【もやし販売終了の舞台裏】
皆さんから悲鳴が上がっている『もやし終了のお知らせ』ですが、本当に申し訳なく思います、すみません。
「やはり傷みやすく日持ちがしないからね~」というお声が多いのですが、そうではないんです涙。
呪われているのか、もやしに関してここ数年間ずーっと色々なトラブルが起きていたんです。
さあ、その数々ご紹介しましょう!・・・おっと、その前にもやしについてアウトラインを。
もやしは傷みやすく鮮度が勝負なので、出荷日の朝にメーカーのもやし工場から直送されてきます。その距離は軽く100km。トラブルが起こって再納品は間にあいません。幸いこのメーカーは地元スーパーの関連会社なので、ここ鹿屋市にもそのスーパーがあり、もやしも店頭にあります。なのでトラブルが発生すると、山下がこのスーパーに駆け込んで大量のもやしを買っていました。
改めて実際に起こったトラブルをご紹介しましょう。
・メーカーが納品数を間違える
・発注内容とモノが違う
・メーカーが納品をすっかり忘れている
・配送業者が納入を忘れる
・配送業者が配送中に荷物を全てひっくり返してしまい、さあ大変!なことになっている
・配送中の冷気があたり過ぎて一部凍結している
・・・枚挙にいとまがありません。しかもこのメーカー・スーパー共に笑っちゃうほど非協力的。スーパー店頭にあるとはいえ、メーカーがスーパーに事情を話してもやしを確保してくれることはありません。こちらが直接スーパーに事情を話しても「そんなに買い占められたら困る!」と逆に怒られることもあります。
11月に入り凍結事故が続き、困ってメーカーに「凍結防止にエアパッキンを箱の下部に敷くとか工夫できませんかね?」と聞くと「いやうちは送るだけなんで。そういうことはしません」と仰いまして、とうとう心が折れました。
加えてここ最近はコロナ禍による物流激増で、特に年末は荷物が集中するので遅延の恐れもあります。
おもいきってもやし類をやめることにしました。物流が落ち着いた頃にまたもやし類の取り扱いを検討しますね。
【今年もありがとうございました】
今年は本当に色々あって色々なくなっていった1年でしたね。世界中をあっという間に覆ってしまったコロナ禍は、あらゆる国の政府のリーダーシップや制度や補償の違いを露呈させました。各国が猛烈なコロナ禍という平等な条件下で、日本の政治的体質や民族性の欠点がむき出しになってよくわかった年でもありました。
「ウイルスは人を介してしか移動しない」のがわかっているから各国が再ロックダウンに踏み切る中、withコロナでGoToしてしまった日本。海外から見たらクレイジーでしかありません。結局、我慢の年末年始になりました。
でも明けない夜はありません。止まない雨もありません。大丈夫。世界中のすべての人々が、コロナ禍からの夜明けを信じて頑張っています。
さあ、とびっきり美味しいおうちごはんを楽しんで、あとひと踏ん張りやってまいりましょう♪
今日も皆様の冷蔵庫と食卓が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。
今年も本当に、本当にありがとうございました。