平成27年3月20日

Mar 19. 2015 かごしまんまだより

【かごしまんまの野菜セット】
かごしまんまの野菜セットは、ご近所の生産者さん数軒と大丸実業さんが市場から買い付ける野菜とで成り立っています。
最初のうちは有機野菜にこだわるあまり遠方の生産者さんからも仕入れていましたが、配送料がかさんで品種も量も少なくなり鮮度も落ちてしまうことが悩みの種でした。お野菜の味はやはりなんといっても鮮度が決め手です。野菜セットは『子供がいる標準的なご家族の1週間分』を想定して、新鮮でかつ量と品種が多いようにしたいので、現在はかごしまんまのご近所でかつ無農薬や減農薬に取り組んでいる生産者さんから仕入れるようにしています。しかしかごしまんまのある鹿屋市は、旧海軍鹿屋航空基地(現在は海上自衛隊基地)が存在していたことからもわかるように鹿児島県きっての大きな平野です。標高が高いところがなく高原野菜ができません。さらに南国なので、作付けできる野菜が決まってきてしまいます。例えば今の時期はどの生産者さんも大根や小松菜、新玉ネギを作っていて、かごしまんまに営業に来られるのでお断りするのが大変なくらいです。
特に鹿児島の夏は野菜にとって厳しく、あまりの日差しの強さに葉物はほとんどつくれません。見渡すかぎりイモ、イモ、イモ・・・畑になってしまいます。もともと無農薬・減農薬野菜は大量生産できません。その上できる野菜が決まってきてしまう夏は本当にきついです。なので、年間を通して新鮮でかつバラエティ溢れる野菜セットに安定させるために、市場に買い付けに行ける大丸実業さんから毎回2~4品目仕入れています。これにより、鹿屋市以外の近郊野菜や佐賀のレンコンなど特定産地でしか栽培できない野菜も比較的低価格で新鮮なまま仕入れることができるのでバランス良い野菜セットになります。ただ、市場で買い付けした野菜は減農薬かどうか調べられないことも多いのが欠点ですね。なので大丸実業さんは、なるべく農家さんが直接市場に持ち込んできてくれている野菜を買い付けするようにしてくださっています。
鹿児島県鹿屋市という土地の特徴を生かし、新鮮で、なるべく減農薬、なるべくたくさん、なるべくバラエティに富んだ品種の野菜セットにするためにこういうスタイルになりました。

放射能や添加物や農薬への防御生活は一生続くものです。普通のご家庭がなるべく負担が少なくなるべく長く防御生活を続けられるように、ということを一番に願っています。完全な防御はできないですが、これからもバランスよいこだわりを持ってなるべく低価格で安心な野菜や食材をご提供させて頂けるよう頑張っていきますね。

【お肉の進捗状況】
はじめは鹿児島県産の普通のお肉を、と思って商品開発していましたが、やはり餌や育て方を調べれば調べるほど普通のお肉は悶々としてしまいます。豚は黒豚のほうがより安心な飼育と飼料でした。鶏も普通のものは抗生物質や抗菌剤使用していたり飼育方法が不健康だったりしますね・・・。そりゃ安いお肉はそうなってきますよね・・・・。でもこだわれば価格も上がります・・・。生産者さんと消費者の皆さんにはお待たせして申し訳ございませんが、もう少し待っていて下さい。安心へのこだわりと価格とのにらめっこが続きます・・・。

【乳製品の価格が上がります】
4月から九州の牛乳・乳製品の価格が1kgあたり10円ぐらいづつ上がることになりました。かごしまんまは予約販売という形態上、もう4月分のご注文も多く頂いております。かごしまんまは4月1日発送分から価格を上げる、ということがシステム上できないため、大変申し訳ございませんが既に価格改定させていただきました。ご理解よろしくお願い申し上げます。

Edit by 山下 理江