2021年7月前半版

Jul 1. 2021 かごしまんまだより

【九州産小豆のあんこが食べたい】
九州産小豆の今川焼とかあんぱんやおしるこが食べたいな~
思いを抱き続けて10年。
毎年11月になると山奥のおばあちゃん2人がつくった小豆を全量買い取りしていたのが、去年はまさかの収穫ゼロ。もうまる1年手作りあんこを食べてません。できたてのあの、あったかいあんこが恋しい・・・。
調べれば、小豆の生産は北海道が93%を占めていますが、残りの7%は全国各地で栽培されており、鹿児島でも自家用程度に栽培している人はけっこういます。
市場に流通しているほとんどが北海道産。しかも大豆の生産と同様に年々生産者数が減少しているようです。
きゅ、きゅうしゅうさんが食べたい・・・。九州産の小豆で作った商品をお客さんに楽しんでもらいたい。
そこでチャレンジしてみることにしました!
実は2年前にも一度そう思って、鼻息を荒くしてつくったパワーポイント資料片手に商工会議所に相談に行きましたが、その時は笑われてしまいました。「北海道産がブランドなのに、なんで鹿児島で小豆を作らにゃあかんの?別に北海道産でいいじゃない?ってなりますね」と。
でも先日、懲りずに商工会議所へ再び相談しに行きました。すると今度は「面白そうですね!」と好反応。
商工会議所の担当者が変わったからかもしれません。
「とにかくスタートしたぞ!種買って生産者さんと取引先を探して、経営計画練っていこう!」と意気込んで銀行に相談した数日後には、もう井之上さんがやってきました。「役所から聞いたよ、小豆作りたいんだって!5セならつくるよ♪」なんと狭い田舎!なんと頼もしいお言葉!・・・ん?『5セ』ってどんな単位ですか?!
さらに井之上さんが帰って5分後には、銀行の担当者が「どうですか~、小豆の進捗情報は」と来ました。
すかさず私は即答ですよ、「生産者さんの目星もついてきました。5セは確保しましたから(ドヤッ)!」

5セとはどうやら150坪らしいです。わあ広~い。すご~い。
どうか大雨とか台風が来ませんように。虫や細菌に攻撃されませんように。

どうせやるならあんこの中でも一番おいしい丹波大納言種を。
生産者さんが毎年安心して作り続けられるような買取価格を。
台風や大雨などの災害で収穫ゼロの年にも対応できる貯蔵庫を。
かごしまんまオリジナル原料でつくる美味しくて安心な製餡所も。
ワクワクしてます。

おババもかごしまんま敷地内でつくってくれることになりました。(※おババ→我が母)
まだ産声を上げたばかりでどうなるか全くわかりませんが、ツイッターとかごしまんまだよりで随時ご報告させていただきます。がんばりまっせ!!
皆様の冷蔵庫と食卓とおうち時間が安心と幸せで一杯になりますように。同じ空の下、心から願っています。

Edit by 山下 理江