かごしまんまでは仕事中にラジオがかかっているのですが、今日はラジオのパーソナリティが「青梅は金属の棒で落とすのではなくできれば竹などで落とすのがいいと言われています」と話していました。鹿児島ではこの時期は梅の収穫方法がラジオで普通に流れてくるほど梅ジュース(梅シロップとも言います)・梅酒・梅干しづくりが盛んです。
【商品へ込められた願い(青梅・金柑・本葛・馬油編)】
かごしまんまでは主に日常的な食材や野菜を商品化するように心がけておりますが、たまに異色な食材も商品ラインナップしています。青梅、きんかん(現在は収穫期でない為販売していません)、本葛、馬油がそうです。これらは決して日常的に必要なものではありません。今回はその青梅、きんかん、本葛、馬油に込めた願いをご紹介します。
私達は311以降、被曝に気を付けて生活しています。
疲れた時や体調不良または風邪をひきそうな時にドリンク剤や漢方薬などを薬局で探すと、やっぱり何も買えないでいることが多いのではないでしょうか。「このドリンク剤はどこの水で作られているのだろう?」「この漢方薬の薬草はどこで栽培されたものだろう?」「この保湿クリームはどういう原料でどこの工場で製造されているのだろう?」そういうことを考え始めるとスーパーで食材を選ぶ時と同じように悲しくつらく孤独になります。私もそうです。でも九州・鹿児島県産のもので昔ながらの梅ジュースや金柑の甘露煮、本葛、馬油を家に常備するようになってからは本当に安心できるようになりました。
東日本に住まわれている方から「疲れやすくなった」「電車内アナウンスで急病人が出たという放送を聞いた」「風邪などひきやすくなった」という声をしばしばお聴きすることが多くなってきました。
放射能汚染地となってしまった現在の日本で生きるなかで、良好な体調でいるために、または少しでも体調不良になりそうな時の手助けになればいいな、と願いを込めて商品化しているのがこれら青梅、きんかん、本葛、馬油なのです。
梅ジュースは風邪や肉体疲労に効くと言われています。
金柑も喉や風邪にいいそうです。
本葛は有名な漢方薬の葛根湯の主原料と同じ葛根のでんぷんなので、日本では昔から薬代わりとして重宝されているものです。
馬油は天然の保湿クリームです。
これらが納得できる原料と産地なので安心感がまるで違います。
そして自分で頑張ってつくった梅ジュースや金柑の甘露煮の愛おしさは格別です。
意外にも簡単にできてしまうものです。つくる過程も面白さがあります。そして子供たちには母の味の記憶のひとつとなることでしょう。
本葛でつくる葛湯も、漢方薬の葛根湯よりはるかに安くて飲みやすくて美味しくて体が温まります。
『心から安心できてしかも身体の不調に効く』、そういう思い込みがまた精神的にもとても良いのかもしれません。
最近では体調がおかしいなと思ったらこれらを頑張って飲んだり食べたりして体調を整えるようにしているので、風邪をあまりひかなくなりました。
梅ジュースや金柑の甘露煮は母が作っていたので早くから商品化していましたが、本葛や馬油はかごしまんまのお客様から教えて頂き商品化したものです。心から感謝いたします。皆さんこれからもどうぞご指導ください。
さあ、今は青梅が旬(6月初旬位まで)です。この時期を逃すと梅ジュースは作れません。今まで手作りしたことがなくても大丈夫。簡単なレシピをお付けします。今年は頑張って梅ジュースを手作りしてみませんか。
平成27年5月19日
Edit by 山下 理江