平成26年10月10日(金)

Oct 14. 2014 かごしまんまだより

【サバイバルスキルUPとしてのキャンプという趣味のススメ 其の二】
前回のかごしまんまだよりで少しご紹介させて頂きました、キャンプ。今回はもっと掘り下げてお話ししたいと思います。
311以降、災害時への備えが大切だと言われています。しかしながら災害時のために防災グッズを用意していても、いざという時に使えなかったり、サッと持ち出せたりしなければ意味がありません。[使える]とか[サッと持ち出せる]というのは普段から使っていなければできることではありません。
そこで、防災グッズを揃えるよりも趣味と防災準備を兼ねてキャンプを趣味として始めることをお勧めします。

【キャンプを趣味にするといいことがたくさん】
① 宿泊費用が安くすむ・・・ホテルよりもキャンプ場やコテージの方が断然安い。
② 交通費が安くすむ・・・荷物が多いので必然的に車での移動になります。
③ 自然の中で季節を感じながら生きる喜びを味わえる。
④ サバイバルスキルが上がる・・・キャンプの回数をこなすことにより、車への荷物の載せ方・必要な荷物と量がわかってくる、寝袋で寝られるようになる、テントの設営・撤収が早く上手くなる、その場にあるもので調理して食べられるようになる、たき火のやり方(火のおこしかた・始末の仕方)がわかるようになる、炊飯器ではなく火でご飯が炊けるようになる、ロープワークができるようになる
特に④が災害時にはとても重要で役に立つことだと思います。
311でもその他の災害でも、自衛隊などの助けが来るまでに数日間かかることが多くありました。その際にキャンプ用品やサバイバルスキルがあればとても役に立ちます。体育館などの避難所で寝泊まりしなければならない場合でも、自分専用の寝袋やマットがあれば快適です。また、普段から寝袋で眠る訓練をしていれば災害時でも不眠にならずに体力の消耗を防げます。テントがあればプライバシー性も保つことができます。

【防災に役立つキャンプ用品】
① 寝袋(どこでも寝られる)
② 寝袋の下に敷くマット(冷気を防いだり、寝心地を良くしたりする)
③ 懐中電灯かランタン(夜のトイレに便利。キャンプや災害時は電気はありません)
④ カセットコンロと予備カセット(キャンプ専門店でなくてもコンビニでも買えるカセットが便利)
⑤ トイレットペーパー、キッチンペーパー、アルミホイル、サランラップ、ウエットティッシュ、雑巾
⑥ ハサミ・缶切り(いざという時、空き缶でご飯を炊いたり調理したりできる)
⑦ 食器・調味料・調理用具・洗剤・スポンジたわし
⑧ ライター・焚き火台(火をおこすことに慣れているとホント便利です)
⑨ ロープ・洗濯バサミ(ちょっとタオルなど乾かすのに便利)・洗剤・石鹸
⑩ テント

【キャンプ用品の専用ボックスをつくろう】
日常使っているものをキャンプの度に揃えて用意して・・・というよりも、専用ボックスをつくると毎回のパッキングも片づけも楽ですし、いざという時にすぐ持ち出せます。専用ボックスには水と米も常備しましょう。
インターネットで「キャンプ 防災」で検索してみるとたくさん役立ちそうなヒントがでてきます。
キャンプ用品の世界も奥が深くて楽しいですよ~。鹿児島にもぜひ保養を兼ねてキャンプしに来てくださいませ。

Edit by 山下 理江