ばかりが見える悲しいものでした。例えば子供達が大好きなキャラクターが印刷されたウインナーや魚肉ソーセージ。原材料欄には亜硝酸ナトリウムやリン酸塩や合成着色料、保存料などが名を連ねます。子供達の大好きなお菓子や菓子パンにもマーガリンや人工甘味料や合成着色料、保存料、乳化剤などたくさんの添加物が入っています。これらの中には諸外国が食品に添加するのを禁止または制限しているものも多くあります。そこには子供達に安全で良いものを食べてもらおうという理念は伝わっては来ません。感じるのはただ、コスト削減とキャラクターを使用して見た目と価格を重視した「売れればいい」という企業側の身勝手さです。
そして多くの人は「市場に出ているのは安心。お店に出ているのは安心」という思い込みで、何の疑問も持たずに買って食べています。手に取るものは本当に安心なのでしょうか。自分で調べて考えてみるといかに危険なものが我々の口に入っていることがわかります。
例えば市販品の大半のウインナーやハムやベーコンに入っている、リン酸塩や亜硝酸ナトリウム。これらは肉のくっつきを高めたりきれいな発色を維持したりする効果があります。ラットを使った実験において、リン酸塩は腎臓に障害が出たり尿細管に炎症が出たりすることがわかっています。リン酸をたくさん摂るとカルシウムの吸収が悪くなると言われています。亜硝酸ナトリウムは非常に毒性が強く、猛毒の青酸カリとほぼ同量の致死量ですし、また食肉中のアミンと結びついてニトロソアミンという発がん性物質にも変化することもわかっています。
ほとんどの市販のウインナーは、かごしまんまのように【無塩せき】ではありません。生協や一部の健康にこだわりを持ったお店以外、誰も気にしていない世の中なのです。放射能に関する関心と同じです。そんな日本では給食も子供達の健康や安全を守っているとは思えません。給食のソーセージが無塩せきだとは聞いたこともありませんし、原発事故後も秋には全国の給食で旬のサンマが出ましたし、親が抗議しないと学校や行政は何も動かず検査もせずにきのこ類をはじめ危険そうな食材がたくさん給食で使用されてきました。漏れていない、大丈夫だ、と政府は言い続けてきながら実際には日本の土地も海も酷く汚染させられました。それでも日本では子供達を守るような社会体制や雰囲気がまるで確立されていません。ですから公園の一角に除染後の放射性廃棄物が平気で山積みされているのです。
そんな日本で子供を守れるのは唯一、私たち親だけです。全て完璧にすることはできませんが、なるべく安全で良いものを選択する権利が消費者にあります。私達消費者は、企業側の都合に踊らされて買うのではなく、企業と手を繋いで自分でも勉強を重ねながら商品を丁寧に選択して手に取るべきであると思います。
かごしまんまの野菜は農薬や化学肥料を極力使用しないので、見た目も悪く市場のものより輸送に弱いです。もしかしたらお手元に届く際に虫が一緒に眠っているかもしれません。50km離れた桜島からの灰もかぶっています。すみませんが丁寧に洗って食べてください。減農薬栽培野菜は見た目が悪いですが、穴が開いていたり形が悪かったり少し割れが入っていたりしても食べられます。どうぞご理解、ご賛同くださいますようお願い申し上げます。野菜に重大な腐敗または凍結等ございましたら遠慮なくお申し出ください。
その他の商品も安全性とおいしさにこだわりぬいたものばかりです。一般の商品よりも不格好なものばかり。しかし全て添加物嫌いの私と避難ママみきちゃんが厳しい目と舌で選んだものばかりです。ここなら安心して買い物ができる。スーパーに並ぶ食品よりもちょっと高くなるかもしれない、でもこれが本当の食品の味。そんなものをかごしまんまでは提供し続けていきたいと願います。