平成27年1月14日

Jan 13. 2015 かごしまんまだより

新年からのご利用に心から感謝いたします。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

【山下家の正月】
りえし「やったー、おせちだ♪煮しめだ♪・・・あれ・・・この昆布巻・・・かんぴょう・・・?」
おババ「かんぴょうなわけないよ!かんぴょうだと理江に怒られるから割り干し大根で巻いたんだよ(怒)。かんぴょうは絶対栃木とか中国だからダメだって理江が言ったんだよ」
りえし「ああ(今回は、)覚えていてくれたんだ、ありがとう。(恐る恐る)・・・で。昆布は・・・?」
おババ「理江がくれた長崎産だよ(怒)!北海道産と違って薄いからふやかすのに苦労したわ、まったく。中身も(うるさく言われるから)魚じゃなくて鶏肉にしてんだよ」
りえし「うおおおお~!ありがとう!!」

おババ(母)は放射NOではありません。関東の親戚や知人から届く深谷ねぎや梨をモリモリ一人で食べます。ただ、娘(私・理江)のためにOKなフードとNGなフードを覚えています。NGな原料のフードはつくっても私が食べないし私が子供にも食べさせないからです。必然的に放射ノウハウを蓄積していきました。
そうしておババと3年間住んで、やっとこのお正月のおせちで安心できました。
皆様からすればこんな羨ましい理解力(?)のおババともまあ色々ありまして、決して仲が悪いわけではないのですが、台所は他人に任せられないおババの気性等まあ色々ありまして・・・・(以下、自主的に省略)。子供達をもっとのびのび育てたくて歩いていける距離のところに私と子供2人で独立して住むことにしました。この年末年始休みはただただ引っ越しとその片付けに追われました。
先日スーパーを覗いてみると、熊本産と福岡産の七草粥用の「七草セット」が売られていました。「千葉にいた頃は生活クラブで買っていたなあ」と懐かしく思いだしながら購入しました。
さっそく新居で子供達と一緒に台所に立ち、一緒に七草を水洗いし、一緒に包丁で刻み、一緒におかゆを作りました。千葉にいた頃、当たり前にそうしていた日々のように。普段はしぶしぶ野菜を食べるような子供達がなんとあっという間にペロリと七草粥を茶碗1杯たいらげました。とってもとっても幸せなひとときでした。311があって、そして父が膵臓癌になって、鹿児島のおババの家に住み込んでからずっと子供にも私にも居場所がないような感覚の日々でした。母子で独立してよかったなあ、と心から思いました。

同時に決意したことが1つあります。それは、この七草粥をつくる幸せを来年は全国のかごしまんまのお客様にもお届けしたい!1年がかりで頑張ってやってみよう、ということです。
野草はすぐ萎れてしまうので7日の夜までに全国にお届けするにはギリギリ5日の朝に生産者からかごしまんまに届けてもらって、5日の午前中にすぐに全て発送しなければなりません。かごしまんまでは5日はまだ正月休みです。私とおババと子供達とで発送作業できるように包装も簡素化して、なるべく安く提供できるようにヤマト運輸さんと送料の交渉をして、冬だから通常便で・・・・色々構想(妄想?)が膨らみます。
来年の1月7日の虹に向けて、頑張っていこうと思います。
よーし、今年もやったるでー!なんて意気込むりえしでありました。
神様からの御用と思って、今年も日本の食を守るべくスタッフ一同、真摯に誠実にやってまいります。

Edit by 山下 理江